1,スピーシーズ魔導学園の天才王子(脚本)
〇宇宙空間
!注意!
今回もBL作品となっていますので苦手な方はご注意下さい!
サウンド等があるお話があるので音量にもご注意を!
〇ヨーロッパの街並み
ベスティア・ノワール「僕達、友達だよね!」
???「うん!友達だよ!」
ベスティア・ノワール「ヘヘッ、ありがとう! また明日な!」
○○!
〇黒背景
あぁ、またこの夢か。
ここ最近、ずっと同じ夢を見る。
その夢は小さい頃の俺の記憶。
まだガキだった俺が知らない子供と遊んで、分かれ道でその子供と別れる。
そしてその時、俺は決まってソイツに友達かどうか問い掛けるのだ。
そこまでは良い。だが、俺はソイツの名前が思い出せない。
いつもいつも、ソイツの名前を呼ぶ瞬間に謎のノイズが聞こえてソイツの名前だけが...
聞こえない。
〇星座
この世界には幾つもの国や島が存在し、人々は魔法という物を利用し暮らしてきた。
大昔に世界の1割程の国が集まり、一つの大国が出来た。
その国の名はアトライブ王国。
アトライブ王国には全ての種族が共存し、大いに栄えていった。
そして100年程前、王国の都市部にスピーシーズ魔導学園という学園が設立された。
その学園には多種族の生徒達が集まり、魔法を学んでいる。
その学園にはアトライブ王国の王子、べスティアも在学しており、魔法に長けている王子は100年に一度の天才と噂されていた。
そんな彼が行き着く先と学園の日々を少々覗いて見ようか...
〇貴族の部屋
「んぅ...」
ベスティア・ノワール(またあの夢か... 一体あの夢は何なんだ...?)
ベスティア・ノワール(まぁ取り敢えず、着替えるか)
ベスティア・ノワール(よし、着替えも済んだことだしさっさと行くとするか...)
〇名門校の校門(看板の文字無し)
スピーシーズ学園へ...
〇ファンタジーの学園
女子生徒「ねぇ、あれベスティア王子じゃない?」
女子生徒「嘘!?どこどこ?」
女子生徒「ほら、今校門通ったじゃん!」
女子生徒「ホントだ!王子も在学してるのは知ってたけど実際に見たのは初めてかも! やっぱりカッコいいわ...!」
女子生徒「キャー!ベスティア王子様ー!」
ベスティア・ノワール「やぁ、皆おはよう。 今日も君達が素敵な学園生活が送れるよう願ってるよ」
「ホントに王子って人気者ね...」
「やっぱり容姿と性格...かしら? その上魔力もすごいんでしょ?」
キーンコーン
カーンコーン
女子生徒「あ!学校始まっちゃうわ!」
女子生徒「ホントね!急がなきゃ! ベスティア王子、失礼致しました!」
ベスティア・ノワール(はぁ、お父様の言っている通りにしている内は何とかなってはいるが... あまり女性は得意になれないな...)
ベスティア・ノワール(と、そろそろ俺も教室に行かないとな...)
〇ファンタジーの教室
「あ!ベスティア王子がいらしたわ!」
「挨拶に行きましょ!」
女子生徒「おはようございます、王子様!」
女子生徒「やはり本日も王子様は麗しいですわ!」
ベスティア・ノワール「おはよう、君達はソシュア家の姉妹...だったかな? 君達こそ今日も麗しいよ」
ソシュア(姉)「まぁ!王子様に名前を覚えて頂けているなんて光栄です!」
ソシュア(妹)「流石王子様です! 噂によればクラスのみならず生徒全員の名前を把握していらっしゃるんでしょう?」
ベスティア・ノワール「確かに生徒全員の名前を把握してはいるけどそこまで尊敬される程のことではないよ」
ソシュア(姉)「ご謙遜なさらずに!」
ソシュア(妹)「王子様は100年に一度の天才とまで言われているお方なのですから! 魔法に物凄く長けていらっしゃるんでしょう?」
ソシュア(姉)「厚かましいとは存じますが魔法を見せていただけませんか!」
ベスティア・ノワール「僕の魔法かい?良いよ、でも少しだけだよ?」
ベスティア・ノワール「The flame is in this palm (炎はこの掌の中に)」
ソシュア(姉)「わぁ...!」
ソシュア(妹)「流石は王子様です! 【フィアンマ・オトリテ(炎の権威)】の通り名がつけられるのも納得ですわ!」
ベスティア・ノワール「あはは... ありがとう...」
ベスティア・ノワール(はぁ、この囲まれる瞬間が一番苦手だ...)
「うわッ!」
男子生徒「おい、何やってんだよw」
男子生徒「ホント、お前はドジだなぁ!」
ベスティア・ノワール「ん?何だ?」
カミア・シェスタルジュ「あはは、またやっちゃった...」
男子生徒「お前、そこで転んだの何回目だよw」
カミア・シェスタルジュ「何回だっけ?覚えてないや!」
男子生徒「10回は超えてんだろな!ホント何でお前は何にもないとこで転ぶんだか!」
ベスティア・ノワール(アイツは...確か、)
カミア・シェスタルジュ...だったか?
初めまして!!
長編になりそうですね。
確かな設定がある感じで、奥行きのある物語になりそうでワクワクします😃
魔法がかっこよかったです、楽しみですね!!