ヤンデレの恋

レモネード!

第4話 雪花の過去(脚本)

ヤンデレの恋

レモネード!

今すぐ読む

ヤンデレの恋
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇おしゃれなリビングダイニング
  昔から・・・・・・みんな姉ばかり見てた
母「全国大会1位!由香は凄いわね〜!」
母「将来は陸上選手かしら?」
鈴木由香「走るのたのしい!」
鈴木由香「わたし、せんしゅになりたい!」
鈴木雪花「・・・・・・・・・・・・」
鈴木雪花「いいな・・・・・・」
鈴木雪花(私はうんどう苦手だから、他のことでがんばろう!)

〇おしゃれなリビングダイニング
鈴木雪花「お父さん!算数テスト100点とったよ!」
父「100点?凄いなー」
鈴木由香「わたし、また新きろく出したよ!」
父「おおっ!由香は将来有望だなー!また父さんが教えてやるからな!」
鈴木由香「うん!」
鈴木雪花「あっ・・・・・・」
鈴木雪花(お父さん・・・・・・私のテストには興味無いんだ・・・・・・)
鈴木雪花(お父さんアスリートだったらしいし・・・・・・スポーツの方が興味あるのかな)
鈴木雪花(ううん・・・・・・あきらめちゃダメ・・・・・・)
鈴木雪花(もっと頑張って、お姉ちゃんよりほめてもらうんだ)

〇おしゃれなリビングダイニング
鈴木雪花「お、お母さん・・・・テスト・・・・・・」
母「ん?どうしたの?」
鈴木雪花「今回も学年1位だったよ」
母「凄いじゃない、勉強出来ると将来有利だものね」
鈴木雪花「・・・・・・そうだね」
母「それより、由香がインターハイ入賞したのよ!1年生で!」
鈴木雪花「う、うん、凄かったよね!」
母「今日はお祝いね!」
鈴木雪花「そうだね・・・・・・お姉ちゃんのお祝いだね!」
鈴木雪花(私だって頑張ったのに・・・・・・)
鈴木雪花(結果出したのに・・・・・・)
鈴木雪花(まだ全然足りない・・・・・・お姉ちゃんの足元にも及ばない・・・・・・)
鈴木雪花(なんで・・・・・・私は・・・・・・)

〇おしゃれなリビングダイニング
鈴木雪花(お姉ちゃんがアスリートなら、私は東大生になってやる)
鈴木雪花(お姉ちゃんに負けないくらい頑張って・・・・・・それで・・・・・・)
鈴木雪花(いつか・・・・・・認められたい)

〇女性の部屋
  だけど・・・・・・高校受験の半年前
鈴木雪花「お、お姉ちゃん・・・・・・どういうこと・・・・・・?」
鈴木雪花「陸上・・・・・・やめるって・・・・・・」
鈴木雪花「な、なんで!!なんでよ!!!」
鈴木由香「うぅ・・・・・・あ、愛衣が・・・・・・いなくなっちゃって・・・・・・」
鈴木雪花「愛衣さん・・・・・・?お姉ちゃんの親友の?」
鈴木由香「うぅ・・・・・・なんでっ・・・・・・」
鈴木由香「どこに行ったの・・・・・・?」
鈴木雪花「・・・・・・お姉ちゃん、ずっとやってきたのに・・・・・・?」

〇本棚のある部屋
鈴木雪花(・・・・・・・・・・・・)
鈴木雪花「・・・・・・・・・・・・」
鈴木雪花「・・・・・・ダメだ」
鈴木雪花「全然集中出来ない・・・・・・」
鈴木雪花(お姉ちゃんが陸上やめるなら・・・・・・私はなんで受験するの・・・・・・?)
鈴木雪花「私・・・・お姉ちゃんと張り合うために勉強してたんだ・・・・・・」
鈴木雪花「なんか・・・・・・冷めちゃったな」

〇古い大学
鈴木雪花「伝林大学・・・・・・結局大学もこんなところにしちゃったな」
鈴木雪花「頑張って勉強してきたけど・・・・・・」
鈴木雪花「まあ、アパートから近いし正解だったよね」

〇講義室
鈴木雪花(授業・・・・・・あんまり面白くないな)
鈴木雪花(まあいいや、適当に時間潰して・・・・・・)
佐野涼夏「ね、ねぇ・・・・・・」
鈴木雪花「え、私?」
佐野涼夏「うん・・・・・・教授が何言ってるか全然わかんない!!」
佐野涼夏「教えてくれないかな・・・・・・!?」
鈴木雪花「うん、いいよ」
  雪花は涼夏の分からない箇所を教える。
佐野涼夏「出来た!鈴木さん凄いね!ありがと!」
鈴木雪花「うん、また分からない所あったら聞いてね」
鈴木雪花(褒められた・・・・・・なんか、胸がポカポカするな)
鈴木雪花(先生に褒められたのとは別の・・・・・・なんだか不思議な気持ち)

〇講義室
  現在・・・・・・
佐野涼夏「おはよー!幸矢くん!」
水野幸矢「おはよう!雪花ちゃん、涼夏ちゃん」
鈴木雪花「おはよう」
水野幸矢「今日の講義、俺も隣に座っていいかな?」
佐野涼夏「えっ!幸矢くんが隣に?やったー!」
水野幸矢「ごめんね、涼夏ちゃんじゃなくて雪花ちゃんの隣に座りたいんだ」
佐野涼夏「えっ・・・・・・?」
鈴木雪花「えっ・・・・・・?」
鈴木雪花(な、何コイツ・・・・・・真ん中でいいでしょ・・・・・・)
鈴木雪花(いや、私と涼夏が離れちゃうから真ん中はダメなんだけど・・・・・・)
鈴木雪花(だけど・・・・・・)
佐野涼夏「えっ、な、なんで雪花・・・・・・?」
水野幸矢「なんでって、雪花ちゃんの隣に座りたいなって思ったからだけど」
佐野涼夏「えっ・・・・・・えっ、幸矢くんと雪花って仲良いの・・・・・・?」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:第5話 本当に好きな人

コメント

  • まさかの由香さん登場! 鈴木姓ということで、身内かどうか気付きませんでした……
    幸矢くんも行動に移し、雪花さんも実力行使、緊迫してきましたね!

ページTOPへ