ヘルパーって大変?No is ミラクル

Tomas02

第一話 変わる時(脚本)

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〇白
  この物語にはフィクションの要素が含まれています。登場人物や事件は架空のものであり、実在の人物や出来事とは関係ありません。

〇見晴らしのいい公園
  公園での出来事
せいいち「いてててっ・・・・・・」
コトブキ「お前さ・・・ 人を見てから喧嘩を売りなよ・・・」
せいいち「う・・・っ・・・るせよ・・・」
コトブキ「まぁいい・・・次から気おつけろよ」
せいいち「う・・・・・・」
  グラサンが行ってから俺は気絶した。
  黒服のグラサンが行ってから二時間経過した。
くにみつ「君!大丈夫かい!?」
「うっ・・・・・・・・・・・・・・・」
くにみつ「お前さんが寝ている間に応急処置だが しておいた」
くにみつ「軽症で済んで良かった・・・良かった」
せいいち「余計な事すんな!! 感謝なんかしないぞ!!」
くにみつ「余計なお世話は大人の特権だよ ふふっ」
せいいち「チッ! 馴れ馴れしい・・・」
くにみつ「はははっ」
くにみつ「もう──怪我するなよ 身体を大切にな」
せいいち「・・・・・・」
くにみつ「それじゃ また」
  くにみつは公園から去った。
せいいち「何だったんだ? あのおっさんは・・・・・・」
せいいち「にしても・・・俺は何をやってんだ・・・」
せいいち「社会に出てからろくなことしかしてない 社会で言うゴミなのか・・・」
せいいち「さっきのグラサン野郎の金を盗ろうしたが返り討ちにされた・・・・・・ ざまぁ・・・ねぇ・・・な」
せいいち「笑うしかね・・はは」
せいいち「にしてもグラサン野郎のパンチ強烈だったな チクショ・・・」
せいいち「帰ろうかな・・・」
せいいち(コンビニ寄ろうかな)

〇コンビニの店内
  コンビニに入る
せいいち(何を買おかな?)
せいいち「これと! これだな!」
せいいち(よし!)
「いらしゃいませー! 2点で520円になります!」
せいいち(あるかな? あった!)
せいいち「はい・・・」
「600円をお預かりしますね! 80円のお返しです」
「ありがとうございます」
  せいいちがコンビニを出た

〇街中の道路
  コンビニ前の近くでの出来事。
たえ「ここは・・・どこかな?」
たえ「どうした・・・もんかね・・・」
たえ「あっ・・・・・・いたたた・・・」
  突然お年寄りが石につまずいて倒れた。
たえ「うっ・・・う・・・」
たえ「誰か・・・・・・」
せいいち「ばあさん!大丈夫かい!?」
せいいち「ちょっとまってな! 近くの公園にベンチがある」
たえ「うっ・・・・・・・・・」
せいいち「ばあさんすまんけど 担ぐぞ!」
せいいち「おら!! くっ・・・重い・・・が やるぞぉ!」
たえ「ありがとう・・・・・・」
せいいち「良いって・・・気にすんな・・・」
  お年寄りを担いで公園のベンチへ行く

〇見晴らしのいい公園
  お年寄りが公園のベンチで横になっている
たえ「あんた・・・ありがとうね・・・」
せいいち「いいよ! そんなの! 好きで助けただけだし!」
  ふとその時一人の人影が駆け寄る
きな「あんた!! 何をしてんのよ!!」
きな「たえさんに怪我させて!! あんた!正気なの!?」
たえ「きなちゃん! それは・・・・・・」
きな「たえさん! 待っててくださいね」
せいいち「何!! 俺が怪我させただとう!?」
きな「そう! そう言ってるのよ!」
せいいち「ふざけるな!! お年寄りにそんな事するかよ!」
きな「その見た目で! 笑わせないでよ!」
せいいち「見た目で俺を・・・・・・判断するな・・・・・・」
きな「たえさん! 施設に戻りましょう」
たえ「きなちゃん・・・ちょっと・・・まって・・・」
きな「皆んながたえさんを心配してますからね」
たえ「・・・」
  その時後から駆けて来たもう一人が口を発した。
くにみつ「きなちゃん待ちなさい」
きな「くにみつ施設長!」
せいいち「施設長!?」
くにみつ「きなちゃんがまっすぐ性格なのはいい事だが一人を見た目だけで判断してはいけない」
くにみつ「たえさんの言い分を聞きなさい」
きな「はい・・・・・・」
たえ「きなちゃん・・・さっきね・・・倒れた時に そこにいるお兄ちゃんに助けてもらったんだよ」
きな「うっ・・・」
きな「ごめ・・・ん・・・ないさい・・・」
きな「ごめんなさい!!」
たえ「ふふふ」
せいいち「べつに・・・気にしてないし・・・」
きな「うん・・・」
せいいち「くにみつのおっちゃん・・・さっきは・・・・・・ ありがとう・・・」
くにみつ「ははは 気にしないでいいさ」
せいいち「うん・・・」
くにみつ「君の名前はなんて言うのかな?」
せいいち「せいいちです・・・」
くにみつ「そっか・・・せいいち君に聞きたいんだが」
せいいち「はい・・・ なんですか?」
くにみつ「ヘルパーやって見ないかい?」
くにみつ「もし何処かに勤めているのなら話はべつだが」
せいいち「いえ!仕事はありません。 恥ずかしいですが・・・」
くにみつ「そっか!そっか!」
くにみつ「それで君の答えは?」
せいいち「俺にやれるかどうかわかりませんが よろしくお願いします!!」
くにみつ「そっか!そっか!」
きな「えええええー!」
きな「くにみつさん! 良いんですか!?」
くにみつ「いいとも!いいとも!」
きな「くにみつさんが言うなら・・・」
くにみつ「では、せいいち君! 君の準備でき次第施設にきなさい」
せいいち「はい!」
くにみつ「これを渡しておきますよ」
くにみつ「施設までの地図です」
くにみつ「まってますよ」
  3人の影が公園から去った
せいいち「人生で初めて認められた気がする」
せいいち「頑張ろう・・・・・・」
  せいいちは強く拳を握った
  つづく

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