〇満車の地下駐車場

〇満車の地下駐車場
龍之介「・・・は？」
和彰「犯されたかったんでしょ？」
和彰「仕方ないから俺が抱いてやる」
和彰「そのかわりルマンドホテルの画像 消してよ。 これは取り引き」
龍之介（こ・・・この人何言ってんだろ・・・）
和彰「どう？乗る？」
龍之介「いや・・・犯される上画像消すって 取り引きになってなくないですか？」
和彰「世の中はそういうことをされたかったら それ相応の金を払うシステムも あるんだよ」
和彰「それを芸能人の俺が無料でしてあげるって 言ってるんだ。 良い話だろ？」
龍之介（そう言われると確かにそうかも・・・）
（30過ぎて童貞なら魔法使いになれる なんて言うけど）
（このまま行くと50過ぎても童貞処女の 大魔導師になる未来しか見えない・・・）
和彰「ここから駅はすぐ近くだよ」
和彰「この車はあと５秒で発車する」
和彰「今なら車から降り何事も無く帰れる ・・・１・・・２」

〇高速道路

〇高速道路
和彰「ハハハ！エロガキ！」
龍之介「脅されてるようなもんです！」
和彰「よく言うよ、期待しまくってる癖に」
和彰「俺ん家でいい？ ラブホだと馬鹿ガキに写真撮られちゃう からなー」
龍之介「・・・性格悪っ！」
龍之介「・・・」

〇SNSの画面
　　確かに・・・
　　確かにそういう事に興味あったし
　　ノリで馬鹿な事も呟いた

〇高速道路
龍之介（でもまさか現実になると思って 無かったし・・・）
　　チラ・・・
和彰「ん？」
龍之介（・・・いや、 俺には何もかもハードルが高すぎる・・・）
和彰「・・・」
和彰「SNSで出会いとかあったの？」
龍之介「いや、無いですけど」
和彰「だろうね。 いかにも童貞だし」