NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

episode4「救世主-メサイア-降臨」(脚本)

NEO IMPACT -O/D SCALE-

イグニス

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〇雲の上
  シリコンバレー上空にて
???「それじゃあ、改めて任務開始するわ」
???「くれぐれも、気をつけてちょうだい」
???「2人ともよろしく頼むわ」
マイク・スティンガー「了解」
デビン・スウィフト「おうよ、いっちょやりますか──!!」
マイク・スティンガー「MUを起動」
  Stand by.......
  
  OK
  
  Open MU System......
  System WILL
  W I L L
  Wavelength
  Integrated
  Logical
  Linter
マイク・スティンガー「ウィル、発進する!!」
デビン・スウィフト「俺も、行くぜ~」
  Stand by.......
  
  OK
  
  Open MU System......
  System BEO
  B E O
  Base
  Embedded
  Operation
デビン・スウィフト「ベオ、出撃だ──!!」
ナディア・ヴィレナーヴ(さあ、今回も見せてちょうだい)
ナディア・ヴィレナーヴ(ウィルとベオがどうなるか・・・)
ナディア・ヴィレナーヴ「・・・ふふふ」
ナディア・ヴィレナーヴ「さあ、みんな!! 私たちも付いて行くわよ!!」
陳莉安(ジン・リアン)「はぁ、めっちゃ気合入ってますね・・・」
キャシア・フレシェット「いいじゃん!! なんだか楽しくなってきたよ~!!」
キャシア・フレシェット「今回もやるぞ~」
陳莉安(ジン・リアン)「もう、戦ってる最中ですよ・・・ もっとピシッとしないと・・・」
キャシア・フレシェット「ごめん、ごめん」
キャシア・フレシェット「ちゃんと、マイクとデビンをサポートしようね~」
陳莉安(ジン・リアン)「まあ、そうですね・・・」
陳莉安(ジン・リアン)「しっかり、やっていきましょう!!」

〇廃墟の倉庫
  廃研究所内にて
アイネ・ラハリア「・・・」
アイネ・ラハリア「あ、あれ・・・ここは・・・?」
???「気がついた??」
アイネ・ラハリア「──?」
カイト・シュナイダー「よかった、起きたみたいだね」
カイト・シュナイダー「さっきまで寝てたから、心配だったよ」
アイネ・ラハリア「そう・・・」
アイネ・ラハリア「・・・」
カイト・シュナイダー「ところで、聞いてもいい?」
アイネ・ラハリア「はい・・・大丈夫ですよ」
カイト・シュナイダー「さっきうなされてたようだけど、何か思い出したの?」
アイネ・ラハリア「まだ確信はないです・・・けど・・・」
アイネ・ラハリア「何か大事な探しものを思い出したようなんです・・・」
アイネ・ラハリア「とても、大事なものです」
カイト・シュナイダー「それは、どういったものなの?」
アイネ・ラハリア「それは・・・O/D SCALE(オーディースケール)って言うんです」
カイト・シュナイダー「O/D SCALE??」
カイト・シュナイダー「初めて聞くけど、それについて何か知ってるの?」
アイネ・ラハリア「すみません・・・残念ながら名前以外思い出せないです・・・」
カイト・シュナイダー「ああ、いや、いいんだよ!!」
カイト・シュナイダー「初めて聞く名前にびっくりしただけで、謝らなくて大丈夫だよ」
カイト・シュナイダー「とても、大事なんだね?」
アイネ・ラハリア「はい、そんな雰囲気を感じるんです・・・」
カイト・シュナイダー「そうなんだね」
カイト・シュナイダー「・・・」
カイト・シュナイダー「もしよかったら、僕もそのO/D SCALEを探す手伝いをしてもいいかな??」
アイネ・ラハリア「えっ!?」
カイト・シュナイダー「僕にはもう居場所はないんだ・・・」
カイト・シュナイダー「もうやれることはないんだって絶望していたけど・・・」
カイト・シュナイダー「目の前で困っている人がいるから、逆に力になれないかって思ったんだ」
カイト・シュナイダー「厚かましいけど、僕にも手伝わせて欲しい!!」
カイト・シュナイダー「これはきっと僕が今生かされている意味なんじゃないかと思うからさ・・・」
カイト・シュナイダー「って、なんか急にごめんね?」
アイネ・ラハリア「不思議な人・・・」
アイネ・ラハリア「見ず知らずの人ですが・・・」
アイネ・ラハリア「不思議と嫌じゃないです」
アイネ・ラハリア「どうか、私と一緒にO/D SCALEを探して・・・ください」
カイト・シュナイダー「うん、ぜひ!!」
カイト・シュナイダー「それじゃあ、早速・・・」
カイト・シュナイダー「なんだ!? 外から音が聞こえた!?」
カイト・シュナイダー「危なさそうだから、僕のMUに一緒に乗って!!」
アイネ・ラハリア「(頷く)」

〇巨大研究所
カイト・シュナイダー「あれっ!?」
カイト・シュナイダー「何かいると思ってたけど、見当たらないな?」
カイト・シュナイダー「乗り物酔いとかしない?大丈夫かな?」
アイネ・ラハリア「はい、大丈夫です」
カイト・シュナイダー「それならよかった、後はここをで・・・」
アイネ・ラハリア「──!?」
カイト・シュナイダー「危ないっ!!」
???「なるほど、この攻撃をかわしたか」
カイト・シュナイダー「通信??誰だ、一体なんでこんなことを!?」
???「MUを起動」
  Stand by.......
  
  OK
  
  Open MU System......
  System ORDA
  O R D A
  Overclocking
  Return
  Dynamic
  Application
レザン・バスティール「ではいくか、オルダよ・・・」
レザン・バスティール「いざ、参る!!」
カイト・シュナイダー「えっ、あれもMUなのか・・・」
カイト・シュナイダー「絶対只者じゃないはずだ・・・」
カイト・シュナイダー「O/D!?」
O/D「あのMUはかなり危険だ」
O/D「何とかして逃げ切るんだ、カイト!!」
カイト・シュナイダー「どうしたの、O/D!? 一体どうしたの?」
O/D「私には分かるんだ・・・ あのMUがとても危険なものだと・・・」
カイト・シュナイダー「どういうものなのさ?」
O/D「あのMUはオルダというらしい」
O/D「簡単に言えば、人殺しMUだよ」
O/D「乗り手を殺してでも暴れるようなシステムを搭載しているらしい・・・」
カイト・シュナイダー「何だって!?」
カイト・シュナイダー「それじゃあ、あのパイロットも体は持たないんじゃ??」
O/D「いやっ、さっきも見ただろ??」
O/D「あの刀さばき、どうみても尋常じゃない」
O/D「カイト、君も感じただろ?」
カイト・シュナイダー「確かにそうだ・・・」
カイト・シュナイダー「あれは、日本の侍を思わせる動きだ・・・」
カイト・シュナイダー「どうにかして逃げないと・・・」
レザン・バスティール「よそ見をするな!!」
カイト・シュナイダー「──!!」
レザン・バスティール「そのMUごと回収させてもらう!!」
カイト・シュナイダー「そんなことさせない!!ジークは大切なMUなんだ!!」
レザン・バスティール「大切なMUだと・・・」
レザン・バスティール「くだらんっ!!」
レザン・バスティール「早く投降し、こちらへ渡せ!!」
カイト・シュナイダー「い、いやだ!!」
カイト・シュナイダー(でも、どうすれば、ここから逃げられる??)
カイト・シュナイダー(相手の動きが早すぎて、逃げ切れない・・・)
カイト・シュナイダー「アイネ、大丈夫!?」
アイネ・ラハリア「来る・・・」
カイト・シュナイダー「えっ、一体何が!?」
アイネ・ラハリア「上から・・・来る」
カイト・シュナイダー「どういうことなんだ??」
O/D「カイト、アイネの言うことは正しい!!」
O/D「上からだ!!」
カイト・シュナイダー「上??」
レザン・バスティール「ちっ──!!」
カイト・シュナイダー「嘘だろ!?」
レザン・バスティール「──!!」
???「ひゃあ、だめかぁ~」
???「適当に撃ちすぎだ」
???「いやぁ、味方っぽいのいるから当たらないようにしたくて・・・」
???「いくぞ!!」
???「おうよ!!」
マイク・スティンガー「・・・」
デビン・スウィフト「っしゃあ──!!」
カイト・シュナイダー「何だあれ??ジークみたいな・・・MU??」
O/D「あれは、ウィルとベオか」
カイト・シュナイダー「あのMUも分かるの?」
O/D「ああ、なぜだがあの瞬間分かったよ」
O/D(そういえば、いつからあのMUたちのことが分かるようになったのだ??)
O/D(私はさっきまで記憶が曖昧だったというのに・・・)
O/D(何か私の身に起きているのか??)
レザン・バスティール「敵が増えただけでは、私は止められないぞ」
???「それは、どうかしら──!!」
レザン・バスティール「む!?戦艦からか!!」
???「そこのMU!!」
???「おとなしく撤退してくれれば、これ以上の戦闘はやめにするわ」
レザン・バスティール「何を今更、そんなことで簡単にあきらめ・・・」
レザン・バスティール(ぐっ──!!)
レザン・バスティール(このタイミングで限界に達するだと・・・)
レザン・バスティール(オルダめ・・・まだ簡単に乗らせてくれないということか・・・)
レザン・バスティール「承知した、撤退するとしよう」
レザン・バスティール「だが、次は必ずその青いMUを回収しに戻ってくるぞ!!」
カイト・シュナイダー「よ、よかった・・・」
マイク・スティンガー「これより相手を捕捉する」
マイク・スティンガー「そこのMU!!おとなしくこちらについて来い!!」
デビン・スウィフト「まあまあ、心配すんなって!!」
デビン・スウィフト「手荒な真似はしないからさ」
カイト・シュナイダー「──!!どうすれば、いいんだ・・・ジークを奪われちまうのか・・・」
???「ちょっと!!そんなやり方じゃ悪党みたいじゃない!!」
カイト・シュナイダー「えっ、戦艦から人が出てきた!?」
カイト・シュナイダー「あの人は一体!?」
???「こんにちは、初めまして」
ナディア・ヴィレナーヴ「私は、ナディア」
ナディア・ヴィレナーヴ「私は、私設武装組織メサイアの艦長をやってるの」
ナディア・ヴィレナーヴ「よろしく」
カイト・シュナイダー「艦長!?私設武装組織だって!?」
カイト・シュナイダー「どうして、僕を・・・」
O/D「・・・」
アイネ・ラハリア「・・・」
  カイトが廃研究所から脱出したと思えば、敵MUのオルダに遭遇したり
  更に、私設武装組織メサイアと会う事になってしまった
  様々な出会いが生じていく中、運命が交差した瞬間はここからといっても過言ではない
  そして、ここからが、カイトがメサイアの一員へと近づく第一歩となっている
  果たして、カイトはこれからどうなってしまうのか?
  To be continued・・・

次のエピソード:episode5「迫り来る脅威」

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