【01】最後のはなし(脚本)
〇黒
A「ハァ、ハァ」
A「オーイ!」
A「みんなどこだよぉ!」
廃墟探検に来て、友達とはぐれてしまったA君は、必死に友達を探し回っていた
その時──
「ぉーぃ」
遠くで誰かの声が聞こえた
「ぉーぃ」
やっとみんなと合流できる──
声のした部屋に駆け込んだA君
だけど、そこには誰もいなかった
A(??)
A「だ、誰だ!?」
背後からの足音に驚いたA君が振り返ると──
そこには、腕のない黒い少女が立っていた──
みぃつけた
〇黒
〇女の子の部屋(グッズ無し)
カズハ「これが、先輩から聞いたS廃墟の噂の話──」
カズハ「じゃあ、消すよ」
マキナ「やっと99話終わったー」
カズハ「次で最後ね、 アヤカの番だよ」
アヤカ「どうしても話さなきゃダメ?」
カズハ「あたり前でしょ、決めた順番なんだから」
アヤカ「私が知ってる話、あとひとつだけなんだけど」
アヤカ「でも、この話を聞くと何かよくない事がおきるらしいの」
(まぁ、ありがちな怪談話の出だしだな)
マキナ「いいよ 聞くから、これで百話目を終わりにしよう」
アヤカ「わかった それじゃ話すね」
〇黒
最後のはなし
〇本棚のある部屋
アヤカ「その日、仲のいい男子大学生3人が、今の私達と同じように百物語をやっていたの」
B「・・・それじゃ、百話目の話をするぞ」
B「ただ、この話を聞くと、よくない事が起こると言われているが、それでも聞くか?」
A「え・・・」
C「・・・いいよ、聞く」
B「わかった、それじゃ『最後のはなし』を始めよう」
B「これは、俺のサークルの先輩の友達の話なんだが──」
A「待って! 俺、やっぱり聞きたくない!」
C「しょうがねーな じゃあ耳でも塞いでろよ」
怖気づいたA君は、耳を塞ぎ目をつむって話が終わるのを待ったの・・・
〇黒
A「・・・」
A「・・・」
A(もう10分くらい経ったか? まだ終わってないのかな・・・)
しびれを切らしたA君が恐る恐る目を開けると──
〇本棚のある部屋
A「え? どうして!?」
そこにB君とC君の姿はなかった
A(クソッ からかってやがるな!)
A君は、ベランダの窓が開いていることに気がついた
A(どうせそこに隠れてるんだろ)
A「おい! ふざけてないで出てこいよ!」
A「・・・って、いない?」
A(なんだ?)
階下の騒がしさに、ベランダから下を覗いたA君が見たものは──
折り重ねるように地面に転がるB君とC君の姿だった・・・
〇黒
〇女の子の部屋(グッズ無し)
アヤカ「これで『最後のはなし』はおしまい」
マキナ「えーと・・・」
カズハ「結局、B君の『よくない事が起こる話』の内容は──」
アヤカ「誰も知らない」
マキナ「なんだー」
カズハ「そういうオチかよ」
マキナ「まぁ、これで百話終わったし」
アヤカ「ロウソク、消す?」
カズハ「うん、消そう」
マキナ「恐ろしいものが現れるって、本当かな」
カズハ「さあ?」
アヤカ「それじゃ消すよ」
〇黒
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「何か、起こった?」
「何も」
「うん、何も」
「・・・」
「きゃっ!?」
「ちょっとカズハ! 息吹きかけないでよ! そういうのいいから」
「コラっッ! マキナまでふざけないで!」
「もう! 電気つけるよ!! これでおしまい!」
〇黒
みぃつけたが何と言っても怖いですね。他のスチルも豪華で驚きました。百物語、やってる人昔いましたが、伝説そのものよりもそんなにネタあるの凄いなって思ってました。
スチルの内容もタイミングもバッチリ過ぎて怖かったです
ボイスも😭
あと、関係ないと思いますが、突然突然ストーリーが終了しました(本当です)😭
良いですね〜❤ スチルで視覚、「見ぃつけた……」で聴覚からも攻めてくる、ナイスホラーでした😆
※妙に明るいコメントになってしまいましたが、私はホラーを見ると笑ってしまう変な人種なので、気にしないでください。面白かったです。
m(_ _)m