第1話 信長さまの秘密(脚本)
〇屋敷の寝室
天正10年(1582年)6月2日信長様は京・本能寺にて明智光秀に討たれてしまいます
と言うことで結末が決まっているお話しではございますが何卒よろしくお願いいたします
織田信長「是非に及ばず」
〇戦地の陣営
さて時をさかのぼって、ここはとある戦場にての織田の本陣
羽柴秀吉「敵方の総大将が降伏したいと申しております」
織田信長「火を放て」
織田信長「俺に逆らった者どもを皆殺しにせよ!」
今日も信長様は多くの人を殺しています
〇西洋の城
岐阜城
そんなわけで世の人から第六天魔王と恐れられている信長様ではございますが──
〇洋館の廊下
――実は誰にも知られてはいけない秘密があるのです
長谷川秀一「お帰りなさいませ」
長谷川秀一「夕餉の御仕度ができております」
織田信長「いらぬ」
織田信長「しばらくの間、誰も部屋に通すな」
長谷川秀一「承知つかまつりましてございます」
〇貴族の部屋
それは──
織田信長「オイ」
織田信長「・・・」
織田信長「オイ」
織田信長「・・・」
織田信長(おらぬのか・・・)
??「ニャー」
織田信長「いた」
猫を飼っているということです
??「ニャーン」
洋風なのもいいですね!
お馴染みの信長のストーリーも、登場人物を騎士にして舞台を西洋の古城にすると、ずいぶんと趣が変わるものですね。可愛らしい猫さんの登場でワクワクしますねw
第一話ということは、続きがありそうです。ねこと信長様がどう絡んでいくのか、楽しみです。西洋風日本史の続編にも期待。