光(熊)vs風(脚本)
〇屋敷の大広間
カスミ「チッ!!アタイの攻撃が全然当たらないとはね・・・」
四天王エメルダ「オネェ、もう終わり?」
カスミ「しかも息を切らしていないし・・・参ったね・・・」
四天王エメルダ「オネェの相手はこれくらいにして・・・」
四天王エメルダ「いくよ、光国のガキ!!」
ライアス「王子!!」
四天王エメルダ「ほんと、ウザいね!!アンタはガキが死んだ後で可愛いがってあげ・・・!?ヤバっ!!」
トーマス「くっ・・・外したか」
四天王エメルダ「あーもう、アンタもウザいね!!これでもくらいな!!」
トーマス「う・・・視界が・・・!?」
トーマス「うわー!!」
「トーマス!?」
ライアス「このー!!」
カスミ「隙あり!!」
四天王エメルダ「きゃっ!!オネェが相手だから手加減してたケド・・・!!」
四天王エメルダ「マジムカつく!!」
「うわー!!」
「お嬢!? 王子!?」
〇風流な庭園
相棒(シーサー)「ガウ!?」
マルク王子「ありがとう、シーサー」
相棒(シーサー)「ガウ!!」
四天王エメルダ「熊!?何故ここに!?」
相棒(シーサー)「ガウガウ!!」
四天王エメルダ「きゃっ!!油断したわー!!」
相棒(シーサー)「ガウ!?」
四天王エメルダ「よくもやってくれたね!!」
相棒(シーサー)「ガウ・・・」
相棒(シーサー)「ガウガウガウ!!」
四天王エメルダ「熊に目潰しは意味ないか・・・!?」
マルク王子「やぁ!!」
四天王エメルダ「きゃぁぁぁぁ!!」
四天王エメルダ「このガキ!!よくもやってくれたね!!」
カスミ「させないよ!!オラ!!」
四天王エメルダ「オネェ!?」
カスミ「今だ、マルク!!」
マルク王子(父上・・・僕に光の力を・・・!!)
マルク王子「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」
四天王エメルダ「うぅ・・・オネェ・・・」
カスミ「アンタの負けだよ、エメルダ」
四天王エメルダ「そっか・・・ウチの負けか・・・大したガキだよ・・・アンタは・・・」
カスミ「やったな、マルク」
マルク王子「カスミさんやみんなのおかげだよ」
マルク王子「シーサーもありがとうね」
相棒(シーサー)「ガウ!!」
カスミ「この熊、味方なのか?」
マルク王子「うん、アレックスの相棒で僕達の親友だよ」
相棒(シーサー)「ガウ!!」
カスミ「たまげたもんだ・・・」
「王子!!」
マルク王子「あ、二人ともありがとう、大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
マルク王子「じゃあ、城に戻ろう」
「はっ!!」
〇屋敷の大広間
「お嬢!! 王子!!」
カスミ「おうジュウイチベェ、終わったぜ」
マルク王子「エメルダは倒したよ」
風国将軍「何と!?」
将軍の弟「まさか・・・!?」
カスミ「後で埋葬するよ、あんな関係だったけど 従兄弟だしね」
将軍の弟「そうか・・・兄上」
風国将軍「何だ?」
将軍の弟「私の処遇は兄上に委ねます、どうぞよしなに・・・」
風国将軍「わかった、後で下そう・・・これ、弟を牢へ・・・」
風国兵士「はっ!!弟君、こちらへ・・・」
風国将軍「カスミよ」
カスミ「何だい、親方?」
風国将軍「エメルダ亡き今、其方が風の継承者だ」
カスミ「あー・・・そっかわかった・・・父上」
風国将軍「継承するからと言って、呼び方を変える事な無いぞ」
カスミ「そっか・・・」
風国将軍「さて・・・マルク王子、お礼が遅くなり申し訳ありません、此度の事感謝いたします」
風国将軍「そしてアレックス殿、御主とは和解したいのだが?」
黒騎士アレックス「ありがとうございます、将軍、むしろこちらが謝りたいくらいでございます」
風国将軍「よいよい、其方には守ってもらったしな」
風国将軍「ジュウイチベェもよくやってくれた、後で褒美を渡す」
ジュウイチベェ「有難きお言葉・・・ところでアレックスよ」
黒騎士アレックス「何だ?」
ジュウイチベェ「あの槍使いの若いの、儂に貸してくれんか?」
トーマス「俺ですか?」
ジュウイチベェ「何、ちょっと揉んでやろうと思ってな」
トーマス「兄者、俺からもお願いしたいです、あの槍さばきには惚れ惚れしました」
黒騎士アレックス「わかった、ジュウイチベェ殿、俺からもお願いしたい」
ジュウイチベェ「よし!!戦いが終わったばかりで悪いが行くぞ」
トーマス「はっ!!お願い致します」
マルク王子「アレックス、後でシーサーも労ってね」
カスミ「おう、あの熊、アレックスの相棒だって?」
マルク王子(あ、カスミさん・・・アレックスは熊の名前に相棒って付けたの)
カスミ(はぁ!?何だそりゃ!?)
〇謁見の間
四天王ウォルター「エメルダも負けたか・・・」
四天王ラングルフ「本当、子供なのに実力は本物ね・・・うふふ楽しみだわ」
四天王ウォルター「頼むぞラングルフ!!」
四天王ラングルフ「あら珍しい・・・うふふ任せて頂戴、あんな事やこんな事を・・・どうやって遊ぼうかしら」
四天王ウォルター「ラングルフが負けるとは思えぬが・・・万が一の事も考えておかんとな・・・」
〇屋敷の大広間
風国将軍「マルク王子」
マルク王子「何でしょう?」
風国将軍「帝国討伐、カスミも連れて行ってくれぬか?」
マルク王子「え?」
風国将軍「風を継承した今、力を慣れさせるのに、連合軍に同行させるのがカスミの為になるかと、どうかお願い致します」
マルク王子「わかりました、カスミさんの強さはこの目でしっかり見てましたので、こちらからお願いしたいです」
風国将軍「と、言う訳だ、カスミ・・・」
カスミ「親方・・・ありがとう、行ってくるぜ!!」
風国将軍「他の継承者に負けるな!!」
カスミ「ああ!!任せろ!!よろしくな、マルク!!」
マルク王子「はい!!」
今回も相棒が大活躍!彼なしはもう考えられませんね☺