カイダンカイダン

福山 詩(フクヤマ ウタ)

七段目 過去ㇳ次元ト現在ㇳ(脚本)

カイダンカイダン

福山 詩(フクヤマ ウタ)

今すぐ読む

カイダンカイダン
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇地下に続く階段
ゼロ「手伝うって一体何を」
キミエ(すっぴん)「この装置はまだ動いているんだろ」
キミエ(すっぴん)「だったら その次元とやらを移動して 私が犯罪を犯す前に どうにかする」
ゼロ「どうにかって それに」
ゼロ「悪いけど僕の装置じゃ 次元と次元を行き来するのは無理だ」
キミエ(すっぴん)「え だって さっき移動して来たって」
ゼロ「僕の装置は 同じ次元の 階段から階段なら移動できる」
ゼロ「次元から次元を行き来出来るのは 指揮官の装置だけなんだ」
キミエ(すっぴん)「指揮官?」
キミエ(すっぴん)「だったら 指揮官に頼めばいいだろ」
ゼロ「僕は追放された身だ 戻ったら何をされるか」
キミエ(すっぴん)「だからって一生階段を彷徨うのかよ」
ゼロ「う」
ゼロ(確かに ここに居ても どうせ野垂れ死ぬだけだ)
ゼロ「わかった でも絶対に見つからないように」
  行先ヲ 選択シテクダサイ
ゼロ「基地に戻る」
  承知シマシタ

〇牢屋の扉(鍵無し)
キミエ(すっぴん)「ここが基地?扉が沢山並んでいるな」
ゼロ「いや いつもはこんな所へは」
キミエ(すっぴん)「この扉は何だ」
ゼロ「ドアノブに何か引っ掛かってる これはペンダント?」
キミエ(すっぴん)「いや ロケットペンダントだ 中に写真が入ってる」
ゼロ「若い男女が2人で写ってるな」
ゼロ「まずい 誰か来る」
キミエ(すっぴん)「取り敢えず この中へ」

〇ヨーロッパの街並み
とある女「貴方 一人が村の為に犠牲にならなくても いいじゃない」
とある男「ごめん でも誰かが いかないと」
とある女「待って」

〇西洋の街並み
とある男「お願いします この村から手を引いてください」
「うるさい! 汚い手ですがりつくな!」
とある男「うう」
「おい銃を持ってこい 身分の違いを思い知らせてやる」
とある男(やられる)
とある男「そうはさせない」
次元捜査官「こちらA31 ターゲットが凶器を取った」
次元捜査官「ターゲットを連れて帰る」
次元捜査官(あとは装置で 次元の間に連れていけば)
とある女「何してるの」
とある女「駄目よ 馬鹿な真似は辞めなさい」
とある男「離してくれ やらないとこっちがやられる」
とある男「あれ? 何処へ行ったんだ」

〇魔法陣のある研究室
とある女「やめなさ・・・え!?」
次元捜査官「しまった 急に飛び出してきたから」
とある女「何よここ 誰よあんた!」
次元捜査官「ああ くそ 用があるのは男の方だ」
とある女「彼に何をするの?」
次元捜査官「彼は 人を殺す その前に我々がこちらに連れて来るんだ」
とある女「連れてこられたらどうなるの」
次元捜査官「それは 君が知らなくて良いことだよ」
とある女「彼に何かするのね」
とある女「だったら 私が彼の身代わりになる」
次元捜査官「確かに君が残ると あったはずの未来が 根底から無くなる」
次元捜査官「彼が”殺人を犯したであろう未来” は消滅するだろう」
次元捜査官「しかし 君は事件を起こしていない 彼の為にここに残る必要はない」
とある女「彼を救えるなら 私はここに残る」

〇牢屋の扉(鍵無し)
ゼロ「今のは誰かの過去の記憶?」
「ここは”過去の記憶を管理する場所” 貴方達が見たのは」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:八段目 アト一段ガ上ガレナイ君へ

コメント

  • 話がさらに加速的に進みましたね😳
    指揮官も過去に色々あったからこそ、キミエにチャンスを与えてくれたんですね😭
    それにしても「◯◯が好きだから」っていう想いが2人とも似ていて熱いですね!

  • 「好きだから」シンプルでいいですね!😊
    愛は人の心を動かす??
    指揮官はもっと冷徹な人かと思っていました。

  • 指揮官かっこいー!

コメントをもっと見る(9件)

成分キーワード

ページTOPへ