3.Fraternity/『結社』(脚本)
〇白
”Act,”
(行動せよ)
”and God will act.”
(さすれば『神』は応えられん)
『聖少女』
───ジャンヌ・ダルクの言葉より
〇黒
『人類皆が幸せに暮らせる世界の実現』
その為なら
〇地球
『結社(フラタニティ)』
は
『友愛(フラタニティ)』
の
名のもとに
『人』を導き
『星』を拓き
〇黒
『神』を■■
〇教会内
『聖女』「実に『80年ぶり』でしょうか⋯」
『聖女』「『かみさま』、顕現成功っ! 拍手〜ッ!わ〜〜〜!!」
『結社(フラタニティ)』
アメリカ支部、支部長
『聖女』
『聖女』「これも『忘れ形見』の 『ヘレナ嬢』のお陰ですねっ」
『聖女』「後は『正しい方向』へ 『復活(リセット)』させるのみ!」
『聖女』「皆さん、頑張りましょうねっ」
『女王』「ヒューッ!ヒューッ!」
『結社(フラタニティ)』
幹部
『女王』
『占星術師』「お主が口を開けば 決まって『奴』の話が降ってくるが」
『占星術師』「『前回』のは失敗だったじゃろ?」
『結社(フラタニティ)』
幹部
『占星術師』
〇モヤモヤ
『占星術師』「『祖国』の『到達者(主戦力)』 この大陸に一極集中させる勝手さも勿論」
『賢者の石』
『強烈な意志』を持つものを
『到達者』に引き上げる『錬金物質』
『占星術師』「当然『コイツ』も使う気じゃろ?」
『占星術師』「現状『再精製不可能』の『貴重品』」
『占星術師』「”今回は上手くいく自信あるのかのう?”」
『聖女』「やだなぁ、勿論ですよっ」
『聖女』「”信じるものは救われる”」
『聖女』「『いつも』そうやって 乗り越えてきたじゃないですかっ!ネッ!?」
『占星術師』(『信心深い』より 『執念深い』が適切な形容じゃな)
『占星術師』(あ〜あ 今回は何人『散る』ことになるんじゃろ?)
〇星座
『占星術師』「──ああ、『占星術』の件じゃが」
『占星術師』「『運命の予測』は既に出ておるぞ」
〇地図
局所的な地点は不明瞭じゃが
『イリノイ』『ウィスコンシン』
『ミネソタ』
その周辺で『大きな転機が起こる』
時期は⋯
まぁ『ひと月以内』ってところかの?
『女王』「あの子みたいに 『ハッキリ分からない』のね」
『占星術師』「『肉眼で星座を探す』か 『望遠鏡で1つの星を眺める』かの違いじゃ」
『占星術師』「そもそも『観察するスケール』が違う、 別物も別物じゃよ」
『女王』「なるほど〜(絶対わかってない)」
『聖女』「その周辺の大きい街は 『ミネアポリス』と『シカゴ』ですかね」
『聖女』「『包囲網』、張りましょうか」
〇教会内
『女王』「当然、バトる事になると思うんですが⋯」
『女王』「我々、勝てるんでしょうか? ものすごい強そうでしたよ?」
『聖女』「『大丈」
大丈夫(サ・ヴァ)☆
『伯爵』「実質、『先手』は打ってますからネッ☆」
『結社(フラタニティ)』
幹部
『伯爵』
『聖女』「”あらあら”」
『聖女』「随分と遅い到着ですね」
『伯爵』「ン〜、申し訳ない」
〇カジノ
『アツい賭博(デュエル)』が
ちょっと長引いちゃいまして☆
鬼ボロ負け占い師「ア゛ッ⋯ア゛ッ⋯(痙攣)」
〇教会内
『伯爵』「痛っ!」
「ほげーーーーーっ!」
(『とりあえず殴られとけ』の表情)
〇白
『蛇喰鷲紋(アムリタ)』
『伯爵』「『異能の阻害』に特化させた 僕の『錬金物質』」
『伯爵』「『聖女』さんにお任せして 片割れを『ヘレナ嬢』に渡していました☆」
〇華やかな広場
結果、『異能』は『不完全』になる
〇森の中
近くの茂みで
僕も効果を確認してました☆
『女王』(参戦しろや)
『占星術師』(コイツに限って、絶対『嘘』じゃろな)
『聖女』「⋯」
『聖女』(『異能』が『不完全』になるなら)
(何故『かみさま』は 『あのカタチ』で顕現できた?)
〇黒
それでは、全員揃ったことですし
『当面の作戦』を決めますね
明日から『手配書』を
『全米中』に配布します
文面はこう
騎兵隊所属の軍曹、要人を連れて逃亡中
発見者、情報提供者には報奨金を授与します
『かみさま』と『ヘレナ嬢』
この2名は『最優先保護対象』です
『必ず生かして捕らえること』
『軍曹さん』の方は
『生死問わず』で良いでしょう
オルコット「なんでアタシだけっ!? キィ〜〜〜〜ッ!!」
〇教会内
『聖女』「わたしたちは『到達者』」
『聖女』「『世界の真理に到達せし者』」
故に、『正しき方向』へ
『世界を導く義務』があります
その『天命』、ゆめゆめお忘れなきよう
『伯爵』「なんで?」
では、明日一番の『鉄道』で
『シカゴ』方面へ向かいましょう
『ワープ持ち』の『伯爵』は
いつも通りに『斥候』を
『伯爵』「お任せあれっ」
『伯爵』「なんでもう一撃?」
あっ、『大統領』いましたね
『国葬の情報統制』と
『手配書』の準備をお願いします
『大統領』「⋯はい」
『大統領』(ワシ、近々死んじゃうのかな?)
新幹部(元・下級会員)
ヒール・ブラック副大統領
明日より『新大統領』就任決定
〇怪しげな酒場
鬼ボロ負け占い師「ウチ、負けっぱなしじゃねーかッ!」
ワシントンD.C.(首都)
鬼ボロ負け占い師「多分『賭場』のせいなのよ! 『グル』でイカサマしてるに違いないわ!」
鬼ボロ負け占い師「おかわりっ!」
バーテンダー「カエッテ⋯」
〇西洋の街並み
鬼ボロ負け占い師「⋯ハァ」
鬼ボロ負け占い師「巡業先、変えようかな⋯」
鬼ボロ負け占い師「人多そうな『シカゴ』とか⋯、うん⋯」
アザレア「『オル姐』、結局国葬に来なかったね」
ソロネ「『要人の護衛任務中』だからな」
アザレア「それでもよっ!?ちょ〜っとは! 会いに来てくれたって良いじゃん!!」
ソロネ「⋯」
アザレア「なにそのかお」
ソロネ「別に?」
アザレア「⋯ッ」
なんか知らんけど、ムカつく〜っ!!
さっさと『ミネアポリス』まで帰るぞ
数日かかる距離だろっ!
絶対問いただしてやるからな!!
〇市場
イフェイオン「⋯」
「食事も喉に通らないか?」
イフェイオン「『先生』⋯」
イフェイオン「『大統領夫妻』の顔、 とても安らかな表情でした⋯」
イフェイオン「それが、逆に、、何だか苦しくて⋯ 『暗殺された』って感じがしなくて⋯」
『占星術師』「君の家族が殺されたわけじゃなかろう?」
イフェイオン「⋯」
『占星術師』「⋯でも、まぁ」
彼らは『一国の父と母』で
ワシらは『子』と捉えたら、『家族』か
相変わらず、共感性高いのぅ
イフェイオン「⋯こんな姿、 『生徒達』には見せられませんね」
でも
〇空
『シカゴ』に帰って
あの子たちの顔見たら、元気出るでしょうか
そうじゃそうじゃ
向こうへ帰れば『復活(リセット)』じゃ
〇美しい草原
シカゴ
学生のケリー「『星』、相変わらず綺麗だな」
学生のホロー「『先生達』、早く帰って来ないかな?」
学生のホロー「色んな『星座』のお話、 また聞いてみたいなぁ」
「おーーーーいっ!!」
学生のトラダ「『代謝活性(ポカポカ)スープ』〜ッ! ぜんぶ完食(ク)っちゃうぞ〜〜ッ!!」
〇渓谷
ミネソタ州
〇黒
〇先住民の村
オルコット「イヤ〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!」
素晴らしいですね~、なんか読んでると自分の創作意欲まで熱くなってきます🥰
好きなネタをブチ込んでる感も大好きですし、全部読んだあとにもう1周してみたくなるような、謎が謎を呼んでいく組み立て方も大好物です😍
せっかくの“長編”ですからね🤣
先が予想できない面白さは10作のなかでNo.1だと思います😆
ひたすらオル姐を追っかけています(((o(*゚▽゚*)o)))♡
色々書こうとしたけれど全てトラダ君に持っていかれました。
あれ、彼ってダムス……🤔
敵勢力の思惑も知れて中々濃い1話でした。
みんな集結しそうな雰囲気。
個人的にボロ負けのあの方が不憫でならない😢