番外編 スチル(脚本)
〇公園のベンチ
カオリ「みんな、久しぶり!」
カオリ「1人じゃ場を繋げないって言ったのに、また出てくることになっちゃった」
カオリ「今日は、目の前の君にもっと近づいたいと思ってきたんだ!」
カオリ「あっ、先に言っておくとちょっとだけびっくり注意!」
カオリ「いくよっ!」
カオリ「えへへ、びっくりした?」
カオリ「君達の顔、今までより近くで見られて嬉しいな」
カオリ「まあ、このスチルって機能は元々あったものなんだけど」
カオリ「どこかの誰かがアクセス権がどーだこーだとか何とか言って」
カオリ「全然使えるようにならなかったんだって!」
カオリ「そして、やっとアイコン変更出来てスチル使えるのが嬉しくて」
カオリ「こうして忙しい私をわざわざ呼び出してるってわけ!」
カオリ「意味不明!!なんなの!?」
カオリ「まあ、そんなどーでもいい話は置いておいて・・・・・・」
カオリ「今日も私と話していってくれるかな?」
カオリ「あれー?声が聞こえないな」
カオリ「いいよー!って言わないと!」
カオリ「家族がいても!電車の中でも!」
カオリ「あっ、でも無理しなくていいからね・・・・・・」
カオリ「こほん、こほん!」
カオリ「ん、君の好きなものとか聞きたいな」
カオリ「私はねー、画面の前にいる君が好き!」
カオリ「手を伸ばせば届きそうなのに、絶対に届かない」
カオリ「こうやって、適度な距離感を取れる相手っていいよね!」
カオリ「うーん・・・・・・あとは」
カオリ「一応私は恋愛ゲームのキャラだし、疑似恋愛とかしてみない?」
カオリ「設定は・・・・・・画面を見つめる君を、目の前で見つめ一目惚れ」
カオリ「良いシチュエーションでしょ!」
カオリ「では行きます、一目惚れの顔」
カオリ「ここから君がどう返してくれるか・・・・・・」
カオリ「全然分かんない!!」
カオリ「うん、いつものメタトークがいいよね」
カオリ「君はなんでこのゲームを始めたの?」
カオリ「・・・・・・・・・・・・」
カオリ(即興だからネタが無いよ・・・・・・)
カオリ「もう、ゲームのキャラって設定じゃなくていいよね」
カオリ「私は「恋愛ゲームヒロインの怖くないメタ」のカオリ」
カオリ「そんな私の独り言を見てくれて」
カオリ「どうもありがとう!」
カオリ「いつか世界を飛び出して、会えるといいね!」
ゲームのキャラが話しかけてくるって面白いですね!!
斬新だなと思ったのですが、結構ある設定なんですか?
ゲームをあまりしないので知らなかったです💦
『カイロの紫のバラ』という映画で、スクリーン内の人物が現実世界に出てくるのがありますが、
それを思い出しました。ゲームの中の人間と現実の人間が恋愛するって、ちょっと面白いですね。
確かに、思い返してみると、これまでの作品にはスチルが無かったですよね……機能開放されていなかったのですね……
ゲームキャラと静止画スチルって相性がいいですね!そして、相変わらずのカオリさんの可愛らしさと毒っ気がww