異世界還りの聖女様!

檸檬桃緑茶

Ⅱ-04.異世界は暗躍塗れ(脚本)

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〇貴族の応接間
  時は、裕翔たちが異世界に召喚されたころまでさかのぼる・・・。
高野 蓮(レン)「ひ、裕翔にいちゃん! 偉い人だったけど・・・ あんなに言いたいこと言って大丈夫なの?」
高野 裕翔(ヒロト)「心配してくれてありがとな!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「でも・・・ この前琢磨から・・・ もし異世界に召喚されたら・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「思ったことは、王様でもはっきりいうこと! 言わないと、奴隷のように扱われるぞ! って言われたんだ!」
高野 蓮(レン)「・・・ なるほど!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「どうやらこの世界では、召喚された人は偉いらしいからな!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・ 蓮や杏奈を危険な目に合わせるぐらいなら・・・ 悪者役は俺が引き受けてやる!」
高野 杏奈(アンナ)「裕翔お兄ちゃん・・・・!!! ありがとう!!」
高野 裕翔(ヒロト)「はい!」
メイド「失礼いたします。 お飲み物と、デザートをお持ちしました!!」
高野 杏奈(アンナ)「わ~~~い!!! やった~~~!!!」
メイド「・・・・・・」
高野 杏奈(アンナ)「ケーキだ~~!!!」
  この時、蓮はお茶やデザートを持ってきたメイドが・・・
  
  杏奈を凝視していたため・・・
  
  
  なにか嫌な予感がした。
  そのため・・・
  
  実は最近覚えた『鑑定』を密かに使うことにする。
高野 蓮(レン)(・・・メイドのステータス・・・・)
高野 蓮(レン)(って!! 暗殺者????!?!?!?)
高野 蓮(レン)(・・・ もしかして・・・・!!!)
  飲み物とデザートに鑑定を使うと・・・
  飲み物・・・魅了薬(微)
  
  ケーキ・・・魅了薬(極)
高野 蓮(レン)「杏奈!!!!!!!」
メイド「・・・どうなさいました???」
高野 蓮(レン)「・・・ケーキも・・・ 飲み物も・・・ 絶対に口にするな・・・」
高野 杏奈(アンナ)「・・・え? 蓮お兄ちゃん??」
高野 蓮(レン)「そこのメイドさん・・・・ この飲み物とデザートに・・・ 人が口にしてはいけない薬が入っているようだけど・・・」
メイド「も、申し訳ありません!!! す、すぐに取り換えさせます!!!!」
高野 蓮(レン)「・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・蓮・・・ 『鑑定』使ったのか???」
高野 蓮(レン)「・・・ はい!!! 飲み物とデザートに魅了薬というものが含まれていました」
高野 裕翔(ヒロト)「なんだと!??!?!?!」
高野 蓮(レン)「・・・ この世界・・・ 気を引き締めないと・・・」
高野 蓮(レン)「一気に飲み込まれますね・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「そうだな・・・ 杏奈も!!! 何かするときは、必ず蓮か俺に言うんだぞ??」
高野 杏奈(アンナ)「わ、わかった!!」
  異世界に来て初っ端から・・・
  薬を盛られかける高野家・・・。
  一瞬たりとも気の抜けない日々が幕を開けるのだった。

〇貴族の応接間
王様「遅くなってすまない!! ゆっくりお休みになられましたかな?」
高野 裕翔(ヒロト)「ゆっくり休んでた時に、魅了薬という薬の入ったものを持ってこられたせいで・・・ 全く休めませんでしたね!」
高野 裕翔(ヒロト)「あなたたちは、俺たちを傀儡にして戦力にしたい・・・ それだけのために呼んだんですか?」
王様「異世界の方よ・・・ 本当に不快な思いをさせてすまぬ!!」
王様「そのようなことをしたものは即刻処罰するゆえひとまず怒りを鎮めてくれないか?」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
王様「もちろん! 我らはお主たちを傀儡にしたいわけではない!!!」
王様「魔王の脅威におびえる民と、被害にあう民を救いたいのだ!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
王様「明日・・・ 鑑定の儀にて・・・・・ 異世界の方々のステータスを見せてほしいのじゃ!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・・ それくらいならいいでしょう!」
王様「よ! よかった!!!」
王様「では!!! また明日!!! よろしく頼む!!」
高野 蓮(レン)「・・・鑑定の儀・・・ 大丈夫ですかね・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「琢磨から職業だけを表示させ、ステータスは文字化けする方法を教えてもらった!!」
「え"ッ!?!?!?!?」
高野 裕翔(ヒロト)「二人は、今日中にその方法を覚えてくれ!!!」
「はーーーーい!!!」

〇貴族の応接間
高野 杏奈(アンナ)「・・・」
高野 杏奈(アンナ)「んッッッ???」
高野 蓮(レン)「杏奈?? どうしたんだ???」
高野 杏奈(アンナ)「遠くの声が・・・聞こえる!!!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・どういうことだ??」
高野 杏奈(アンナ)「私のことを話してるな~って・・・ 私のスキルが反応したの!」
高野 裕翔(ヒロト)「・・・」
高野 裕翔(ヒロト)「なんて言ってる??」
高野 杏奈(アンナ)「聞こえるように! スピーカーにするね!」
高野 蓮(レン)「!!!!!!!!」
  『国王!!あんな異世界人にいいようにされては我々の面目が立ちません!!!』
  『だからといって・・・召喚された幼き子ら二人を秘密裏に戦場に出すのは反対じゃ!』
「あぁ?!?!?」
  『国王!!!これだから馬鹿にされるんですぞ?!』
  『・・・・』
  『見ててください!!!我々がお二人をあの凶悪な男性から引き離して見せます!!』
高野 裕翔(ヒロト)「・・・凶悪な男性・・・ 俺のことか・・・?」
高野 蓮(レン)「僕と杏奈を何だと思ってるんだ!!!!」
  ゆっくりしていた3人は・・・
  
  杏奈のスキルにより、また何か良くないことが起ころうとしていることに気づいたのだった。

次のエピソード:Ⅱ-05.裕翔と蓮が大激怒!

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