ヴィラト・ミシェル親衛隊

香坂ヱヰ

エピソード7 間幕、或いはシュルーゼルの過去Ⅲ(脚本)

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〇英国風の部屋
  ──ドッカシラントコ島のどこか──
シュルーゼル「・・・・・・?」
ヴァンノッツァ「少々お待ち下さいね」
シュルーゼル「・・・・・・?」
シュルーゼル(・・・・・・いや、何故生きている?)
シュルーゼル(俺は爆発に巻き込まれて死んだ・・・・・・筈・・・・・・)
シュルーゼル(いや、それとも此処は冥界か・・・・・・?)
シュルーゼル(駄目だ、それ以外考えが及ばない・・・・・・)
???「まーあ!良かったわ!」
???「えっとね、私はユリア」
シュルーゼル「ユリア・・・・・・?」
ユリア「そーよ!ユリア・フォン・ライヌーズ。よろしくね」
シュルーゼル「いえ、こちらこそ」
ユリア「ふふ。というわけで・・・・・・」
ユリア「貴方には今日からライヌーズ姓を名乗って貰うわ!」
ユリア「で、貴方の名前は?!」
シュルーゼル「シュルーゼル──」
シュルーゼル(・・・・・・)
シュルーゼル「シュルーゼル・T・ド・ポォンケス・・・・・・です」
ユリア「シュルーゼル・・・・・・ね!」
「奥様ッ!!」
ヴァンノッツァ「奥様、先に行かないで下さいと言ったではありませんか!」
ユリア「まぁまぁ、ヴァンノッツァ」
ユリア「それに聞いて、この方、クロッスの皇子と同じシュルーゼルよ!」
ヴァンノッツァ「”名前が”でしょう!?」
ヴァンノッツァ「会話も壊滅的な順番ですし、語は時々抜けているしで、もう・・・・・・!」
ユリア「まーあ。で、シュルーゼル。これから貴方は私の養子で──」
ヴァンノッツァ「奥様ッ!!」
ユリア「まぁまぁ」
ユリア「嗚呼、此処はドッカシラントコ島にあるライヌーズの別荘なの」
ユリア「ま、本邸については後々紹介するわ」
シュルーゼル「・・・・・・お願い致します」

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