ギルドというの名のブラック企業

筑豊ナンバー

エピソード2(脚本)

ギルドというの名のブラック企業

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〇怪しげな酒場
クロム「大将!!いつものロックで!!」
田舎の大将「またお前か!昼間っから来やがってこのアル中が!!店が開くのは20時以降だって言ってんだろ!!」
クロム「お?いいのかなぁ〜新鮮な食材を安く譲ってんのによぉ〜!俺の気分次第でメニューが減っちまうんじゃねぇか?」
田舎の大将「チッ・・・わかったよ」
田舎の大将「おら!さっさと酔い潰れてくたばりやがれ!」
クロム「うぃ〜コレコレ!!」
クロム「・・・・・・オイ!」
クロム「なんだこのクソ薄い水は!!」
田舎の大将「度数40%の酒を水呼ばわりすんなよ!」
クロム「俺がいつものつったらスピリタスだろうが!こんな酒で酔えるか!!」
田舎の大将「チッ・・・ごまかせねぇか」
クロム「どうしたんだ?まさか他のやつにスピリタスを出したんじゃねぇだろうな?」
田舎の大将「この村で90%超えの酒飲むやつなんでお前しかいねぇよ」
クロム「ならなんでださねぇんだ?」
田舎の大将「南の王が酒の値段をあげやがったんだよ!」
「南の王?」
クロム「あの老害野郎か!!」
田舎の大将「うるせぇえええええ!! 誰が聞いてるかもわからないんだぞ!!」
田舎の大将「それに今はお前が知ってるジジイじゃないんだよ」
クロム「あ?革命でも起きたのか?」
田舎の大将「それならよかったんだが・・・」
「今は王の息子。「アメノヒ・マカライト」王子が南の国を収めています」
「前の王は確かに古臭い考えを守り続けて、自分の価値観を国民に押し付けていましたが、あくまでも国の為の政治をしていました」
「しかし、息子のアメノヒ王子は私利私欲のために政治を・・・いえ!国を支配しています」
クロム「んだよ。ミリア。また勧誘か?いつもいってんだろ?俺は神のアンチだ。もしあの野郎が現れたらお前ら信者の前で血祭りに──」
ミリア「違いますよ!宗教勧誘じゃないっていつもいってるじやわないですか!」
田舎の大将「酒も飲めねぇお嬢様はお引き取り願おう」
ミリア「私はもう二十歳です!お酒くらい嗜みますよ!!」
クロム「うん・・・まぁたまにはウォッカも悪くねぇな!!」
ミリア「大事な話してる最中に飲まないでください!!」
田舎の大将「どうする?クロム。 お前が革命でも起こすってんなら馬車ぐらい出してやるぜ?」
ミリア「あなたも開き直ってテロ活動に加担しないでください!!」
ミリア「全く・・・せっかくいい提案をしに来たのに・・・」
クロム「ネズミコならよそでやれよ」
ミリア「違いますよ! いつまで私を疑ってるんですか!!」
クロム「ぷはぁ!! おい!大将!この酒に合うつまみ作ってくれ!!」
ミリア「だから飲むなぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

〇西洋の街並み
クロム「ウィーーーーーーーー!!!!???」
ミリア「だからあれほど酒はほどほどにしなさいっていったのに!できあがっちゃったじゃないですか!」
クロム「ヘイネェちゃん!!今夜どう?」
ミリア「やめてください!」
村人「え?!私?」
ミリア「ちょっと!その人色んな意味でアウトですから!!いやこういうの今どきマジで厳しいですから!!やめてください!!」
村人「お姉さんだなんて・・・私もうおばちゃんよ!」
クロム「何言ってんすか!まだまだこれからでしょ!!」
村人「あらやだ!お上手ね!」
ミリア「なんでいい感じにこのままいけちゃいそうな雰囲気なんですか!!」
クロム「いやーなんでわざわざそんなに脂肪のついた姿してるのかなって気になってなぁ!」
村人「何がいいたいの?」
ミリア「ちょっとクロム!!今のは女性に対して失礼ですよ!」
クロム「御託はいいから本性見せろよ」
村人「フッ!」
村人「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
ミリア「え!?」
子供アサシン「良く今どきポリコレやら差別やらに厳しい世の中で僕の変装を見破ったね!」
ミリア「最低だ!このガキ!!マジで最低の考えだ!」
子供アサシン「必殺「表現の自由」だ!! そして!!それだけじゃない!!」
クロム「なんだと!?」
子供アサシン「子供のうちしか使えない必殺!!「少年法」だぁああああああああ!!」
クロム「貴様!日本国拳法の使い手か!?」
ミリア「なんだこの子!!最低過ぎる!!」
クロム「クソ!!これじゃあ大人の俺たちでは手出しできない!!」
子供アサシン「そうだよ!もうお姉さん達に勝ち目はない!!大人しく社会的に死ねぇええええええ!!」
ミリア「どうするんですか!このままじゃあただの不謹慎で炎上しますよ!!」
クロム「・・・」
子供アサシン「誰も私は裁けない!! これがこの国の・・・司法の限界なんだよ!!!」
クロム「フッ!!」
クロム「クククククッ!!」
クロム「フハハハハハハハハハハハハハハ!!!」
子供アサシン「何がおかしい!!」
クロム「滑稽だ!滑稽だよ!!」
子供アサシン「なに?」
クロム「確かに日本国拳法は良く考えられた技だ!」
クロム「だが!一つ欠点がある!!」
子供アサシン「欠点だと?!」
子供アサシン「グハッ!!?」
子供アサシン「貴様!!子供に手を出してただすむと思っているのか?!」
ミリア「それ自分で言う子初めて見た」
クロム「お前の敗因はたった一つだ」
子供アサシン「ぐっ・・・ガバッ!!」
クロム「ここは日本じゃあねぇ!!」
子供アサシン「くっ!?バレただと!!」
クロム「国や法がお前達未成年のクソガキを捌けないと言うなら!俺が裁く!!」
子供アサシン「なんて・・・大人気ない・・・・・・大人なん・・・だ・・・」
ミリア「やりましたね!!すごい最低な戦いぶりでしたよ!!」
クロム「・・・・・・」
ミリア「・・・なんで口を抑えているんですか?・・・・・・まさか!?」
クロム「うっ」
ミリア「ちょっと待っ!!」
クロム「もう我慢できッ・・・ヴェ!!」
ミリア「・・・最低」

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