ホラーをギャグキャラでぶっこわす!

三玉亞実

そもそも渋谷の交差点でホラーやるなよ(脚本)

ホラーをギャグキャラでぶっこわす!

三玉亞実

今すぐ読む

ホラーをギャグキャラでぶっこわす!
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇渋谷のスクランブル交差点
貴婦人A(メラトーニーおばさんの言う通りだったわ)
貴婦人A(もうこの街に人はいない・・・みんな殺されたんだ)
貴婦人A「残ったのは私とおばさんと叔父さんだけ」
貴婦人A(犯人は間違いなく狂人だわ!一刻も早く逃げないと・・・)
  きゃーーーーー!!!!!!
貴婦人A「な、なにごと?!」
メラトーニーおばさん「あ・・・ぐ・・・」
貴婦人A「お、おばさん?!どうしたの!?そんなに血を流して!?」
メラトーニーおばさん「あぐ・・・あぐま・・・だ」
貴婦人A「おばさん・・・?」
貴婦人A「メラトーニーおばさーーーーーん!!!!」
貴婦人A「うぅ・・・こんなのあんまりだわ・・・」
貴婦人A「私が何をしたって言うの・・・?」
  ジャラリ・・・ジャラリ・・・
貴婦人A「な・・・何の音?」
  ジャラリ・・・ジャラリ・・・
貴婦人A「誰なの?」
チュルフフ・ホップ「ムフフフフフフ」
貴婦人A「お、叔父さん?」
チュルフフ・ホップ「ジャラリ・・・ジャラリ・・・」
貴婦人A「な・・・なんですって」
貴婦人A「あなたが殺したの?」
チュルフフ・ホップ「ムフフフ」
貴婦人A「どうして?!なぜ20万もの人々を殺したの?!」
チュルフフ・ホップ「ジャラリ・・・ジャラリ・・・」
貴婦人A「意味はない・・・?それだけ?」
貴婦人A「そんな理由で殺すなんて・・・許せない!」
チュルフフ・ホップ「ジャラララララララ!!!!!」
貴婦人A「きゃあ!」
チュルフフ・ホップ「ジャララララ」
貴婦人A「いや・・・こないで・・・」
チュルフフ・ホップ「ジャララララ!!!!」
貴婦人A「きゃあああああああ!!!!」

〇渋谷のスクランブル交差点
チュルフフ・ホップ「ジャラ?」
貴婦人A「どうして街が明るく・・・?」
  パーパーパー♫パーパーパー♫
貴婦人A「な、なんの音?!」
パリピーナ「イェア♫イェア♫」
パリピーナ「パンパーナ♫パンパーナ♫」
パリピーナ「パリピなパンのパンパーナ♫」
パリピーナ「ランランランランランカスター♫ヨーランスター♫アビアビアビンスター♫」
パリピーナ「みんなでエビバディせい!おーおーおーおー!」
パリピーナ「ふぉう!イェア♫イェア♫」
パリピーナ「ランボンスター♫ランボンボンボンランボスター♫」
パリピーナ「ラストビジョン♫最後にさけべぇ!」
パリピーナ「ふぉーーーーーーーーーーー!!!!」
パリピーナ「イェア♫」
チュルフフ・ホップ「・・・」
貴婦人A「・・・」
パリピーナ「なんか反応しろよ!そこの白衣ぃいいいいいいいいい!!!!」
チュルフフ・ホップ「ばびぶでぃらっ!!!」
貴婦人A「・・・」
パリピーナ「おっと・・・我輩としたことが、ついカッとなってぶちのめしてしまった・・・すまない」
パリピーナ「我輩の名はパリピーナ。渋谷の神だ」
パリピーナ「週に二回。深夜帯に気まぐれに現れる神だ」
パリピーナ「趣味はスプレーアート。好きな食べ物は流行りによって変わる」
パリピーナ「歳は秘密。身長は気分によって変わるし、体重も太ったり減ったりしている」
貴婦人A「・・・」
パリピーナ「私の特技は渋谷の街灯りを一気に点灯させること」
パリピーナ「ちなみに独身。彼女は募集中だよ☆」
パリピーナ「好きな異性のタイプは財布が落ちてもネコババせずに交番届ける心優しい人!」
貴婦人A「・・・」
パリピーナ「それにしてもどうした?さっきまで喋っていたのに急に人形みたいに黙って」
貴婦人A「・・・」
パリピーナ「まぁ、いいや。そろそろ夜が明けるから消えるね」
パリピーナ「また会いたくなったらハチ公前で待っててね。気が向いたら出てくるから」
パリピーナ「それじゃあ、バーイ☆」
貴婦人A「・・・」
貴婦人A「・・・帰ってキツめの酒飲んで寝よ」
  完

コメント

  • 冒頭の空気感が台無し、、、パリピーナさんの存在感が最強で笑いました。ラストは私自身も虚無感に襲われました、台風のごとく何もかも吹き飛ばしてくれましたね。

  • 20万人の人間をどうやって殺したんだ叔父さん!そこが知りたいよ〜。それにしても、パリピーナが神様とは到底似合わないキャラで面白い!

  • 最終的にどうでも良くなっちゃうオチに
    「そうなるよね」と笑いました😂笑
    ジャラジャラは何かがぶつかる音とかではなく
    言葉だったんですね🤔笑

コメントをもっと見る(6件)

ページTOPへ