ラビットツインテーズ(脚本)
〇教室
さくら「将来、一緒にアイドルユニットやろうね!」
りん「うん!」
さくら「ユニット名は、ラビットツインテーズでどう?」
りん「かわいい!!」
〇教室
りん「進路希望調査か・・・」
りん「アイドルになろうとしていたときもあったなあ」
りん「さくらちゃん 元気かな 中学上がる前にトップアイドル目指して上京したんだよね」
りん「すごいなあ」
りん「無理無理 わたしには」
りん「はーあ なんか適当な公立にでも入るか」
りん「働きたくないし」
りん「一番いいのは不登校 ニート 自宅警備員 それか旅人」
りん「土地とか肉体とかの縛り いらないのでは・・・?」
りん「こんなこと周りには言えないけど」
りん「うーん 第3希望まで適当な公立書いて提出しよ」
〇開けた交差点
りん「今日もテキトーに済ませて学校に洗脳されないようにした えらい さっさ、帰ろうっと」
さくら「りーん!!」
りん「えっ! 道路の向こう側にさくらちゃん!」
りん「すぐ渡るから待ってて!」
さくら「リンー!!! 来ちゃだめ!!」
りん「キャーーー!!!」
〇開けた交差点
時が止まった
身体感覚の停止とともに無限に時間がのびていく
わたしの影にたくさんの顔が切り替わっていく
ママ パパ
じいちゃん ばあちゃん
〇開けた交差点
りん「ハッ」
トラックは私の顔の目の前スレスレで止まっていた
運転手「アッブねえな!!」
りん「ご ごめんなさい!!」
トラックは去っていった
りん「・・・・・・」
〇女性の部屋
さくら「りんの家 何年ぶりかな!?」
りん「ふふ とても懐かしい気分!」
さくら「さっきは大変だったね・・・」
りん「あはは 反省反省・・・」
りん「わたしったらすぐ周りが見えなくなっちゃうから・・・」
さくら「かわってないねえ」
りん「さくらはかわったね アイドルオーラというか・・・」
さくら「そうそれ! わたしまだラビットツインテーズ 諦めてないの」
りん「えっ」
りん「あたし陰キャだから」
さくら「私ももとは陰キャだけど 陰キャアイドルでもいいかなと思って 人間、無理してないほうが魅力的でしょ」
さくら「そう思って 東京の事務所やめてきたの」
りん「えっ そうだったんだ・・・」
さくら「別に、人気とか関係なく、人前で歌って踊るのを楽しんでもいいじゃんね」
さくら「闘う相手なんてどこにもいないし」
りん「さくらちゃん・・・ 私、偶像はいやだけど表現者にはなってみたい バンド組もうよ」
りん「あ! 人間誰でもいつでも表現者なんだ!」
りん「変わったことしようと力まなくてよかったんだ」
さくら「いいね! 普通のバンドやろうよ」
りん「作りためてきた詩があるんだけど 聞いてくれる?」
さくら「うん!」
〇明るいリビング
まま「さくらちゃーん りん 晩御飯よ〜」
まま「って聞こえないか 2階でずっと歌ってるから」
まま「なんだか 昔に戻ったみたいだわ!」
いつも見た夢をとても上手く描写されてますね。今回の夢はなんかこちらが癒やされる感じです! 彼女達が織りなす世界に身を置いてみたいです。
作者さんの見る夢の世界はアイデア倉庫ですね。ここまでくると夢の見学ツアーに参加したいくらいです。見た目に反して気骨のあるさくらとりん、ゴリゴリのパンクバンドかデスメタルをやってほしい。そしてツインテつながりでBABYMETALの公式ライバルとして世界に羽ばたいてほしいなあ。