ユマちゃんと海辺のコンテスト

草加奈呼

ユマちゃんと海辺のコンテスト(脚本)

ユマちゃんと海辺のコンテスト

草加奈呼

今すぐ読む

 ユマちゃんと海辺のコンテスト
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇海
「海ッッッッ!!!!」

〇海水浴場
ユマ「海だあーーーー!!!!」
「海だあーーーー!!!!」
ユマ「ちょ、ちょーい!! ちょい待って!!!!」
ユマ「なんで、お兄ちゃんたち普段着なの!?」
リョウ「普段着じゃないぞ?」
ショウ「海水パンツに Tシャツを着ているだけだし」
ユマ「いや、どう見ても普段着──」
リョウ「そこは、大人の事情ってヤツ?」
ショウ「そうそう、 ”なかった”んだってさ」
ユマ「いや、なかったって・・・」
リョウ「しょうがないだろう!作者がどうしても 水着のユマを早く出したいって言うから!」
ショウ「そう、そして俺たちも愛でたかった!」
ユマ「欲望に忠実だな、オイ!!」
リョウ「まあまあ、これでも食べて」
ユマ「やった、ソフトクリーム♪」
ショウ「うまそ♪ 一口ちょうだい」
リョウ「えっ、俺もほしい!」
ユマ「お兄ちゃんたちが食べたら すぐなくなっちゃうじゃん」
ユマ「あっ、溶けてきたー!!」
  ぽたっ
ユマ「ぎゃ〜! 溶けるの早い!」
ユマ「足についちゃった! もったいない!」
(ビジュアル的に危険だ・・・!!)
  ── しばらくお待ち下さい ──
ユマ「あ〜、やっと食べ終えた」
ユマ「ありがと、お兄ちゃん ごちそうさま」
「こちらこそ」
  世界で一番
  大好きだーーーーーーーー!!!!!!
司会者「はい! 熱い叫びを ありがとうございましたー!」
司会者「彼女さん、どうでしたか 彼の叫びは!」
女性「100点満点です♡」
司会者「いや〜、お暑い・・・いえ お熱いですね!」
ユマ(わぁ〜、あんな叫んじゃう人 いるんだ)
ユマ(私もいつか素敵なカレシが・・・)
ユマ(お兄ちゃんたちのせいで できたことないんだから・・・!)
司会者「さあ!「海に向かって愛を叫ぶ」 コンテスト!」
司会者「挑戦者はいませんか!?」
司会者「優勝賞品は、ペア旅行券ですよ!」
(ペア旅行券!?)
「はいはいはい! やります!!」
ユマ「あれっ? お兄ちゃんたち、いつの間にー!?」
リョウ「勝負するのか?」
ショウ「いや・・・」
ショウ「ここはあえて 同時に叫ぶのはどうだろうか?」
リョウ「よし、ノッた!」
司会者「え、ええと・・・」
司会者「お二人同時に、ということで よろしいですか?」
「はい」
司会者「それでは、海に向かって──」
司会者「どうぞ!」
「俺たちのユマが いちばんかわいいーーーー!!!!」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

コメント

  • ソフトクリームを食べる所が見たかったです。←怒られるぞ

    ユマちゃんへの愛を叫んだお兄さん2名が、旅行から帰ってきたら地獄が待ってますね。

  • 生中継・・・うん。大丈夫ユマちゃん?そりゃぁ、災難でしたな。

  • 見ていてただただ頬が緩みっぱなしでした😂
    ユマちゃんも、お兄ちゃんズも可愛すぎます😊
    そして、審査員長(腐)がツボに……😭

コメントをもっと見る(16件)

成分キーワード

ページTOPへ