黄泉の国の夜祭り

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〇古民家の居間

〇睡蓮の花園

〇古民家の居間
ムジナ「夜も更け蓮令外が酩酊したとこを狙うか」
ムジナ「奴ぁとんだ助平野郎でよぉ おなごの話題でも出しゃ一発よ」
ニアヴ「それまでお話でもしてましょ〜!」
ニアヴ「深星は覚えてるのはどの辺りの話 なんですか〜?」

〇古民家の居間
深星「深月が帰りたいって言ってくれたこと・・・」
深星「ラーメン食べたいって 言ってくれたこと・・・」
深星「深月はもう戻りたくないのかと不安だった」
深星「深月、帰ろう」
深月「うん!」

〇古民家の居間
ニアヴ「むむ・・・ やっぱり帰ってしまうのですね〜」
深星「あっそうだ。ニアヴが羽虫呼ばわり されたのも覚えてるよ」

〇古民家の居間
ニアヴ「きっ!きさ・・・っ!! 忘れろ!!忘れろ!!!」
ムジナ「羽むっ・・・!!ひっひいっ!ひいっ!!」
ニアヴ「うおー!!ちょっとぉ!!」

〇古民家の居間
深月「あはは・・・」
終蔘「・・・」
終蔘「深月」
終蔘「何で俺がお前らに協力するか前に聞いたな」

〇桜の見える丘
深月「あの、でもどうしてこんなに協力して くれるんですか?」

〇古民家の居間
  俺だけに聞こえる声量で・・・
終蔘「・・・俺も元は人間でなぁ・・・」
終蔘「帰りたい気持ちは・・・わかるんだ」
深月「えっ・・・? あっ・・・」
ニアヴ「おしんさまぁ〜!! ブラコンがいぢめるよぉ〜!!」
深星「誰がブラコンじゃい!!」

〇古民家の居間
深月「・・・」
終蔘「・・・」
  もう触れるな・・・と言う顔・・・

〇けもの道

〇睡蓮の花園
「よお!蓮令外」
蓮令外(はすりょうげ)「ぬうう!帰れ帰れ! せっかく気持ち良く呑んでたというに」
ムジナ「そう言うな 今日祭りで見かけた娘がよ」

〇お祭り会場
  こう、ムチーンのバイーンでよぉ

〇睡蓮の花園
ムジナ「オメーさんなら誰だか知ってるかと思ってな」
蓮令外(はすりょうげ)「むむ・・・何と失礼な奴じゃ 我はおなごなど興味が無い!」
蓮令外(はすりょうげ)「・・・まあ特別に肴に聞いてやっても良いが」

〇睡蓮の花園
「・・・して胸の果実はたわわなのか?」
「ふむふむ・・・それは挟まれたい・・・」

〇森の中の沼
終蔘「よし、今のうちだ!」

〇森の中の沼
終蔘「かわみさきの話じゃここから行けるはず」

〇小さい滝
かわみさき「蓮令外はそこから死の地に 行き来してるらしい」
かわみさき「奴が移動出来る距離・・・ そこまで深く長くは無いだろう」

〇村に続くトンネル
「抜けたらすぐにうつし世への出口、 黄泉比良坂が見えるだろう」

〇森の中の沼
深月「終蔘さん・・・ 本当に本当にありがとうございました!」
終蔘「ひひ・・・もう迷い込むなよ」
深月「はい!」
ニアヴ「双子ちゃん〜!お元気で〜!」
深月「ニアヴありがとう! いつも元気貰えて嬉しかった!」
  これ以上話したら
  帰りたくなくなりそうだ・・・

〇森の中の沼
深月「ありがとうございました!」
深月「行ってきます!!」

次のエピソード:クーカイ

コメント

  • 双子は帰っちゃうんですね。
    さて、黄泉比良坂は神話だとイザナギに怒ったイザナミが手下の餓鬼を従えて追いかけて来ますが、果たしてどうなるのやら。次回も楽しみにしています。

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