家から近いと言う理由で魔法学園に入学できた件について。

のーあ

第二話(脚本)

家から近いと言う理由で魔法学園に入学できた件について。

のーあ

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〇体育館の舞台袖
疾風(・・・なかなかはじまらない・・・)
  入学式がそろそろ始まるはずなのになかなか始まらない。
疾風(・・・暇だな・・・)
疾風(そうだ 事前に配られたプログラム表を読もう)
  僕はカバンからプログラムを出した。
疾風(・・・あ、あったあった)
疾風(えーっと、なになに?)
  1、校長の話
  2、新入生代表の話
  3、学習方針について
  4、教師紹介
  5、寮について
疾風「こ、校長の話・・・」
  だめだこれ、一番最初に寝る。
疾風(・・・なんとか耐えよう)
校長「はーい静かに〜 お話を始めま〜す」
  きたー!!
校長「えー、みなさん、「サールト学園」へようこそ!」
校長「ここでは様々な魔法について学ぶことができます」
校長「魔法だけでなく、友情、青春、全てここで味わうことができる自信があります!」
  ・・・なんかこの校長面白いかも?
校長「えー・・・みなさん長い話は嫌いだと思うので手短に話します」
校長「学園生活!楽しんでください!! 以上!」
疾風(か、神だー!!!)
  ここまで校長の話で好感度が爆上がりした校長は初めてかもしれない。
校長「次は新入生代表の話ですよ〜」
代表「えー・・・わたしたち新入生はー・・・」
代表「(めちゃくちゃ長い文章) (めちゃくちゃ長い文章)」
疾風(だめだ・・・ねむい・・・)
  一応寝てはいなかったが、うとうとしていて話の内容はほとんど覚えていない。
  ・・・これから大丈夫だろうか。
  ・・・きて・・・・・・
疾風「・・・・・・」
代表「起きてくださいってば!!!」
疾風「ああっ!?」
代表「あなた、私が話してる時からずっと寝てたでしょう!!もう入学式は終わってしまいましたよ!?」
疾風「えっ?!」
  しまった。完全にやらかした・・・
代表「あなたが後々困るだろうと思って寮の部屋番号だけ聞いておいてあげました!!」
代表「あなたの寮の部屋番号は「405号室」ですって!!早く行ったらどうです!?」
疾風「あ・・・ありがとうございます・・・?」
  もしやこの子、ツンデレか?
疾風「あっ、じゃあ僕行きますね!ありがとうございます!!」
代表「・・・べっ別にお礼なんていらないわよ!!」
疾風(ツンデレだー)
  そう思いながら僕は自分の寮の部屋へ向かった。

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