1話 日向悟(脚本)
〇幼稚園の教室
園児「くらえ!必殺ビーム!!」
日向 悟「ギャハハ!そんなもの通じるとでも思っているのか!」
園児「なんだとー!」
保育士「こら!悟くん!静かにしなさい!」
日向 悟「ごめんなさい・・・・・・」
園児「・・・ごめんなさい」
保育士「あら、貴方はいいのよ。誘ったのは悟くんでしょう?」
日向 悟「え・・・・・・」
園児「でも・・・・・・俺の方が騒いでたし」
保育士「いいから!静かにしなさいね!」
日向 悟「・・・・・・」
園児「・・・・・・」
〇教室
日向 悟「はい!答えは3です!」
同級生「うわマジかよww」
小学校教師「えっと・・・・・・違いますよ」
日向 悟「え・・・・・・」
同級生「なあホント面白いよなwww」
小学校教師「じゃあ次は___」
日向 悟「・・・・・・」
〇おしゃれなリビングダイニング
日向 悟「・・・・・・今日学校で問題間違えちゃった」
日向の母親「まあなんてこと!ほんとにあの人の子供かしら!」
日向 悟「あ・・・・・・」
日向 悟「う・・・・・・」
日向の母親「次間違えたら山に捨てます!こんな子要りません!」
日向 悟「ごめんなさい・・・・・・」
日向の母親「はあ・・・・・・」
〇教室
日向 悟「・・・・・・」
同級生「なあ!おはよ!」
日向 悟「・・・・・・」
同級生「だから言ったじゃん〜無視されるって」
日向 悟「・・・・・・」
日向 悟(話したいのに言葉が出ない・・・・・・)
同級生「チッもう行こうぜ」
同級生「待ってよ〜」
日向 悟(いわゆる場面緘黙症だろうな)
日向 悟「・・・・・・」
〇教室
中学校教師「お前ら席に着け〜」
中学校教師「連絡がある、来週は職場体験だ。間違えていつも通りに来ないように」
日向 悟(職場体験か・・・・・・)
中学校教師「じゃあ授業を始めるぞー」
日向 悟「・・・・・・」
〇おしゃれなリビングダイニング
日向 悟「・・・・・・もうすぐ職場体験だって」
日向の母親「あら、そう」
日向 悟「・・・・・・」
日向の母親「・・・・・・」
〇幼稚園の教室
保育士「皆さん〜中学校のお兄さんお姉さんが来てくれたよー」
保育士「じゃあ、自由に遊んであげてください」
同級生「はい!わかりました!」
日向 悟(来てしまった・・・・・・)
同級生「ちょっと、ちゃんと遊んであげなさいよね」
日向 悟「・・・・・・」
同級生「はあ」
日向 悟(どこか逃げるか)
〇デパートの屋上
日向 悟「あ、屋上」
日向 悟「はあ・・・・・・いるだけで疲れる」
日向 悟「ん・・・・・・?」
影山 凛「や、お兄さん」
子供が飛び降りようとしている
日向 悟「あっ、ちょ・・・・・・」
子供を柵から離した
日向 悟「はあはあ・・・・・・」
影山 凛「お兄さん体力無いねー」
日向 悟「な・・・・・・に・・・・・・」
影山 凛「いやさー、飛び降りればしねるかと思って」
日向 悟「え・・・・・・」
影山 凛「でも今日はやめとくよ!お兄さんも来たことだしね!」
日向 悟「はあ・・・・・・」
影山 凛「じゃあねーお兄さん!」
日向 悟「・・・・・・」
日向 悟「あ、待って・・・・・・」
〇幼稚園の教室
保育士「もう!どこに行ってたの!」
保育士「すみません、見つけてくれてありがとうございます」
日向 悟「い、いえ・・・・・・」
影山 凛「いやーちょっとそこまで」
保育士「とりあえず、どこか遠くには行かないでね!」
影山 凛「はーい」
保育士「じゃ、2人で仲良く遊んでてね」
影山 凛「2人で仲良く、だってさ」
日向 悟「・・・・・・」
影山 凛「じゃ、仲良く積み木でもしようか」
日向 悟「・・・・・・」
主人公は辛い過去があって場面緘黙症になってしまっているのですね。
ちなみに今日の夕飯は八宝菜の予定です(((o(*゚▽゚*)o)))