勤め先のカフェは悪の組織支部店です

小夜紅テルン

【第21話】仄暗い企みです。(脚本)

勤め先のカフェは悪の組織支部店です

小夜紅テルン

今すぐ読む

勤め先のカフェは悪の組織支部店です
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇シックなカフェ
  ここまでのあらすじ
  コレールの仄暗い企みを知った修と結葉。
  今いる居場所と生まれ育った居場所。
  二人はそれを天秤にかけられることになってしまったのであった・・・
コレール「君達は今、僕に守られている状況にある 元いた場所に帰れば、君達はまた僕達の組織と敵対しひどい目に合うことになる」
コレール「危険を冒してまで帰りたいかい?」
甘咲 結葉「・・・」
甘咲 結葉「それでも、私は・・・」
四島 修「・・・元いた場所には、家族も友達も・・・」
コレール「・・・・・・」
コレール「・・・そろそろこちらも本気で行かなければいけないんだ」
コレール「邪魔なものはテンポよく排除しないと、こんな風に効率が悪くなる」
コレール「君達。甘い考えは捨てろ。 自分が無事なら、それで良いのではないか?」
コレール「悪いがこの問いの答えによっては、君達がカフェを続けることはできなくなる」
甘咲 結葉「・・・・・・ その、組織の目的はなんですか」
甘咲 結葉「私、まだ甘い考えを捨てられません 自分さえ良ければ、そんな風に考えられないです」
四島 修「結葉・・・?」
甘咲 結葉「きっと先輩も優しいから、自分だけ助かるなんて考えたくないんです」
甘咲 結葉「・・・お願いです 組織の目的は・・・」
コレール「・・・人々から感情を奪い、思い通りに操ること。そうして最終的な目的を達成する・・・」
コレール「・・・滅ぶ運命にある僕達の元いた世界から逃れることを、ね」
甘咲 結葉「滅ぶ運命にある・・・?」
コレール「この世界に僕達の世界の生き物を逃す 君達の世界の生き物にはそのお手伝いをしてもらうために操り人形になってもらうつもりだ」
コレール「・・・これしか方法がないから」
甘咲 結葉「そんな・・・」
コレール「いわばこの選択に、二つの世界の結末がかかっている」
コレール「僕達の世界を見捨てて自分達の世界を助けるか 自分達の世界を見捨てて僕達の世界を救うか」
コレール「さぁ、どうする?」
甘咲 結葉「・・・・・・」
四島 修「・・・どちらも助ける、その方法はないんですか?」
コレール「・・・・・・?」
四島 修「アングストさん達に頼めば、上手に二つの世界が救われる方法が出せると思うのに」
四島 修「・・・本当に、どちらかしか救えないんですか?」
コレール「・・・そんな方法、あったら既に使っている!!!!」
「!!!!」
コレール「僕だって・・・でもこうするしかないんだ!!」
コレール「もうこうするしかないんだ!!!!」
甘咲 結葉「・・・・・・」
甘咲 結葉「・・・どうして?」
甘咲 結葉「どうしてそんな事がわかるんですか?」
コレール「・・・・・・」
コレール「・・・君達には、分からないだろうね」
コレール「難しい質問をしてしまったことは詫びよう でも」
コレール「いずれ君達はこの選択をまた強いられる その時はちゃんと答えを出してもらうよ」
「・・・」

〇シックなカフェ
甘咲 結葉「コレールさん、怒ってましたね」
四島 修「怒ってるというより、焦っているように見えたよ」
四島 修「・・・なにか、僕達に言えない隠し事があるのかな」
甘咲 結葉「・・・それって、もしかしてトーインさんが言っていた、 『話せない悩み』・・・ですかね」
四島 修「・・・・・・そうかもしれない」
甘咲 結葉「ここが今の私達の居場所、それは分かっているんです」
甘咲 結葉「それに、もしかしたらコレールさん達の居場所が消えるかもしれないということも分かっているんです」
甘咲 結葉「それでも・・・」
甘咲 結葉「本当に、本当にどちらかしか救えないんですか・・・?」
四島 修「・・・・・・」

〇貴族の部屋
  コレールの部屋。
  彼は一人、机に向き合って宝石を見つめていた。
コレール「・・・・・・」
コレール「・・・僕だって、この世界を犠牲にはしたくない」
コレール「でも、もうこれしかないんだ」
コレール「・・・・・・それに、これ以上僕はもう・・・」
  続く

次のエピソード:【第22話】辛い時ほど、笑うのです。

コメント

  • 珍しく(←失礼)シリアス回!ついに悪の組織の目的が!? 何とも大きすぎる話で、カフェ内には収まりきらないですね
    お人好しの修さんと結葉さん、一方に犠牲を強いる二者択一の選択はできそうにないですよねw

成分キーワード

ページTOPへ