主人公が試験で落ちてしまったので、私(悪役令嬢)は主人公を手助けしようと思います。【幼少期編】

雷楽ライ

ハル(脚本)

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〇寂れた村
  僕は、普通の村に生まれた。
ハルのお母さん「ハル、そろそろご飯にしましょう」
ハル「うん!」
  普通の生活で
ハルのお父さん「ただいまー!」
  普通の家族で
ハル「僕、山菜取りに行ってくる」
ハルのお父さん「気をつけて行くんだぞ」
ハルのお母さん「あ、そういえば今日は雨が降るらしいから、早めに帰ってくるんだよ!」
ハル「わかった!!」
  いつも通りに森に行って
ルマ「おっ!きたか!!」
  いつもの友達と会って

〇森の中
  山菜を集める
ルマ「そういえば、今日貴族の令嬢さんが熱を出しちゃったみたいだぞ?」
ハル「本当?よく知ってるね」
ルマ「なんとなく、そう思っただけなんだけど」
ハル「えぇ・・・」
ハル「ってか、ルマの予想って意外と当たってるよな」
ルマ「まあね〜!」
  ・・・僕の友達の予想は当たる
ルマ「うし、こんなもんだろ。もどろーぜ」

〇寂れた村
ハル「お母さん!戻ったよ!」
ハルのお母さん「おかえりなさい!今日もいっぱい取れたわね!」
ルマ「あれ、ハルのお父さんは?」
ハルのお母さん「奥で木をこっているわ」
  ガッシャーーーーン!!!!
ハルのお母さん「え、ちょっと大丈夫???」
ハルのお父さん「すまん、斧を壊してしまった」
ハルのお母さん「また!?力込めすぎなのよ・・・」
ハルのお父さん「スマン・・・ ハル、申し訳ないが斧を買ってきてくれないか?」
ハル「わかった・・・次はこわなさいでね?」
ハル「・・・ルマも行く?」
ルマ「俺も・・・」
ルマ「・・・!?」
ルマ「・・・いや、俺は残ってていいか?」
ハル「え・・・うん・・・?」
ルマ「ごめんな」
ハル「大丈夫。 じゃあ、行ってくるね!!」
「いってらっしゃい」
ルマ「・・・」
ルマ(・・・・・・この嫌な予感が当たらなければいいのだけれど)

〇ヨーロッパの街並み
ハル「だいぶ夜遅くなっちゃったな」
???「ねぇ、アスカ様が熱を出したというのは本当?」
???「アスカ様ってフランドール公爵家の!?」
ハル(・・・・・・なんだか街中が騒がしいな。 フランドール公爵家・・・??)
???「あー、それ本当らしいですよ 貴族達がざわついてたし」
ハル(貴族・・・熱・・・)

〇森の中
ルマ「そういえば、今日貴族の令嬢さんが熱を出しちゃったみたいだぞ?」

〇ヨーロッパの街並み
ハル(たしか、こんなこと言ってたな・・・ ルマの感は本当にすごいや)
ハル「あっ、すみません、斧売ってませんか?」
売人「はい、一個200売だよ」
ハル「ありがとうございます」

〇ヨーロッパの街並み
売人「おや・・・?」
ハル「雨ですね・・・」
売人「こりゃ大変だ 店をたたまないと・・・」
売人「きみ、雨をしのぐものはあるかい?」
ハル「いえ・・・でも大丈夫です!僕の町は近いので」
売人「そうかい。気を付けるんだよ」
ハル「ありがとうございます」

〇森の中
ハル(早く帰らないと・・・)
  ドカン!!!!!!!
ハル「雷!?!?」
ハル(近くで落ちた・・・)
ハル「気を付けて帰らなきゃ・・・」

〇寂れた村
ハル「・・・・・・!?」
ハル「なんで・・・燃えてるの???」
「ハル!!!!!!!」
ルマ「ごめん・・・おれ・・・・」
ハル「ルマ・・・これはいったい・・・」
ルマ「ごめ・・・おれもわからない ハルを向かいに行こうと森に・・・」
ハル「・・・とりあえず・・・消火を・・・」
ルマ「けほ・・・っ」
ハル「・・・ルマ?」
ハル(・・・医者!!! でも・・・・!!!!!!)
ハル「っ・・・・!!!!!!!」
ハル(お父さん、お母さん・・・すぐ助けを呼ぶから・・・!!!)

〇貴族の部屋
アスカ(少し思い出した・・・ ハルの出身地のエト村は火事で・・・ あの時の火事は雷から出火したもの・・・)
アスカ(記事には生存者は子供二人。 この事件で雷で火災が起こるということで危険視された)
アスカ「サツキ、ハルはもしかしたら雷がトラウマなのかもしれない」
サツキ「雷・・・ですか?」
アスカ「エト村の火災の記事は見たかしら?」
サツキ「はい・・・確か雷で・・・・・・なるほど・・・これからは天気をよく見てから外出しましょうか・・・」
アスカ「そのほうがいいかもね・・・」

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