ムーアから突きつけられた真実(脚本)
〇渋谷駅前
八神嵐子「サングラスにマスクしてるんだね バレちゃうもんね 人気者はつらいって やつだね」
焔「モチのロンです 大勢の人に囲まれて 動けなくなりますからね」
弥生「こんな都会に来たに来たのは はじめてだわ ここが・・・渋谷センター街なんだね」
八神嵐子「お腹ペコペコです おスシロー侍で お寿司 食べようよ」
焔「お寿司 いいですね そうしましょう 私が先に行って 席を確保して来ますね」
焔はお寿司屋の方へ
走って行った
しばらくして
遠くの方から
悲鳴がこだました
弥生「大丈夫ですか?」
廣石「今~なんか 人が食中毒みたいなんか しらんけど バタバタ倒れてるらしい あんたたちは 行かん方がええぞ」
弥生「妖怪の仕業かな・・・ 嵐子ちゃん 私は焔ちゃんを 呼んでくるから 先に様子を見に行ってて」
八神嵐子「うん わかった ユキナとピクシーは 呼んだ方がいいかも」
嵐子は
2人を呼ぶ
道具を使った
ユキナ「ワシらの出番みたいじゃな」
さとみ「フルタイム出勤よね うちの会社は~本当に」
八神嵐子「行くわよ」
〇商店街
ユキナ「まばらに 人が泡吹いて 倒れてるな」
八神嵐子「ピクシー 回復させれる?」
さとみ「わかった この辺の人は 私に任せて」
八神嵐子「どうなってるのよ この前みたいな 映画館みたいに 見境なしに現れるの・・・ どこに居るんだろ・・・」
服部刑事「あ~君は この前 映画館付近に居た 女の子だね ここから先は危険だから 帰りなさい」
ユキナ「そちの方が帰った方が 身の為と思うが~ 言ってた所で 正義感が邪魔して 無駄なのじゃろな~」
服部刑事「君 何歳 お姉ちゃんと さっさっと 避難して 早く~早く」
八神嵐子「お巡りさん どうしたの? この騒ぎは 教えてくれたら 帰るわ」
服部刑事「怪しい連中が 移動して ケーキを配ってるって 通報があったんだよ 食べた市民が病院に続々 運ばれてるみたいなんだ」
ユキナ「ばらまいてるって ことは~ 作ってる工場か お店があるのかも しれないな~嵐子」
八神嵐子「とりあえず ここは 迂回して 他の所を探そう ありがと お巡りさん~またね」
〇テラス席
戦闘員「そこの可愛いお嬢さんたち 無料のケーキ 配ってるんだけど おひとつ~どうぞ」
焔「あんた 正体を見せなさいよ 怪しすぎるわ しかも~無料って」
弥生「あんたたち 何者なのよ!!」
戦闘員「お前たち 我らに逆らう者だな 死んでもらう」
戦闘員「お前ら~ 一体・・・ぐはっ」
焔「特撮戦闘員? 悪の組織でも居るのかな? 妖怪とか~そんなレベルじゃなく 大きな魔族がバックに居るのかな~ ロキ~おいで」
ロキ「焔様 ご命令を」
焔「ケーキ配ってる 怪しい奴を片っ端から 探して~倒して来なさい」
ロキ「御意 お任せを 焔様 でわ」
弥生「式神ね 初めて~見た」
焔「困りましたね 嵐子さんたちとはぐれましたね」
弥生「嵐子ちゃん また・・・スマホを家に忘れてるみたい さっき~かけてみたんだけど」
焔「とりあえず 他の場所に 行きましょう」
弥生「ええ そうね」
〇店の入口
デッドムーア「ジャギーちゃん 意外とさ~ 死んでないじゃない?」
ジャギー「そのことなんだけど~ 食べた人間は ゾンビみたいになり 人を見境なく 襲いだすから~ 面白くなると思うんだけど」
デッドムーア「ここって そのうち 誰か~嗅ぎ付けてくるわよ」
ジャギー「そだね 僕たちは帰ろか~ お前はどんどん ケーキを作って ばらまくんだ」
馬場「わかっております ジャギー様 邪魔者は食べてしまうので ご心配なく でわ」
デッドムーア「ジャギーちゃん 今回~騒ぎがでかくなりすぎだよ 穏便にさ~ 人間たちを殺さないと 上からお叱りが来るわよ」
ジャギー「僕はムーアみたいに 穏便が苦手なんだよね そんなに点数稼ぎも得意じゃないし」
デッドムーア「30点を下回ったら いくら~君でも 消さないといけなくなるから~ 気をつけなよ~ジャギー」
ジャギー「ムーアは何点くらいあるの?」
デッドムーア「ボクはつねに 80点くらいはキープしてるさ 大物狩りしかしないからね 人間100人殺しても 一点って~馬鹿馬鹿しいから~」
ジャギー「ははっ ボクは65点くらいかな~ しかし~今回は ゾンビ映画さながら~だし どんどん ゾンビになるな~」
デッドムーア「でもさ ゾンビが増えたって 死んでないよね てか~これって 不味くないかい? まずいクソケーキみたいに」
ジャギー「やっぱり? ソッコー死ぬ ケーキが良かったな?」
デッドムーア「どのみちさ 人間たちは殺すんだし のろしになるんじゃない?」
ジャギー「減点 10点くらいで済むかな~」
デッドムーア「政界人を殺すと 点数稼ぎになるよ 100点に到達して 星を1つもらって 星10こでクラスが上がる 私~星5しかないわね」
ジャギー「ボクは星は2こだな」
デッドムーア「30点下回ると 星を剥奪されて 50に戻るって 星が0で30点下回ったら さよならね」
ジャギー「頑張らねば~ならぬ」
デッドムーア「そんじゃね~ジャギー 脱落者にならないように あんたを狩るのは苦労しそうだしね」
ジャギー「わかった じゃね ムーア」
〇店の入口
八神嵐子「まあ~ここが 敵さんのアジトよね ケーキ屋さん」
雪女「ケーキとか 敵も隠す気が0じゃな~ 今回は~」
八神嵐子「入るわよ」
〇カフェのレジ
八神嵐子「あれ 誰も居ないわね」
雪女「あそこ 床が一部 おかしい所があるのじゃ」
八神嵐子「(  ̄ー ̄)ノどっこいしょっとー」
八神嵐子「ボスのお顔を見に行きますかね」
〇地下に続く階段
八神嵐子「あんたたちって すぐに姿を変えて 戦闘態勢~速いわね」
ピクシー「雑魚さんのお出迎えよ そんな~こと言ってたら」
ピクシー「ぞろぞろ居るわね」
戦闘員「お前たち ここを見つかったからには 生きて~帰れると思うな!!」
ピクシー「二人は先に行ってて 今回はラスボスは譲ってあげる」
ピクシー「雑魚は任せたわよ~ビクシー」
ピクシー「はいはい~お任せあれ」
〇謎の部屋の扉
雪女「嵐子 ここは ワシが残って 露払いして おくから~先に急ぐのじや」
雪女「なんか~卵から どんどん~産まれておるわい」
雪女「またまた~雑魚さんは任せたわよ!!」
嵐子は
敵をジャンプして
かわして
扉を蹴りで開けて
先へと進んだ
〇ビルの地下通路
八神嵐子「LINEなら使えるかな~ さっき~ユキナから 借りたスマホで 弥生ちゃんと連絡しとこ ここ~電波~ダメそうだし」
八神嵐子「アジトはケーキの床の下にある 秘密基地だよっと 送信っと」
長かった通路を先に進むと
ラボに到着した
〇古生物の研究室
八神嵐子「こんにちわ~ラスボスさん」
馬場「あら~美味しそうな 獲物が来たわね」
八神嵐子「あんた そのお姉さんの身体 奪ったのね」
馬場「奪ったって もらったの~ なんで~正体を見せるのには この身体は邪魔ね」
八神嵐子「お約束の変身ね」
八神嵐子「あららら ケーキ事件の黒幕は ケーキの妖怪ってわけね」
ジャギーケーキ「丸飲みがいいかな? バラバラにして食べるかな? ミンチにしてあげるわ」
嵐童「よう~嵐子 そいつと遊ばせろよ」
八神嵐子「いきなり~出てくんな ベ~だ あんたにやらせると 筋肉痛になるのよ 今回は私がやる!!」
嵐童「ちぇっ 俺なら3分であいつを料理できるのにな~」
八神嵐子「はいはい そのうちに出番あげるから 今回はお休みよ」
嵐童「退屈させるなよ」
ジャギーケーキ「おいおい 何を独り言を言っている獲物め」
八神嵐子「あんさ 一つ聞くけど ケーキに何を入れてたのよ」
〇商店街
弥生「さっきまで なんともなかった 人たちが豹変してるわ」
焔「ですね まるで・・・ゾンビみたいに」
弥生「もしかしたら 元にもどるかも~しれないから 迂闊に攻撃できないね」
焔「私に任せてください」
弥生「私はお巡りさんを助けてくるね」
焔「弥生さん そっちはお任せしました」
焔「我の呼び掛けに答え 現れよ タマモ姫」
タマモ「焔様 お久しゅうございます」
焔「タマモの妖術で あいつらをおとなしくさせて」
タマモ「簡単でごさいます」
焔「もどるかもしれないから できるだけ 傷つけないで」
タマモ「それじや 縛りますね タマモのあやとり ごらんくださいませ~」
タマモ「これで 動けなくなりましたわ 焔様」
焔「参ったな~ タマモを使役してる間は ここから動けないし」
???「焔ちゃんを お巡りさんは助けたから 私はどうしたらいい?」
焔「弥生さんはケーキ屋さんに行ってください」
弥生「わかった ここは任せるね」
焔「はい! 見守ることしかできないんだけど 仕方ないな~嵐子師匠なお任せします」
〇古生物の研究室
八神嵐子「(薬があるか~) (こいつを倒すと人々が戻るのかな~) 質問なんだけど~ ケーキ食べた人たちって 元に戻るの?」
ジャギーケーキ「愚問だな 教えるわけがなかろう」
八神嵐子「だよね 聞いて~損した」
八神嵐子「そろそろ おしゃべりも飽きたし あんたには空腹でお腹ペコペコ 状態なんで~すぐに退治して お寿司屋に行かせてもらうわよ」
斬ったが
敵は分裂した
八神嵐子「増えちゃった」
ジャギーケーキ「無駄無駄無駄」
ジャギーケーキ「どんどん斬ればいい」
八神嵐子「まあ~斬って 駄目なら 燃やしてあげるわ こんがりケーキにしてあげる」
ジャギーケーキ「そんな~バカな」
八神嵐子「あのさ~ 斬らなかったら~もしかして 超がつくくらいに雑魚だったりする?」
ジャギーケーキ「きさま 図に乗りおって」
ジャギーケーキ「メガトンケーキ爆弾だ」
八神嵐子「ケーキまみれになるとか? さすがに嫌だな~ お寿司屋に入れなくなるし」
ジャギーケーキ「心配するな この辺りが木っ端微塵に吹き飛ぶだけさ」
弥生「遅れて~ごめんね」
八神嵐子「弥生ちゃん」
弥生「さっき ピクシーちゃんとユキナちゃんと会ったよ」
八神嵐子「弥生ちゃん 早速で悪いけど あのケーキ 爆発するんだって」
弥生「大丈夫 カラス天狗 来て~~」
カラス天狗「危機的状況だな~弥生」
弥生「あのケーキ もうすぐ爆発するんだって どうにかできる?」
カラス天狗「風の障壁を貼る」
八神嵐子「あららら あいつ 自爆したわね」
カラス天狗「自業自得だな」
弥生「とりあえず 街の皆を助けないと」
弥生はその辺の薬をかき集めた
弥生「どれが当たりなのかな~」
八神嵐子「あ~良いもん発言」
八神嵐子「多分~これじゃない 大量にあるし」
カラス天狗「ワシが医療施設に届けて来よう」
弥生「任せたわね カラス天狗」
八神嵐子「でも~今回は 敵さんがバカで良かったかな 自分で出したケーキで巻き込まれて 自滅するって」
弥生「出てきなさいよ そこにいるのは わかってるのよ」
デッドムーア「なかなか~鼻が利く 人間が居たわね」
八神嵐子「あんた~この前 焔ちゃんを襲った奴ね」
デッドムーア「その通りですね 殺そうと思ったんですけど 貴方とは初対面なはず~」
八神嵐子「焔ちゃんから 変なマスクしてる奴に襲われたって 聞いたのよ」
デッドムーア「自己紹介でもしておきますかね 私はデッドムーア ムーアとでもお呼びください」
弥生「あなた 私の両親を殺した奴と仲間なの?」
デッドムーア「あの車事故に見せかけ 殺した両親の生き残りですかね」
弥生「そうよ あんたたち 何者なのよ」
デッドムーア「私たちは強いて言うと 人間を粛清させ 根絶やしにする団体ですかね 私はおしゃべりなので あんたの質問に答えて差し上げます」
八神嵐子「あのさ じゃあ~妖怪とか 関係ないわけ? あんたたちには~」
デッドムーア「妖怪も魔物もいろいろ 扱ってますかね 妖怪の封印を解いたのも 私たちですから~ね」
八神嵐子「(嵐童の封印の壺を割ったくらいでは) (問題の大きさが次元を超えてるってこと) あんたたちは私の敵なのよね」
デッドムーア「邪魔になるのなら 排除しますけど そう~質問のお答ね 私の仲間にルシファーホークって 魔王が居ますね やったのは~彼です」
弥生「魔王って 貴方たちを統括している 強大な支配者が居るの~」
デッドムーア「そうですね 私たちはその支配者の部下で 6人居まして ケーキのバカなオモチャを今回 出したのは~ジャギーと言う ネコ」
デッドムーア「ぬいぐるみみたいな 奴ですかね~早く くたばって~欲しいんですけどね 一番バカな奴なので」
八神嵐子「どのみちさ あんたと戦うなら ここで戦った方が 一人減って~日本が平和になると思わない?」
デッドムーア「それも良いですけど 今~戦えば 確実に貴方は死にますよ 貴方の戦闘力を100としたら 私は1000くらいではないですかね」
八神嵐子「余裕ね」
弥生「ルシファーホークと 貴方はどちらが強いの~~」
デッドムーア「ルシファーホークさんですか~ 彼は別格ですので 3000くらいではないですかね 私も戦えば~確実に死ぬかな~」
八神嵐子「もう1つ聞いていいかしら あんたは六人の中で何番メニュー強いの?」
デッドムーア「難しい質問ね 私は 三番目くらいだと思ってます でも~我々と戦うことはありませんよ こんなことに首を突っ込んでたら」
デッドムーア「そのうち 死にますよ ジャギーくらい倒せば 私たちが貴方をターゲットにしないと いけなくなるのは~確かですね」
八神嵐子「ムーアとか言ったわね 必ずあんたたちの野望は私が 阻止してやるから 覚悟してなさい」
弥生「ルシファーホークは 私が絶対に倒すから~ 伝えておきなさい!!」
デッドムーア「そろそろ おいとまさせて いただきますね 雑魚のたわごとも 耳障りなので でわ~アデュー諸君 お元気で~」
弥生「何 この警報は」
アナウンス「自爆装置のスイッチが起動しました この施設はあと~10分で爆発しますので 速やかに避難してください」
八神嵐子「お決まりパターンね」
ピクシー「嵐子 テレポートで脱出するわよ」
八神嵐子「ちょい待って 焔ちゃんにLINEして このケーキ屋付近の人をできる限り 避難させないとって 送信~ヨシッ」
〇商店街
焔「10分とか無理だから この辺にある そうだ 体育館にみんなを集めるしかない」
タマモ「私が焔様の声を拡散しましょう」
焔「この辺りの皆さん 私はYouTuber焔です この一帯は10分後に大爆発します 体育館に近隣の方は集まってください」
焔「エンラオは 体育館に大きな障壁を貼って」
エンラオ「御意 焔様」
焔「私たちも移動よ」
〇体育館の中
焔「(エンラオが障壁を全力で貼れば大丈夫!!) 皆さん 衝撃波に備えて 耳をふさいでください」
野村美伽「焔ちゃんだよ 本当に居たね なんか~焔ちゃんの声が 拡声器使ったみたいに 私たちに届いて聞こえたもん」
小林あずみ「うん なんか~テロなのか わからないけど 死にたくないもん」
10分後
ケーキ屋は
地下にあったが
近隣1キロ圏内の建物は
体育館を残し
爆発した
〇街外れの荒地
八神嵐子「大丈夫だった 焔ちゃん~」
焔「はい みんな~無事でした」
服部刑事「おいおい ウソだろ テロでも起こったのか・・・」
焔「(タマモ~聞こえる このお巡りの記憶を) (ガス爆発みたいな~記憶と認識させて)」
服部刑事「服部です ケーキ屋のガス大爆発により 近隣が崩壊しました 至急に消防隊の要請をお願いします」
服部刑事「あとで 職務質問するから 交番に来るように」
焔「しまった タマモに私たちの存在の 削除を頼んでなかったです」
八神嵐子「シラを切れば~問題ないよ」
美千留「嵐子ちゃん」
八神嵐子「ママ」
美千留「取材に来たのよ なんで~こんな所に居るの?」
八神嵐子「ケーキ食べに来たら ガス大爆発したみたい」
美千留「良かったわ~無事で これ 帰りのタクシー代 早く~帰りなさい この辺~報道陣で ごったがえしになるわよ」
八神嵐子「ハ~イ ママ~すぐに帰ります」
美千留「あら ほむらちゃん はじめまして~かな あんまり~フィクションな 映像なんて~やめなさいね」
焔「ハ~イ わかりました」
美千留「家に帰ったら みんなで出前でも取って ご飯を済ませてね 私は遅くなるから~」
八神嵐子「頑張ってね~ママ」
嵐子たちはタクシーで家に帰った
今回でこの元凶を知れたことは
嵐子たちに新たな敵の存在を
知らしめる出来事だった
嵐子たちに突きつけられた
敵との戦力の違い
このままではいずれ
家族も巻き込んでしまうかも
危険にさらされるかもって
でも この悪の組織を倒せるのは
私たちしか居ないと
感じ取った
嵐子たちの戦いは
今 幕を開けたに過ぎない序章かも
エピソード7 END
エピソード8へ 続く