第1話 勝負の報(つた)え(脚本)
〇学校の廊下
俺は中学2年生のみっちー。
りこ・さとし・ゆうみと仲が良く、いつも楽しく学校生活を送っている。
ただ、ここから始まる物語は実際にあったことを基に作られた恋の戦の物語。
ちなみに僕は、りこのことが好きだった。
いや、今も好きだ。
そんなことはさておき。
覚悟はいいか?
それじゃあいくぞ。
「ねえ、来週の日曜って空いてる?」
みっちー「空いてるけど・・・どうかした?」
「誰か誘ってさ、博物館行こうよ!」
みっちー「おお、いいな! 行こ行こ!」
「誰誘うー?」
みっちー「りことかどうかな?」
「良いじゃん!聞いてみて!」
みっちー「なあ、りこ、ちょっと良いか?」
「ん?どうかした?」
みっちー「あのさ・・・来週の日曜って空いてる?」
「空いてるけど・・・どうして?」
みっちー「ゆうみがさ、博物館行きたいらしくて、付き合ってくれない?」
「もちろん!いいよ!」
みっちー「あ、でも、男子もう1人入れたいな...」
「こうきとかどう?」
みっちー「いいやん!誘ってみるわ!」
みっちー「なあ、こうき?」
こうき「うん?どうした?」
みっちー「あのさ・・・来週の日曜に博物館行かない?」
こうき「誰がいるの?」
みっちー「ゆうみとりこと僕!」
こうき「OK、いこ!」
みっちー「やったー!」
みっちー「ゆうみ、りことこうき誘ったよ!」
ゆうみ「OK!」
みっちー「じゃ、グループ作っとくね!」
〇マンションの共用廊下
みっちー「やっほー!」
りこ「おー! みっちー!」
ゆうみ「おー!」
みっちー「ねーどこの博物館行くの?」
ゆうみ「国立科学博物館にしようと思ってる!」
りこ「あ〜科博ね」
みっちー「あれ、そういえば、こうきは?」
りこ「部活だってさ」
みっちー「ん?部活・・・?」
りこ「冗談よ なんか家の都合みたい」
みっちー「良かった... 顧問に怒られるかと思ったぁ」
りこ「ねえ、科博って上野でしょ! 何食べよっかな〜」
みっちー「はぁ 食べることばっか!」
ゆうみ「りこ、一緒に回ろう!」
りこ「うん!」
みっちー「おいおいおいおい!」
ゆうみ「アニメートも行こ!」
りこ「え!? めっちゃいきたい!」
みっちー「あのー」
りこ「はい」
みっちー「何時集合にします?」
ゆうみ「あんま早いの嫌だよ?」
みっちー「ん〜 じゃあ、9時かな!」
りこ「てことは、家を何時に出るんだろ?」
みっちー「大体、8時くらい?」
りこ「いつもの学校に行くのと同じじゃん」
みっちー「じゃあアニメイトは無し!」
りこ「えー」
ゆうみ「やだ!」
みっちー「じゃあ9時ね!」
ゆうみ「はーい」
後日・・・
みっちー「なあ、こうき」
こうき「ん?」
みっちー「博物館だけど、科博になった!」
こうき「おー! 集合時間は?」
みっちー「朝の9時に現地集合!」
こうき「OK! めっちゃ楽しみだな〜」
みっちー「うん! じゃあまた!」
こうき「じゃあね〜」
〇広い改札
科博の日・・・
みっちー「やば、遅刻しそう!」
みっちー「ゆうみ!?」
ゆうみ「おー! みっちー!」
みっちー「ゆうみも遅れそうだったんだ」
ゆうみ「じゃあ、行こっか!」
みっちー「うん!」
こうき「やば!遅刻する! あ、ゆうみじゃん! みっちーも!」
みっちー「お前もか...」
りこ「私もね!」
みっちー「りこ...」
ゆうみ「まあ良いじゃん! 行こう!」
りこ「レッツゴー!」
こうして楽しく電車に乗り始めた。
衝撃の事実を数時間後に知るなんて、知る余地も無かった・・・
次回予告!
「恋か親友か」
みっちー「お楽しみに! 次の話も見てくれよな!」
こんにちは!
本当にあった出来事なんですね!楽しみです✊
遊びの約束をする時の空気感、セリフが現代の喋り言葉をそのまま採用しているのでリアルで凄くすきです
私はいかにもセリフってものを書いてしまうのでとても良いと思いました!
物語の空気感がリアルですねー!物事を決めるときに、口調や内容もちょっと間延びした感じになるのも、その年頃特有のモノだなーって感じました!
男女四人で休日に出かけるなんて、ウキウキワクワクのお年頃ですね。女の子のゆうみが一人だけちょっと身長が高くて大人びているのがリアルで中学生あるあるだなあ。それにしても衝撃の事実ってなんだろう。次回が楽しみです。