〇ファンタジーの学園
ミレーユ「男子校出身の俺が悪役令嬢に転生!?」
ミレーユ「しかも王子が溺愛してくる〜！ どうしよう！」

〇狭い畳部屋
あいこう「面白いな・・・。これは２話も見よう」
シド「何が面白いのか全くわからん・・・」

〇安アパートの台所
柚子「飯出来た。あいこう皿用意して」

〇狭い畳部屋
あいこう「やったー！ サラダうどん！」
　　冬が終わり夏が来ても俺は
　　この家に居る。
シド「今ではすっかり落ち着く我が家だ」
　　スリスリ
シド「甘えたい気分だ。構え」
瑠璃「シド、俺にも撫でさせて」
あいこう「俺も俺も！」
シド「お前らはダメだ！」
あいこう「なー、 来週のライブまたシド連れてこーよ」

〇ライブハウスの入口（看板の文字入り）
客「シド君また連れてきて下さい〜！」

〇狭い畳部屋
あいこう「チラホラついてきた客に シドファン多いんだよ」
シド「ほう、俺にファンが・・・」
シド「いや猫に頼るな!! 演奏で客をつけろー!!」
柚子「あっ、 昔のあのバンドだ」

〇ライブハウスのステージ

〇狭い畳部屋
ヤマト「かっこよかったよな・・・」
柚子「ギターボーカルが病死して解散 しちゃったんだよな・・・」
シド「・・・」
あいこう「俺らもこれ位上手くなりたいよな！」
瑠璃「・・・まぁ俺はカリスマ性が近づいてるけど」
あいこう「うちのバンドん中でおめーが１番 カリスマ性無いからな・・・」

〇ライブハウスのステージ

〇狭い畳部屋
シド「・・・」
シド「お前らクズは俺の足元にも及ばないが」
シド「ま、正式メンバーである俺が 見守ってやるか」
「あっ！もう終わっちゃった！」
「録画しといたし アニメ観ようかー」
ヤマト「よし、シドも一緒に観よう」

〇ライブハウスのステージ
客「シドくん最高！」
シド「ありがとうー!!」

〇狭い畳部屋
シド「ありが・・・ ムニャムニャ」
ヤマト「シド〜 舌出ちゃってんぞ」
シド「ウッ!?」
シド「くそ・・・油断した 不覚・・・」
ヤマト「今日はじいさんとこ行くぞ」

〇墓石
ヤマト「じいさーん！来たよ！」
ヤマト「シドは今、うちで幸せに暮らしてる。 な、シド」
シド「ま、まあな・・・」
ヤマト「さて帰るか。 なんかじいさんに言うことあるか？」
シド「・・・じいさんも猫に生まれ変わってたり すんのかな」
「そん時ゃ俺が猫の世界を教えてやるよ」