勤め先のカフェは悪の組織支部店です

小夜紅テルン

【第25話】僕は高貴な存在、です。(脚本)

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〇シックなカフェ
  ここまでのあらすじ
  すっかり立ち直りいつも通り仕事に励む結葉と修。
  その日の閉店後、幹部アーロゲントがカフェに訪問。
  何やら不気味なことを言っていて・・・
甘咲 結葉「・・・まさか、貴方は・・・」
アーロゲント「・・・おっと、それ以上はダメだよ 何を言おうとしているのかはわかる 僕が組織を乗っ取ろうとしていると思ってるんでしょ」
四島 修「・・・その思いが本当なら、僕達は然るべき対応を取らせてもらいます」
甘咲 結葉「その・・・本当なんですか?」
アーロゲント「・・・あは」
アーロゲント「あははははははははは!!!!!!」
「!?」
アーロゲント「キミ達に何ができるって言うんだい!? 組織の中でカフェをやっていても所詮一般人でしょ?」
アーロゲント「それとも、無謀にも立ち向かうかい?」
甘咲 結葉「・・・っ」
アーロゲント「威勢のいい子は嫌いじゃない。でもね」
アーロゲント「・・・僕が他の幹部と同じと思わない方がいい」
アーロゲント「僕はとても強い 強くて高貴で、とても・・・」
アーロゲント「・・・特別なんだ」
甘咲 結葉「・・・また・・・癖の強い人が・・・」
四島 修「それに何か今回は本気でヤバそうだね・・・」

〇洋館の廊下
アーロゲント「・・・・・・」

〇王妃謁見の間
「貴方は私達の誇りよ」
「ああ、お前はすべてを手に入れる才能がある」

〇洋館の廊下
アーロゲント「僕は・・・特別だ だから・・・僕がやらなくちゃ」
アーロゲント「一族の悲願は・・・僕が果たす」

〇諜報機関
コレール「・・・・・・」
コレール「・・・そうだよね 『前も』そうだった」
コレール「・・・キミは・・・まだ、変われないか」
コレール(・・・でも、僕は・・・ 僕からはカフェの二人にはもう頼めないかな)
コレール(あんな酷いことを何度も言ってしまったから)
コレール(・・・焦りすぎたかな)

〇シックなカフェ
甘咲 結葉「・・・というわけなんです」
シャグラン「・・・・・・」
シャグラン「信じたくないが たしかにそう聞いたんだな」
四島 修「はい」
シャグラン「・・・あいつなら言いかねない」
シャグラン「・・・いくら強い幹部であるといえ 裏切りを仄めかすとは」
シャグラン「許せん あいつがコーヒーを飲むときに角砂糖を大量に入れてやる」
甘咲 結葉「嫌がらせはやめてください・・・」
シャグラン「だが、そうか・・・ あいつは他人と関わろうとしないからな」
シャグラン「今までのように一筋縄ではいかないぞ」
甘咲 結葉「そんな・・・どうすれば・・・」
シャグラン「ひとつだけ、方法がある」
「!!!!」
シャグラン「それはな・・・」
  続く

次のエピソード:【第26話】アーロゲント誘導作戦です。

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