続く夜祭り(脚本)
〇学校脇の道
19歳の夏、俺は浪人生だった
深月(深星は一発合格だったのに)
〇学校脇の道
昔は同じだったのに
少しずつ差がつき始めた
〇学校脇の道
深月(あっ!)
〇神社の出店
(縁日だ・・・ 盆祭りかな?)
〇学校脇の道
深月「・・・昔深星とよく行ったなぁ 凄く楽しかった・・・」
深月(あの時間が一生続けばいいのに・・・)
〇血しぶき
〇テクスチャ3
深月「深星・・・情けない弟でごめんね・・・」
深月「こんな所まで迎えに来てくれて ありがとう・・・」
深星「えー!?何!? 風で全然聞こえない!!」
深月「帰ろう・・・」
〇古びた神社
終蔘「・・・」
「んぎゃ!! 痛ったああ!!」
コン「いたた・・・ ・・・・・・あ?」
〇古びた神社
コン「・・・ああ?終蔘? あんたが双子戻したの?」
コン「全く・・・人が親切に兄弟共々 引きずりこんでやったっていうのに」
コン「まあいっか!人間の暮らしも飽きたし」
「みんなでお祭りに行きましょう〜!」
「よっしゃ〜!終蔘酒奢ってよ〜!」
〇田舎の病院の病室
深星「・・・」
深星「お、おうっ!? 帰ってき・・・っ!」
深星「うわ!なんだこの浮かれた服!ダセェ!」
「そ、それより深月・・・!!深月!」
〇田舎の病院の病室
深月「・・・帰ってこれた・・・ね」
深月「ラーメン食べ行こうね」
深星「・・・う、」
深星「うん・・・・・・!」
〇田舎の病院の病室
深月「美味しい!」
深星「ラーメンじゃなくていいの?」
深月「ニアヴおいしそーに食べるんだもんなぁ」
深星「わかる!めっちゃ食いたかった!」
母「ニアヴ?誰?」
母「もう・・・ また変なこと言って不安にさせないで〜」
母「だいたいこの変な精霊馬ずっと飾ってるけど なんなの?縁起でもない」
深月「名馬だよね」
深星「勝ち馬だよな〜!」
〇田舎の病院の病室
うつし世に無事帰れてから
母から聞かされた話・・・
〇雪に覆われた田舎駅(看板の文字無し)
〇田舎の病院の病室
深星「・・・」
深星「さーて!遊び行こ!」
「・・・」
深星「あははっ!2人で一緒だね〜 あたしに感謝しな」
〇田舎の病院の病室
母「深月も意識取り戻さないのに・・・ 深星まで様子がおかしくなって・・・」
深星「今夏だよね・・・? 半年位俺おかしかったの?」
深月「黄泉の国にいたの1日も経って無かった はずなのに・・・」
深星「・・・まるで浦島太郎だ・・・」
〇神社の本殿
〇神社の出店
コン「あはぁ〜♡ 酒はここのが旨いな♡」
終蔘「・・・」
〇お祭り会場
深月「乗って下さい!!」
〇神社の出店
終蔘(あの手を取っていたら・・・ どうなっていたかな・・・)
ニアヴ「終蔘さまぁ〜・・・ 双子ちゃんと帰りたかったですかぁ?」
終蔘「・・・ここの暮らしは楽しいからな・・・ 俺ぁ気に入ってるよ」
ニアヴ「ですよね〜!」
〇お祭り会場
チャカポコ チャカポコ・・・
ニアヴ「・・・まぁ 帰りたいと言っても帰しませんけど・・・」
ニアヴ「終蔘さまここに引きずりこむの 大変だったんですから〜」
終蔘「怖えこと・・・」
〇神社の本殿
〇神社の出店
終蔘「足長んとこでも呑み行くか」
コン「いいねぇ!! あいつにも酒たかろ!」
〇神社の石段
〇祈祷場
〇お祭り会場
チャカポコ チャカポコ・・・
ストーリーの先が読みたい気持ちが強すぎて、各話コメントできずに纏めてで失礼します🙇♀️
この魅力的なストーリー、まさに序破急というべき展開で、その中で各話ごとの内容にも緩急が設けられ、読み進めるのがとにかく楽しかったです😂
双子ちゃんの不思議な冒険譚としても、此岸と彼岸を感性豊かに描いた物語としても、本当に心から楽しませてもらいました。素敵な物語をありがとうございました🙇♀️
最後までお疲れ様でした。なる程、双子を引き込んだ存在が居たんですね。何はともあれ双子が無事に現世に帰れて良かったです。あの世でお祭りが続いているとこ言う事は、もしかしたらウチの三枝くんや、クズハもそちらのお祭りに引きこまれてたりしてるかも…なーんて考えたりしてました😄
不思議なストーリをありがとう御座いました。