〇おしゃれなリビングダイニング
須崎夏乃「ごちそうさま！」
須崎夏乃「じゃ、学校行ってくるね！」
須崎夏乃（今日は肌寒いらしいけど、長袖なら大丈夫だよね！）

〇ゆるやかな坂道
須崎夏乃「・・・・・・・・・・・・」
須崎夏乃「さっっっっむ!!!」
須崎夏乃「まだ冬じゃないのに!!なんで!?」
須崎夏乃（こんな寒いなら、上着来てくれば良かったな・・・・・・）
芳原冬真「お、おはよ〜・・・・・・」
須崎夏乃「おはよ・・・・・・って、半袖!?なんで!?」
芳原冬真「クソ・・・・・・寒いな・・・・・・」
芳原冬真「でも、耐えきってやる・・・・・・!!」
芳原冬真「はっ・・・・・・クシュン!!クシュン!!」
芳原冬真「やっぱダメだ・・・・・・風が寒い!!」
芳原冬真「早く教室に・・・・・・!!」
須崎夏乃「わっ！待ってよー!!」

〇教室
芳原冬真「全く・・・・・・酷い目に遭ったぜ・・・・・・」
須崎夏乃「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・」
須崎夏乃「そんな・・・・・・半袖なんかで・・・・・・くるから・・・・・・」
芳原冬真「だって、ついこの間まで暑かっただろ!?」
須崎夏乃「秋は寒暖差が激しいから・・・・・・」
須崎夏乃「それにしても、今年は特に暑かったり寒かったり・・・・・・」

〇教室
須崎夏乃「次の時間は体育かー・・・・・・」
須崎夏乃（晴れてきたけど・・・・・・）
須崎夏乃（寒かったし上着来た方がいいよね）

〇白い校舎
　　さんさんと輝く太陽が、夏乃を照りつける。
須崎夏乃「あっっっづい・・・・・・！」
須崎夏乃（朝はあんなに寒かったのに・・・・・・！）
芳原冬真「よぉ！暑そうだな！」
須崎夏乃「冬真・・・・・・なにしに来たの？」
芳原冬真「お前が暑そうだから声掛けにきた」
芳原冬真「お前は勘違いしてるみたいだけど」
芳原冬真「秋ってのは涼しいモンなんだよ」
芳原冬真「最初から薄着にすれば良かったんだ」
須崎夏乃「・・・・・・・・・・・・」
須崎夏乃「別に、暑い分には脱げばいいし」
須崎夏乃「備えあれば憂いなし！」
須崎夏乃「残念でしたー！」
芳原冬真「クソッ・・・・・・!!その手があったか・・・・・・！」
須崎夏乃「それと、今日は夕方からまた冷えるらしいから」
芳原冬真「な・・・・・・」
須崎夏乃「じゃ、授業中だから・・・・・・また後でね」
芳原冬真「くそ・・・・・・秋って何なんだよ・・・・・・！」