助けるまで、何度でも……

レモネード!

最終回 繰り返しの結末(脚本)

助けるまで、何度でも……

レモネード!

今すぐ読む

助けるまで、何度でも……
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇屋上の入口
  1時間前・・・・・・
鈴木愛花「ねぇ、ずっと思ってたんだけどさ」
鈴木愛花「殺人鬼って、どこから私達の跡をつけてるのかな」
野原勇斗「確かにな・・・・・・なんでいつも俺達の行方を知ってんだろ」
鈴木愛花「私・・・・・・犯人に思い当たる節があるんだけどさ」
野原勇斗「えっ!?誰だ!?」
鈴木愛花「前に私をつけてたストーカー・・・・・・」
鈴木愛花「帰り道、いきなり襲いかかってきて・・・・・・」
野原勇斗「ああ、いたな・・・・・・そんな奴」
鈴木愛花「その時は勇斗が助けてくれたから、大丈夫だったけどね」
鈴木愛花「殺人鬼は間違いなく繰り返しのことを知ってる」
鈴木愛花「その度に殺してくるくらい、私達に執着してる」
野原勇斗「それで、ストーカーだとして・・・・・・どうするんだ?」
鈴木愛花「目のつかない場所から学校を出て、挟み撃ちにしてやる」
野原勇斗「はぁっ!?」
鈴木愛花「裏口からこっそり外に出て、ストーカーを見つけて挟み撃ちにする」
鈴木愛花「裏口の鍵なら盗んできたよ」
鈴木愛花「この作戦・・・・・・もし上手くいっても、凄く危険な目に遭うと思う」
鈴木愛花「私は勇斗と生き残るためなら、何だってやる」
鈴木愛花「勇斗がどうするかは・・・・・・勇斗に任せるよ」
野原勇斗「・・・・・・・・・・・・」
野原勇斗「・・・・・・やるに決まってんだろ!」
鈴木愛花「・・・・・・必ずここで」
鈴木愛花「繰り返しを終わりにしようね」
野原勇斗「ああ!」

〇学校の裏門
野原勇斗「追い詰めたぞ!観念しろ!!」
???「クソッ・・・・・・どうやって・・・・・・」
???(大丈夫だ・・・・・・まだ逃げられる・・・・・・)
???(こんな病弱の女、思い切りぶつかれば吹き飛ばせるはず・・・・・・!)
鈴木愛花「っ・・・・・・!」
???「ぎ、ぎゃあああっ!!!」
鈴木愛花「次来たら・・・・・・刺すから!」
???「は・・・・・・はは・・・・・・」
???「ははは・・・・・・!」
???「さ、刺したら・・・・・・刺したらお前は刑務所行きだ・・・・・・!」
???「刺せるわけな──」
???「ぎゃあああぁぁぁっっっ!!!」
???「ああああぁぁぁっっっ!!!」
野原勇斗「クソッ!!逃がすか!!」

〇川に架かる橋
???「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!」
野原勇斗「待てっ!!」
???「っ・・・・・・!」
野原勇斗「危ねっ・・・・・・!」
???「クソッ・・・・・・当たらねぇ・・・・・・!!」

〇街中の階段
???「はぁっ・・・・・・はぁっ・・・・・・!」
???「クソッ!!!」
???「早く・・・・・・早く逃げ──」
???(足が滑っ──!!)
???(く・・・・・・そ・・・・・・)

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

コメント

  • 最終話まですごく面白かったです!

  • 謎を残すラストに、続きがあるんじゃないかって思っちゃって気になります!執筆お疲れ様でした!

ページTOPへ