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アシッドジャム

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〇マンション前の大通り
田中1(今日はクリスマスイブ! ついにこの日が来たんだ! たぎってきたぜ!)
田中1(今日は本当の俺を見てもらおう!)
白鳥沢レイコ1「ごめん!待った?」
田中1「全然待ってないよ!1秒も待ってないよ!待つわけないよ!待つ意味がわからないよ!人生で一度も待ったことがないよ!」
白鳥沢レイコ1「へー!そうなの!なんだかすごい!」
田中1「そうだろ!俺を待たせる奴がいたらやばい事になるぜ!」
白鳥沢レイコ1「やばいね!それ、やばいね!」
田中1「なんだよ白鳥沢!テンション高いな!」
白鳥沢レイコ1「全然高くないよ!むしろ低い方だよ!」
田中1「そうかそうか!もっと大人しいイメージだったからさ!」
白鳥沢レイコ1「それは話す人がいないからね!」
田中1「まじかよ!それはやばいな!」
白鳥沢レイコ1「ね!やばいよね! でも田中には同じヤバさを感じたんだ!」
田中1「そうか!実は俺もだよ!」
白鳥沢レイコ1「だったら私たち結婚しましょう!」
田中1「嬉しいよ! でもちゃんと本当の俺を見てほしいんだ! 実は俺....」
田中2「異世界から来たんだ!」
白鳥沢レイコ1「そうだったんだ。なんとなくそんな気がしてた。本当になんとなくだけど」
田中2「驚かないんだな。さすがだよ」
田中2「俺は元の世界では剣士だった。剣技を極めようとしていた。なのにこんな敵のいない世界に来ちまった」
田中2「目標を見失いかけた時に白鳥沢に出会ったんだ。何故か毎日毎日気になってしょうがないんだ」
白鳥沢レイコ1「そうだったんだね」
白鳥沢レイコ1「私も田中君に言わないといけないことがあるんだ。実は私は....」
白鳥沢レイコ2「世界的スーパーアイドルをやってるんだ」
田中2「いつもテレビで見てるよ! でもよく毎日学校に来れるな? めちゃくちゃ忙しいだろ」
白鳥沢レイコ2「分離できるから大丈夫!」
田中2「そんな能力もあるのか!」
白鳥沢レイコ2「まぁね!」
田中2「そうか。よくそんな重要な秘密を教えてくれたな」
田中2「実は俺にはまだ隠していることがあるんだ。実は俺は....」
田中3「サイキックボーイ21号なんだ」
白鳥沢レイコ2「サイキックボーイ?! 体から火が出てるよ! 大丈夫?」
田中3「ああ、大丈夫だ!ただこの姿でいるのは3分が限度なんだ」
白鳥沢レイコ2「そうなんだ。でもどうして」
田中3「この世界に来て剣技を極めることもしないで、毎日ふらふらしていたんだ」
田中3「腹とかも出てきちゃって。何もやる気がしなかったところに黒いスーツを着た奴らに誘拐されたんだ」
田中3「俺はそこで改造されてこの姿になったんだ」
白鳥沢レイコ2「そいつらは何者だったの?」
田中3「何者なのかはわからないが、悪であることは間違いないので壊滅させたよ」
白鳥沢レイコ2「そそそそそう そう そう」
田中3「どうした?」
田中3「白鳥沢!!!」
白鳥沢レイコ3「私はエルダーリンの幹部。 モーデス」
田中3「は?誰だよ?」
白鳥沢レイコ3「お前を改造した組織の者だよ」
田中3「あいつらは全員壊滅させたはず」
白鳥沢レイコ3「つめが甘いなサイキックボーイ21号。 お前を破壊することは容易い。だがおしい!その力を我のために使え!」
田中3「あいにくだったな!お前らが勝手にくれたこの力ならお前を倒すことなんて簡単なんだよ!」
白鳥沢レイコ3「ふむ。たしかにそうかもしれん。だがな、お前は一つ忘れている」
田中3「なに!」
白鳥沢レイコ3「もうすぐ3分経つんじゃないか?え?」
田中3「しまった!くっそー!これを計算してたってことか!」
白鳥沢レイコ3「まだまだだな。サイキックボーイ21号」
田中3「くっそー!なんなんだよ21号ってよ! だけどな俺はまだ言ってなことがあるんだぜ!」
白鳥沢レイコ3「なんだと!」
田中3「実は俺はな....」
田中4「隠れ筋トレをしていたのですよ」
白鳥沢レイコ3「そんなものでこのわたしに勝てるわけがないだろ!」
田中4「この筋肉はね、あなたたちに改造されてからおこなっていたのです」
田中4「それがどういう意味かわかりませんか?」
白鳥沢レイコ3「ど、どういう....」
田中4「炎に包まれた状態で常に行っていたのです。そうやって磨き上げた筋肉はまさに鉄の如し!ですよ」
白鳥沢レイコ3「そんなわけないだろ! くらえ!キャンプファイヤー!」
白鳥沢レイコ3「どうだ!この攻撃は!」
田中4「今何かしましたか?」
白鳥沢レイコ3「なるほど。火へに耐性は確かにあるようだ。 私もまだお前に隠していることがあるんだ。実は私は....」
白鳥沢レイコ4「海の神なのだ」
田中4「あ、あなたが!」
白鳥沢レイコ4「そうだ」
田中4「私はあなたを探していたのです!」
白鳥沢レイコ4「何どういうことだ?」
田中4「実は私は....」
田中5「水竜なのです!」
白鳥沢レイコ4「やっと本当の姿を見せたね」
田中5「わかってたんですか?」
白鳥沢レイコ4「全て知っていたよ」
田中5「じゃあなんで、こんなまどろっこしいことを?」
白鳥沢レイコ4「これも必要なことだったんだ。すぐにこの姿になってもお前は水竜には戻れなかっただろう」
白鳥沢レイコ4「一つ間違えればお前は水竜としての存在を消してしまいかねない」
田中5「そうだったんですね。それでこれからどうするんですか?」
白鳥沢レイコ4「世界中に散らばったお前の分身たちを探すんじゃ」
田中5「そうか、私の。思い出してきました」
白鳥沢レイコ4「それじゃあ今から行くぞ!」
田中5「おおその姿は?」
白鳥沢レイコ5「明日はクリスマス。これから飛び回るんじゃからこの格好の方がいいじゃろう?」
田中5「なるほど!では私も」
田中6「いきましょう!」

コメント

  • めちゃテンポ良くておもしろかったです!
    何気にどんどん二人が進化していって、最終的に手を組むことになったのが笑えました。笑

  • 楽しい作品でした!お互いがお互いに隠し事があり、暴露大会が炎上!?している感じがとてもよかったです。オチもよくて、読んだあとすっきりしました。

  • テンポよく自身の秘密を明かしていく過程にツッコミどころが多くて面白かったです。最後は仲間だったのかな。何かそういうものを感じてデートに誘ったのでしょうね。

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