両思いのままに

イグニス

第1話:悲劇の始まり(脚本)

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イグニス

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〇ビルの裏通り
  ある夜・・・
眞鍋俊「へへっ」
???「うわっ!!」
岡田大地「痛ぇ・・・」
眞鍋俊「だめじゃないか〜。 約束は守ってもらわないと~ww」
眞鍋俊「おらっ!!」
岡田大地「やめてくれよ!!」
岡田大地「嫌だ、っあぁぁあああああ──!!」
岡田大地「もう勘弁してくれ・・・」
伊藤和也「そもそも俊に逆らうからいけないんだよ~」
横田邦夫「そうだよなぁwwww」
眞鍋俊「だいたい調子に乗ることなんかするから~ かっこわりぃww」
眞鍋俊「じゃあ、いつものこれ! 頂いたぜ~」
横田邦夫「人の不幸見るの楽しいぃねぇ~ww ひひっ!」
伊藤和也「そうそう、笑える~ww ざまぁないぜ~ww ひゃひゃっ!」
眞鍋俊「じゃあ、また明日もよろしくな☆」
岡田大地「・・・」
  俺の名前は岡田大地(おかだだいち)。
  高校2年生の学生なんだけど、
  いじめに遭っている・・・
  やり返せないのかと思うじゃん?
  元々ケンカなんで無縁だったから、
  とても怖いんだ・・・
  一応やり返したいと考えたことはあるんだけど・・・
  でも、あいつ・・・
  眞鍋俊(まなべしゅん)に目を付けられたら最後だ。
  だから、あいつの言うとおりにしないと、
  痛い目に遭ってしまうんだ。
  でも、しょうがいないじゃないか・・・
  どんなにいやでも・・・
  歯向かう力なんてないんだから・・・

〇一戸建て
岡田大地「・・・」
岡田大地「何とか帰れた・・・」
  ここでいつも母さんになんてごまかすか悩むな。
  まあ、いつもの転んで怪我したって言えばいいか・・・
  でも、こんなごまかしも段々きつくなってきたな・・・
岡田大地「とりあえず入ろう」
岡田大地「ただいま~」

〇シックな玄関
岡田大地「ただいま~?」
岡田大地「あれ?まだ帰ってきてない?」
岡田大地「とりあえず電気つけなきゃ」

〇おしゃれなリビングダイニング
岡田大地「!?」
岡田大地「母さん!!」
大地の母「うぅ・・・」
岡田大地「しっかりしてよ!! 母さん!!」
大地の母「うぅ、苦し・・・い・・・」
岡田大地「僕はここだよ!! 母さん!!」
岡田大地「母さん!!」
  何が起こったのか一瞬分からなかった・・・
  でも一つ分かったのは・・・
  とても最悪な場面に遭遇したことだ。

次のエピソード:第2話:ココロのイタミ

コメント

  • 主人公の悲惨な現状と、さらなる追い討ちをかけるような悲劇的な展開に唖然…。そんな大地に手を差し伸べてくれる人が誰なのか、今後の展開に期待が膨らみます!

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