魔報士の戦場

ぽんたろう

第3話『ダンジョンの罠』(脚本)

魔報士の戦場

ぽんたろう

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〇暗い洞窟
グレン「じゃあ、これから未開のダンジョンに 突入します」
ナナリー「ちなみにC級判定なので 攻略は難しくないはずです」
ルオン「・・・・・・」

〇洞窟の深部
グレン「今のところ、何もないな」
ナナリー「モンスターすら出てこないのが 少し気になるね」
ルオン「このまま何もなければいいよね」

〇暗い洞窟
グレン「宝箱!?」
ルオン「凄い!」
グレン「とりあえず、安全か、鑑定頼む」
ルオン「うん」
ルオン「緑だから安全かな」
グレン「良かった、早速開けよう」
グレン「骨董品だ、美術的価値があるかもな」
ナナリー「帰ったら鑑定してみよう」
グレン「ダンジョンが揺れてる」
ナナリー「それに奥から何か音がしたわね」
ルオン「宝箱と連動していたのかな」
グレン「行ってみようか」

〇魔物の巣窟
  ・・・・・・

〇魔物の巣窟
ルオン「何ここ?」
ナナリー「今までの場所と空気が違う」
ルオン「変異型のダンジョンだったみたいだね」
ナナリー「一気にランクがアップするやつだよね」
グレン「嫌な予感がする」
「モンスターー!」
ナナリー「きゃーーー」
ルオン「ナナリー!!」
ルオン「嘘でしょ!?」
グレン「引き返すぞ!」
グレン「こんなモンスター、見たことない!」
ルオン「ナナリーは!?」
グレン「今は逃げることを最優先だ! 授業で習っただろ!」
ルオン「うん」

〇暗い洞窟
グレン「くそ、追いかけてくる」
グレン「しかも、数が増えてる」
レセ「モンスターの巣だったみたいだな」
ルオン「じゃあ、ナナリーは!?」
グレン「残念だが助からないだろ」
レセ「どうする?このままだと追いつかれるぞ」
ルオン「ごめんね、私の鑑定が甘かったから」
グレン「ルオンのせいじゃないさ」
グレン「リーダーは俺だから 最終的には俺の責任だ」
グレン「だから、ここは俺が食い止める」
レセ「あれだけの数は無茶だ!」
グレン「魔法を使って通路を塞ぐ」
グレン「大丈夫、塞いだらすぐにいくさ」
レセ「戦うなら俺も戦ってやる」
ルオン「そうだよ!」
グレン「パーティールール 『危機に陥った際は命を最優先に行動する』」
グレン「リーダー命令だ」
レセ「分かった」
ルオン「うん」
グレン「泣くな、まだ死んでないぞ」
グレン「レセ君、すまなかったね 無理に誘ったのに危険な目にあわせて」
レセ「気にするな、覚悟してついてきた それに誘ってもらえて嬉しかった」
グレン「今も撮影を続けているなんて 君は魔報士の才能があるよ」
レセ「ありがとう」
グレン「早くいってくれ 詠唱には少し時間がかかる」
グレン「それに巻き添えにする危険もあるからね」
レセ「ああ」
ルオン「うん」
グレン「・・・・・・」
グレン「本当はまだ死にたくないんだけどね」
グレン「死にたくない」

〇洞窟の深部
レセ「どうやら、魔法を発動したみたいだな」
ルオン「グレン平気かな」
レセ「奥から追っ手の気配が消えた」
ルオン「私たちだけになっちゃったね」
レセ「とにかく今はすぐに脱出して助けを呼ぼう」
ルオン「うん」
ルオン「もしかして、グレン!?」
レセ「ルオン落ち着け!」
レセ「離れろ!」
ルオン「え、嘘?」
ルオン「血が!」
レセ「ルオン!」
レセ「爆発で生き残ったやつか」
レセ「ちっ、大したダメージを与えられなかった」
レセ「それよりルオン平気か」
ルオン「・・・・・・うん」
レセ「逃げるぞ」
レセ「あいつも怪我してるから 逃げ切れるかもしれない」

〇洞窟の深部
レセ(ルオンも限界だ)
レセ「手負いの一匹ぐらいなら 俺にもどうにか出来るはず」
レセ「前言撤回」
レセ「もう一匹いたのか」
レセ「せめて、ルオンだけでも逃してやらないと」
レセ「何が起こった!?」
レイド「無事か?」
レセ「はい、あなたは?」
レイド「それより、早く外へ」
レセ「わかりました」

〇薄暗い谷底
レイド「どうやら、モンスターは あれで最後のようだ」
レセ「ルオン!」
ルオン「・・・・・・」
レセ「血が止まらない」
レイド「回復してやる」
レイド「くそ!ダメだ! 傷が深すぎる!」
レセ「すぐに街まで連れて行ってやるからな!」
ルオン「れ、せくん?」
レセ「ルオン、喋るな! 無駄に体力使うな!」
ルオン「よかっ、た」
ルオン「きみだけ、、でも、、」
ルオン「だっしゅ、、つ、で、きたん、、だね」
レセ「今他人の心配してる場合じゃないだろ」
レイド「言わせてあげてくれ」
ルオン「わたしの、せい、で、 みんな、、しん、じゃった」
ルオン「ごめんね」
レセ「謝るな」
ルオン「ね、え、ちゃ、んと、 さつえー、でき、た?」
レセ「ああ」
ルオン「これで」
ルオン「まほ、しになれるね」
ルオン「わたしたち、、、のぶんも、、」
ルオン「ぼうけん、、してね」
ルオン「ほんとうは、、、まほうし あきらめてた、んでしょ?」
レセ「ばれてたのか」
ルオン「うん」
ルオン「わたしを、みてる、、みたいで」
ルオン「みすごせ、、なかったの」
レセ「それで、グレンに頼んでくれたのか」
ルオン「うん」
ルオン「これ、、、うけ、、、、とっ、、、て」
レセ「これって」
ルオン「おま、、、もり、、として うけとって」
レセ「ありがとう」
ルオン「じゃあね、!」
ルオン「・・・・・・」
レセ「ルオン!」
ルオン「・・・・・・」
レイド「せめて、街まで運んで弔おう」
レセ「わかりました」

〇薄暗い谷底
レセ「いろいろと助けていただき ありがとうございました」
レセ「言うのが遅くなってすみません」
レセ「自分はレセ・ソルフィールドって言います」
レイド「私はレイド・ルーツバ」
レイド「あんな状況だ、気にしないでくれ」
レイド「だけど、君の仲間は 残念な結果になってしまったね」
レセ「仕方ありません」
レセ「学生とはいえ、覚悟の上ですから」
レセ「でも、どうしてあなたはあそこに?」
レイド「私はソロで冒険者をしている」
レセ「ソロですか!?」
レイド「まあね」
レイド「ソロだから新規ダンジョン攻略は難しい」
レイド「だから、攻略が終わった後の ダンジョンで取り忘れた宝やアイテムを かき集めてる」
レイド「人はそれを”盗掘”と呼ぶけどね」
レセ「それで自分たちのいた ダンジョンにいたんですか?」
レイド「そういうこと」
レイド「この時期は特に 君らみたいな試験目的の学生がいるからね」
レイド「私にとっては稼ぎどきなんだよ」
レセ「それで助けに来てくれたんですね」
レイド「ああ、爆発音が聞こえたしね」
レイド「異常じゃないことが分かった」
レセ「あなたがいなければ 俺も死んでいたでしょう」
レイド「今日は疲れただろう」
レイド「寝たまえ」
レイド「魔物払いの結界は張っておく」
レセ「ありがとうございます」

〇貴族の応接間
  ロックス社応接室
メリティス「次の公演で 誰を護衛にするか決めたか?」
メリティス「今なら、やはりビルデ一択だろ」
エイリ「えーーー、僕、あいつ嫌いなんだよね」
メリティス「そういうと思った」
メリティス「お前らしい」
メリティス「じゃあ、候補がいるのか?」
エイリ「それをさ、決めに行くのさ」
エイリ「ちょっとさ、気になる子がいるんだよね」

次のエピソード:第4話『やりたいこと』

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