異世界還りの聖女様!

檸檬桃緑茶

Ⅱ-07.冒険者ギルド(脚本)

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〇荷馬車の中
高野 蓮(レン)「兄ちゃん! 次の街楽しみだね!!」
高野 裕翔(ヒロト)「おう!!」
高野 杏奈(アンナ)「ヒロ兄!レン兄!! これ食べよ!!」
高野 裕翔(ヒロト)「うおっ!!!」
  馬車に乗る際、裕翔たちは外に出たら誰にも隙を出さないように演技をすることにした。
  すると・・・・・・
  
  蓮はいつもより幼い感じに・・・
  裕翔は無口に・・・!!!!
  
  
  杏奈は・・・
  裕翔をヒロ兄と、蓮をレン兄と呼ぶようになったのである!!
  演技の仕方がなにか変わっている三人だった。

〇荷馬車の中
  ~1時間後~
高野 蓮(レン)(・・・ 痛ェ!!!!)
高野 裕翔(ヒロト)(板の上に長時間は・・・ おしりに来るな・・・)
  人々が乗る馬車は、”地球”とは違って座る場所がクッションとかでできているわけではない!!
  そのため・・・
  すぐにお尻が痛くなってしまったのだ。
  異世界転生もので、よく馬車とか乗り物を開発する主人公いたけどこれのことか!
  そういうくらい、おしりの痛さは中々辛かった。
  そして・・・
  2人の女性がその姿をずっと見つめていたのだった。

〇西洋風の受付
高野 蓮(レン)「おぉ・・・ ここが冒険者ギルド・・・!!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「よし!!! 登録に行くぞ!!!」
受付「いらっしゃーす!」
受付「ここは冒険者ギルドでーす!」
受付「冒険者登録はお済っですかぁ」
(感じ悪いっ!!!)
高野 裕翔(ヒロト)「コホン・・・ 登録したいんだ!! 俺たち三人!!」
受付「・・・」
受付「恐れ入りますが、年齢制限がございまして・・・」
受付「15歳からとなっております!!」
高野 裕翔(ヒロト)「マジか!! なら、俺だけ──」
受付「あなたも13歳とかですよね?」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・はぁ?」
受付「15歳になってからお越しくださぁーい!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 俺・・・ もう16歳だが!」
受付「はぁ? 私を騙そうとしてます? 嘘は捕まりますよ?」
受付「私をそんな方法で誘惑して、体を狙ってるのね!!」
受付「汚らわしい!!!!!!!!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「何!この受付! 妄想が激しすぎるだろ??」
受付「・・・ はぁ・・・ 『鑑定』して15歳未満だったら・・・ 私の下僕になってね!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・なら、俺が15歳だったらお前を兵に突き出すからな!」
受付「・・・なにあんた! 本当、可愛いのは顔だけじゃい!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「こいつに可愛いと思われてたとか鳥肌が・・・」
受付「こちらに手を触れてください!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
  裕翔は恐る恐る水晶に触れる。
  名前:�� ヒロト
  年齢:16
  職業:魔剣士
  Lv:���
  ステータス:���
受付「も、・・・」
受付「申し訳ございません!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「見た目だけで判断され、適当な対応され・・・ 非常に不愉快なんだが!!!!」
受付「そ、そうしましたら!!! 特例でほかのお連れ様の登録も許可する・・・! ということで・・・ どうでしょーか?」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 受付のあんたが、そんなこと勝手に認めていいのか??」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ お前・・・ まさかと思うが、冒険者登録ってのは本当は・・・ 年齢制限ないんじゃないだろうな?」
受付「そ、そそそそそそんな??????」
受付「子供相手にしたくないけど、君は私の好みだったから!」
受付「私に膝まづかせて下僕にしたかったわけじゃないわよ???」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 本当気持ち悪ぃな・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「もういい!! 別のやつに頼む!」
受付「おーねーがーいー!!! 私を見捨てないでー!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「おい!!! こいつを兵に突き出したいんだが!!」
受付「やーめーてー!!!!」
  いい加減にしろ!!!
高野 裕翔(ヒロト)「???」
受付「あ! ギルマス!!」
ギルマス「・・・受付のあんたがなに調子こいてんの?」
受付「・・・っ!!」
ギルマス「ちゃんと仕事して! この3人は俺が預かるから!!」
受付「そーんーな!!!!」
ギルマス「兵に突き出すよ??」
受付「うぃっす!」
ギルマス「君たち、ちょっと来てくれ!!」
  こうして・・・
  裕翔たちは、ギルマスに連れられ・・・
  ギルマスの部屋へと案内されたのだった。

〇豪華な部屋
ギルマス「さて!! 先程はうちの受付の人間が申し訳ないことをしたね!」
高野 裕翔(ヒロト)「い、いえ・・・」
ギルマス「・・・ 君たちは・・・ ”異世界人”だろ?」
高野 裕翔(ヒロト)「な、なんでそう思うんだ?」
ギルマス「ふふふ♪♪ 俺には『鑑定』があるからね!!!!!! 君たちの隠蔽も読み取るくらいレベルの高い・・・ね!!!!」
ギルマス「それにしても君たち! この世界で無防備は良くないよ!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 無防備のつもりは無いが!!」
ギルマス「この世界は、ほとんどの人間は、欲まみれだからね!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
ギルマス「特に女性は怖い!」
ギルマス「薬を盛られない日の方が無いくらい・・・ 男は危機でいっぱいだ!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・・・・」
ギルマス「君みたいな若い男性は、危なすぎるよ!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
ギルマス「この世界の人間は、しっかりしている男性ほど、俺のように仮面を付けている!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・・・・」
ギルマス「ね? 君、無防備でしょ?」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・・・・」
ギルマス「いいかい? 冒険者登録は3人とも認めよう!」
高野 裕翔(ヒロト)「あ、有難うございます!!」
ギルマス「そのかわり君たちは、少し値段は張るが警備がしっかりしている宿に泊まった方がいい!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ それはどういう──」
ギルマス「・・・ どうやら君たちをずっとつけている女性がいるようなんだ!!!!」
「え????」
ギルマス「安心出来る女はいないから・・・ 基本なにか企んでると思った方がいい!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 異世界・・・ やべぇな・・・」
ギルマス「不安はあるかもしれないけど・・・・・・・・・」
ギルマス「強く生きろよ!!」
高野 裕翔(ヒロト)「解決策なしかよ!!!」
  結局、ギルマスは親切なおっちゃんなだけで・・・
  
  
  高いけど警備のしっかりしている宿と異世界の女は信用するな!
  との・・・
  アドバイスをくれただけだった!

次のエピソード:Ⅱ-08.杏奈プンプン!

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