祠(脚本)
〇屋敷の大広間
心愛(みあ)「あらお客様、今日も聞きに来たの?」
心愛(みあ)「そう!じゃあ、今日は不思議なお話をするわ!」
心愛(みあ)「それじゃ、ごゆっくり」
〇病室
私の息子は、産まれてすぐ心臓に持病が見つかりました。
母親「カナくん、最近調子はどう?」
男の子「元気だよ!」
母親「そう。何かあったら先生か看護師さんに言ってね」
母親「次はお姉ちゃんも一緒に来るからね」
男の子「うん!」
男の子「・・・」
男の子「僕の病気、治るのかな・・・」
〇大きい病院の廊下
私はある日、とある噂を耳にしました。
「ねえ、この病院の守り神のこと知ってる?」
「しってるしってる~!この前妹が入院したんだけど、守り神が祀られてる祠に参拝したら すぐに治ったの~」
私は、祠に参拝することを思い付きました。
もちろん、祈るだけで病気が治るのなら医者は要りません。
しかし、息子の心臓の手術が数日後に迫っていたので、成功祈願で祠に参拝しようと思ったのです。
〇古びた神社
母親「ここが、噂の祠・・・」
母親(息子の心臓の手術が成功しますように・・・)
ふたたび目を開けるとその祠は、神々しい光を放っていました。
〇大きい病院の廊下
その後、息子の手術は成功、退院が決まりました
母親「カナくん、ようやくおうちに帰れるよ」
男の子「やった~!帰ったらおねーちゃんとたくさん 遊びたい!」
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