〇テレビスタジオ

〇テレビスタジオ
和彰「んじゃ今週はこの辺で〜！」

〇男の子の一人部屋
龍之介「・・・ 爽やかな顔してよくテレビ出てるよ・・・」
「地獄に落としてやる・・・」

〇高層マンションの一室
和彰「・・・で？」
龍之介「えあは・・・っ、は、はい・・・ あの・・・」
和彰「・・・」
和彰「別に好きにしていいけど、 何か要求があるなら聞くけど？」
和彰「ただ黙ってるだけだと気持ち悪いんだけど」
龍之介「・・・」

〇男の子の一人部屋
　　DM
　　金持ちの作曲家さんは男が好きなんだな
　　10月５日、ルマンドホテル９階。
　　写真もしっかり収めたから。
龍之介「ふふ・・・ 今頃焦ってるだろうな・・・」

〇マンション前の大通り
　　ルマンドホテル。
　　ゲイ御用達のラブホテル

〇ビルの屋上
龍之介「へへ・・・」
龍之介「ここから向かいのルマンドホテルを 覗けるんだよな〜」
「たまにカーテン開けてる部屋が・・・ あっ！」

〇けばけばしい部屋

〇ビルの屋上
龍之介「あれ・・・ よくテレビに出てる作曲家の・・・」
龍之介「わっ！わっ！ 窓に立たせてあんなこと・・・」

〇男の子の一人部屋
龍之介「・・・」

〇テレビスタジオ
ＲＵＩ「出た〜！和彰さんの無茶ブリ！」
和彰「ＲＵＩくん優秀だからつい遊んじゃう」

〇男の子の一人部屋
龍之介「若い男にあんなことする変態の癖に」
龍之介「このネタで脅して・・・ ＲＵＩくんに会わせてもらえないかな・・・」

〇高層マンションの一室
和彰「クッソ・・・ 普段はちゃんとしたホテル使うのに」
和彰「気まぐれにラブホなんか使うんじゃ 無かったわ・・・」
龍之介（軽い気持ちで送ったSNSのDMに）
　　返信が来た

〇男の子の一人部屋
龍之介「えっ!?」
　　10月14日、代々木××町××ビル駐車場
龍之介「の、望んでた結果だけど・・・ だけど・・・」
龍之介「いざ現実になると怖い・・・」
　　でも、心のどこかで有名人に優位に
　　立ててる自分に興奮する
龍之介「いやでも怖い・・・ 行くべきか行かないべきか」

〇地下駐車場
龍之介（・・・来て・・・しまった）

〇満車の地下駐車場

〇車内
和彰「乗って」