〇豪華なクルーザー

〇漁船の上
　　・・・

〇朝日
　　・・・

〇豪華なクルーザー
　　これ・・・絶対遭難してるな・・・

〇沖合

〇沖合

〇城の会議室
エリカさん「皆様、ご夕食の用意が出来ました」

〇城の会議室
咲花「・・・さすがに食欲湧かないな・・・」
萌歌「どうかん・・・」
悠華「すぐ救助来るわよ」
悠華「うちのパパ心配してすぐ救助要請 出すと思うし」
桃夏「うちもですわ」
美々華「お嬢様達は余裕だな〜」

〇城の会議室
茉莉花「ふふ・・すぐ救助されれば良いけど」
茉莉花「それまで完全密室・・・」

〇豪華なクルーザー
茉莉花「完璧なクローズドサークルだ・・・」

〇モヤモヤ
　　ザワッ・・・

〇城の会議室
美々華「クロー・・・ それ、何？」
エリカさん「クローズドサークル。 推理小説における閉ざされた空間での 密室殺人です」
美々華「さつ・・・っ!!!」
桃夏「馬鹿馬鹿しい オーナーのことは調べてるし」
桃夏「あんたらのことも調べ済み。 殺される理由が無いわ」
茉莉花「へー・・・お嬢様 先程までとずいぶん性格お変わりで・・・？」

〇沖合

〇豪華なクルーザー
起業家「今日はぜひ楽しんでいってよ」

〇漁船の上
　　ことの発端はある船上パーティー。
　　若き大起業家のパーティーに参加できると
　　あって多くの女性が応募し
起業家「君たちは数多くの応募者から選ばれた ６人だ」
起業家「スマホは悪いがクルーズ中は預かるよ ぜひ、何もしない贅沢なクルーズを」

〇沖合
咲花「こんな素敵な船上パーティーにお呼ばれ 頂けて幸せです」
　　咲花　24歳　モデル
萌歌「萌歌ドキドキしちゃいます〜」
　　萌歌　21歳　契約社員
悠華「うちのパパもそちらの会社には注目 してるらしいの〜」
　　悠華　25歳　お嬢様
桃夏「うちのお父様もですわ」
　　桃夏　23歳　お嬢様？
美々華「わ〜・・・ノリで応募してみたけど世界が 違うな〜・・・」
　　美々華　20歳　アルバイト
茉莉花「ふふっ・・・」
茉莉花（小説のネタに応募してみたけど・・・ これはネタの宝庫の予感）
　　茉莉花　28歳　小説家

〇城の会議室
萌歌「わっ！すご〜い!! 船の中も豪華！」
起業家「彼女はエリカ」
起業家「この３日間何かあれば彼女に申し付けてくれ」

〇城の客室
　　船客パーティーは３日間。
桃夏「まぁお部屋も素敵」
咲花「こんな部屋で３日間過ごせるなんて最高〜」

〇クルーザーのデッキ
起業家「出会いに乾杯でもしよう 楽しい旅を」
　　かんぱーい!!
エリカさん「・・・」