始まり(脚本)
〇公園のベンチ
神崎 優「・・・暑いな」
神崎 優「(俺の名前は神崎優(かんざき ゆう)某専門学校に通う学生だ)」
神崎 優「(今日は久々に学校が休みで舞い上がっていたがいざ休みとなるとやることがなく近くの公園に来ていた)」
神崎 優「・・・暑い」
神崎 優「今日は特に暑いな」
神崎 優「・・・倒れたりしてな!」
(と言った瞬間目の前が真っ暗になった)
〇雲の上
神崎 優「・・・ん?」
神崎 優「・・・は?」
神崎 優「(目を開けるとそこは雲の上だった)」
〇雲の上
神崎 優「ど、どういうことだ!?」
神崎 優「どこだここ!?」
『ここは天界いわゆるあの世です』
神崎 優「誰だ!!姿をみせろ!!」
ユナ「失礼しました、ここに人間が来るのは珍しので」
(と、話す彼女の背中には綺麗な純白の翼が生えていた)
〇雲の上
神崎 優「・・・貴方は?」
ユナ「失礼しました、私の名前はユナと申します」
神崎 優「あのユナ・・・さん?ここって何処でしょうか?」
ユナ「ユナでいいですよ ここは天界と呼ばれる場所です」
神崎 優「天界? というと、あの世ってことか?」
ユナ「まぁ、正確にはあの世とは少し違うんですが、」
ユナ「そういう解釈でいいですよ」
神崎 優「俺は・・・死んだのか?」
ユナ「そうですね・・・」
神崎 優「そうか・・・」
神崎 優「死んだのか・・・」
ユナ「ですが安心してください 貴方は運がいいです」
神崎 優「死んだのに・・・ですか?」
ユナ「はい 死んだことは悔やまれますが」
ユナ「天界に来れたことはとても運がいいです 死んだことを帳消しにするくらいには」
神崎 優「どういうことですか?」
ユナ「なんとですね」
ユナ「ここでなら貴方の望む世界に転生させられるのです!!」
神崎 優「・・・な、な、な」
神崎 優「なんだって────!!!!!!!!!!!!!!!!」
〇雲の上
神崎 優「お、俺の望む世界に転生できる!?」
ユナ「はい、そういいました ね?とても運がいいでしょう?」
神崎 優「ほ、本当に?」
ユナ「はい」
神崎 優「冗談じゃなく?」
ユナ「はい 天使は嘘を付きませんから」
神崎 優「や」
ユナ「?」
神崎 優「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
〇雲の上
(ユナに引かれるほど喜んだ後)
ユナ「では、転生の神殿に行きましょうか」
神崎 優「な、なんか距離遠くない?」
ユナ「そ、そんなこと な、ないですよ~」
そんなこんなで色々な話をしながら神殿に向かった
ユナ「優さんは、生前何をやっていたんですか?」
神崎 優「優でいいよ敬語も無しで 生前は学生だったよ毎日学校やバイトで 休みが無かったなぁ」
ユナ「なら、私もユナって呼んでください敬語も無しですよ 大変・・・でしたね」
神崎 優「まぁ、今天界に来れたから結果オーライ」
そんなことを話していると神殿が見えてきた
〇城の回廊
神崎 優「す、すごいな」
神崎 優「大きさはもちろん装飾や外観がすごい凝られている」
ユナ「内装もすごいんですよ」
そうして神殿の中に入った
〇神殿の門
そうして神殿の中を進んで行くと大きな門がある部屋に付いた
ユナ「着きましたよ、ここが転生の間です」
神崎 優「すごい、立派な門だな」
ユナ「はい この門を潜れば貴方の望む世界に着きます」
ユナ「さぁ、貴方の望む世界を思い浮かべて」
神崎 優「俺の・・・望む世界」
目を閉じ望む世界を思い浮かべた
すると
ゴゴゴゴゴと重い音を立て
門が開いた
〇神殿の門
ユナ「さぁ門は開きました 後は優が門を潜るだけ」
神崎 優((ユナなんだか悲しそうだな))
神崎 優「あのさユナ・・・ユナさえ良ければ一緒に行かない?」
〇神殿の門
ユナ「・・・いえ、私は天界の番人なので 一緒には行けません」
と、話す彼女の顔は悲しそうだった
神崎 優「・・・そうか」
神崎 優((そして俺は門のほうに歩き出した))
神崎 優「(そして急にユナのほうに向き彼女の手を引いて門のほうに走り出した)」
ユナ「!?何をしてるんですか!!」
神崎 優「ごめん、俺は君と一緒にいたいんだ!! 俺のことが嫌いならこの手を払ってくれ」
ユナ((・・・振り払わないといけないのに 私は優と一緒に行きたいと思っている))
(そうして2人は門をくぐった)
(2人は眩い光に包まれた)
神崎 優「(・・・眩しい)」
ユナ「(・・・眩しい)」
案内人を道連れに異世界転生するという展開は斬新ですね。この二人がどんな冒険ライフを満喫するのか、この先が想像もつかないので楽しみです。