2人目の魔物ハンター登場(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
八神嵐子「どう~ママ ママの着てた 巫女服を着てみました 似合うパパ~ママ?」
美千留「似合うわ~可愛い❤️」
雨竜「ママの巫女を越えてるよ 写メ撮るぞ はい~マルチーズ」
八神嵐子「でしょでしょ」
雨竜「まさか・・・それ着て 行くんじゃないよね?」
八神嵐子「まさか~なんとなく 着てみたくなっただけ」
美千留「おじいちゃんに 迷惑かけないように お行儀よくね 言葉遣いに注意しないと 二時間説教されるからね どっちに似たのかな?」
雨竜「俺に嵐子は似てないよ ママと思うけど~ 昔はレディースの頭 おっと・・・それは禁句だった やべっ」
八神嵐子「ママって 道理でケンカが強いわけだ そして~私もケンカが強い 納得です いいこと~聞いちゃった ナナに教えちゃおうかな~」
美千留「なに その手は 口止め料とか・・・ はぁ~この子は 誰に似たことやら」
八神嵐子「ママに似たのよ やった 一万円ゲット~ ありがとう ママ」
美千留「パパ あとで お説教だから~ね 覚えてなさい ( ̄^ ̄)ふんっ」
雨竜「ははっ~冗談はそれくらいにして ラン 支度して 二人も連れて 行くんだろ 車の中で待ってるから」
八神嵐子「着替えて 2人を起こして来ます パパ まだ~ママ話し途中だよ」
美千留「いい話し途中に居なくなるんだから 私ね パパが居なかったら 私の人生は荒れてた あなたに会えて 本当に良かったと思ってる」
雨竜「俺が一目惚れしたんだ ママは優しくて綺麗で いじめを許さない 正義感が強い女性で頭 引退して~うちのお寺で巫女して」
雨竜「修行して凄かった 予兆まだ見れるの? あれのおかげで報道局に 入ったんだよね 地震を予兆して 人々を助けたからね~ママは」
美千留「予兆か~全然ないわね 霊感とか~ 不思議な能力かな 嵐子ちゃんに全部 産んだ時に あげちゃったのかもね」
八神嵐子「お待たせ 二人と一匹は 車に乗ってるわよ」
雨竜「ランランも連れていくの?」
八神嵐子「うん」
雨竜「パパ ネコアレルギーなんだけどな~」
八神嵐子「あのネコちゃん ロミオと仲良くなくて ケンカばかりするから 仕方ないから連れていくの~」
美千留「気をつけて 行ってらっしゃいね」
八神嵐子「は~い」
雨竜「じゃあ ママ 行って来ます」
八神嵐子「ママもお仕事 頑張ってね」
〇走行する車内
雨竜「みんな~出発するよ」
八神嵐子「パパ 何時頃に到着予定?」
雨竜「お昼前には着くと思うよ 向こうには連絡してるから おじいちゃんおばあちゃんが お昼頃ご飯を作って 待ってるさ」
さとみ「楽しみ~」
八神嵐子「ユキナ もう・・・寝てるし」
雨竜「じゃあ 出発するぞ」
〇田舎駅のロータリー
雨竜「ここまで着いたら あと~ 一時間くらいで到着するよ」
八神嵐子「おじいちゃん おばあちゃんに会うの めちゃ楽しみ~」
雨竜「なんで~ 急に行きたくなったんだい?」
八神嵐子「それはね 予兆よ おじいちゃん おばあちゃんが 呼んでるような~ 気がしただけ~みたいな」
雨竜「ランも ママみたいに そのうち 予兆能力とか使えるのかな?」
八神嵐子「ママって 地震を予兆して 大勢の人を救った英雄だよね」
雨竜「凄かったよ 国を動かしたからね 自衛隊とか にわかに信じてなかったからね ママは地震予兆前からも 有名な占い師だったから」
八神嵐子「ママが地震を予兆したあとに 私を産んだんだよね そこからは予兆しなくなったの?」
雨竜「うん 予兆能力が消えたぽいね でも~ママには もう一つ凄い能力があったんだよ なんだと思う?」
八神嵐子「う~ん 物をちよっと 動かせるとか・・・ 歳をごまかせるとか・・・」
雨竜「ハハハハハ それ~面白いね ハズレだね ママはちよっと 先の未来が見えるんだよ 何分か前だけど」
八神嵐子「それって 賭け事みたいなの したら~ママ 当たっちゃうって ことなのかな~」
雨竜「そうだね 少し先が見えるから 競馬とかしたら 勝ち馬がわかってしまうんだよ それでお金を儲けたことは ないらしいんだけど」
八神嵐子「ママって パパと付き合って そういう能力に 目覚めてしまったのかな?」
雨竜「かも~しれないね パパもわりと便利な能力あるけど ママほど~じゃないかな~」
八神嵐子「(だから~私は嵐童の支配になんともないんだわ~多分だけど~)」
ユキナ「おはよーまだ 着かないの?」
雨竜「ユキナちゃん おはよー 話してたら そろそろ~到着だよ」
八神嵐子「ユキナ おはよー 本当に妖怪って よく寝るわよね あっ!?」
雨竜「ユキナちゃんか妖怪?」
ユキナ「妖怪話しに今ね ハマってて~ てへっ そんで 出たのかも 妖怪言葉が~」
雨竜「妖怪か 昔はパパも見えてたんだけど~ 今は全然~見れなくなったな~ ランの方が見えるのかも~しれんな」
八神嵐子「まだ~見えないかな~はは (めっちゃ~見えてます) パパは妖怪が居るって 信じてるんだよね」
雨竜「居るさ 天狗とか 雪女とか~ 近くに居たりしてな~」
ユキナ「パパ 居ないよ そんな~雪女とか 居ない居ない」
八神嵐子「そうよ~そうよ パパったら おかしいことを言うよね (本当は居るんだけど・・・)」
〇屋敷の門
弥生「皆さん 長旅~ご苦労様でした おじ様 会いたかったです」
雨竜「弥生ちゃん 元気にしてたかい? こっちは娘の嵐子 さとみちゃん ユキナちゃん ネコのランランだ」
八神嵐子「はじめまして 弥生ちゃん 嵐子です よろしくね」
弥生「嵐子様 はじめまして 八神弥生です どうも~よろしくお願いしますね」
雨竜「弥生ちゃんは 小さい時に事故で 両親を亡くして うちのおじいちゃんと おばあちゃんが引き取ったんだ」
八神嵐子「私の妹だよね 弥生ちゃんは 高校生に見えるけど 何年生なの?」
弥生「はい 高校生一年生です」
弥生は嵐子に近づくと
嵐子にしか
聞こえないような
小声でしゃべった
弥生「嵐子さん あそこにいる 2人と一匹は~ 妖怪ですよね」
八神嵐子「ちがうよ 弥生ちゃん 妖怪なんて~居ないよ」
弥生「私~妖怪ってわかるんですよ 私の両親は妖怪に殺されてるから 安心して 私は全部の妖怪を恨んでいるわけ ではないから」
雨竜「なんだ? 秘密の話しかな?」
八神嵐子「うんうん あとで この辺を案内してくれるって」
雨竜「中に入ろうか~立ち話もなんだし」
弥生「お荷物 お持ちします おじ様」
雨竜「弥生ちゃん いいって~荷物くらい 自分で運ぶから」
弥生「案内します~こっちです」
雨竜「車の運転は疲れるよ」
八神嵐子「(この弥生って~女の子は 只者ではないわね ) 案内~よろしくね」
弥生「嵐子ちゃんたちも どうぞ~どうぞ~上がって」
八神嵐子「は~い おじゃまします」
さとみ「あの娘 かなりの霊力ね それに武術もかなりの腕前よ」
ユキナ「嵐子より 強かったりして~」
八神嵐子「全員 あの娘にバレてるわよ 妖怪ってわかるみたい」
さとみ「私は妖怪じゃないけど・・・」
ユキナ「妖精も妖怪とさほど~変わらん」
さとみ「雪女と同じにされるのは 心外だわ」
八神嵐子「まあまあ~ケンカしない 2人とも~あとで 弥生ちゃんとタイマンで 話し合わないと」
さとみ「ヤンキーぽい・・・セリフね マンガで見たら タイマンって言葉はわかるわ」
ユキナ「バレてるのは さほど~問題ないが わしらを退治するとか 言わないわね あの娘・・・」
八神嵐子「心配しないで 私がそんなこと 絶対にさせないから」
ユキナ「まあ~ただでは やられるつもりはないのじゃ」
さとみ「まあ~戦わないで 済むなら~いいけどね」
〇豪華なリビングダイニング
雨竜「ただいま~戻りました 父さん~母さん」
八雲「おかえり~雨竜」
美苗「おかえりなさい」
雨竜「父さんと美苗さんが再婚して 3年も経ってるんだね」
八雲「女房も5年前に他界して 巫女をしていた 美苗と再婚して 弥生も元気に育って 安心しておる」
雨竜「嵐子 おじいちゃんに挨拶しなさい」
美苗「私はお茶を準備して ご飯の用意をしてくるわね」
雨竜「ランは おばちゃんとは 思ってないよな~さすがに」
八神嵐子「おじいちゃん お久し振りです 会いたかったよ 元気?」
八雲「うむ~わしは元気じゃぞ 美千留に似て 嵐子は美人になったな~」
八神嵐子「ママよりもっと 美人になる予定です」
雨竜「おてんばで困ったもんですよ」
八神嵐子「パパったら」
八雲「しかし 当然~来たのは どういう風の吹き回しかな?」
八神嵐子「おじいちゃんの顔が どうしても 見たくて~無性に ただ~それだけ」
雨竜「ご飯前に 滝で精神統一でもしてくるかな 30分くらいで戻ります」
八神嵐子「パパ 頑張ってね」
八雲「嵐子や そちらは 人間の姿をしているが 妖怪だろ?」
八神嵐子「やっぱり わかるんだ おじいちゃんにも」
八雲「わし以外に 弥生か・・・ 弥生にもバレてるとは 弥生も霊感が人一倍 強くなっておるな~やれやれ」
ユキナ「はじめまして ご老人 嵐子と妖怪退治してる 雪女のユキナですじゃ」
八神嵐子「おじいちゃん あのね 前に~ここより 違う所の古寺に迷い混んで 鬼の封印を解いちゃった」
八雲「なるほどな 妖怪たちが近頃 活発化したのも その封印が解かれたことに よるせいか~」
八神嵐子「ごめんなさい おじいちゃん そのことを相談できるのは おじいちゃんを差し置いて 誰も居なかったから」
八雲「雨竜に相談しても 無駄かもしれんな~ 嵐子は二人の力を継承しておる サラブレッドだからの 雨竜など足元にも及ばないじゃろ」
八雲「ワシも若い頃は 妖怪退治できたんじゃが~ 今は無理じゃ 腰痛なんで~ ぎっくり腰になりかねんし」
ユキナ「嵐子は もう~七匹くらいの妖怪を 退治してるのじゃ」
八神嵐子「鬼が私に力を授けてくれたというか 鬼から奪ったのかな~って」
八雲「嵐子の中には鬼の魂が 入っているって ことになるんじゃな」
八神嵐子「だねぇ 私が妖怪を目覚めさせたなら 私が妖怪を退治するしか ないもん~人を襲う妖怪も 居るから」
八雲「全部が全部 悪い妖怪でもない カラス天狗とか 唐笠お化けとか 小豆とぎとか カッパとかいい妖怪もおる」
八神嵐子「カッパはお友達になったよ」
八雲「弥生は両親を妖怪に 殺されてるから 妖怪を憎んでいるに違いない 弥生は隠れて 妖怪を退治してるのも 知っておるしな」
八神嵐子「弥生ちゃんとも 話したいよ おじいちゃん」
ユキナ「わしは料理の手伝いをしてくるかの」
八雲「弥生 弥生 ちよっと~来なさい」
弥生「お父さん 何か大事な話し?」
八雲「弥生にも わかったんだな 嵐子が連れてきた 妖怪たちが・・・ 妖怪退治もしておるな?」
弥生「ええっ 妖怪のにおいは すぐにわかるの・・・ 内緒にして ごめんなさい 何体かの妖怪は倒しました」
八神嵐子「弥生ちゃん もしかして いい妖怪も殺したり してないよね?」
弥生「殺してないわよ 私は嵐子ちゃんみたいに 妖怪と仲良くするつもりもないし カラス天狗とかカマイタチは お話し相手かな?」
弥生「お話しはしても 四六時中 妖怪と居るのは ごめんだわ 妖怪は敵 両親を殺した妖怪は翼があった 私はその妖怪を必ず倒すの」
八雲「弥生 復讐に囚われてはいかん 妖怪は弥生にとって 敵なのは~わかってる でも~見境なく 妖怪を殺すことだけはしないでくれ」
弥生「うん わかってる カマイタチも カラス天狗も 私を守ってくれるから 見境なしには退治しないわ」
八雲「弥生 突然だが~ 嵐子の高校に転校しなさい ここに居るより 確率は高いはず 嵐子に寄ってくる妖怪は多いからな」
弥生「突然・・・何を・・・お父さんは でも~その通りかもしれない」
八雲「弥生は嵐子と 妖怪から人々を守るべきじゃ もしかしたら その翼がある 妖怪は嵐子の方が 出くわす可能性は高い」
八神嵐子「そうしなよ 弥生ちゃん 私も助かるし」
弥生「お父さんがそういうなら 私は従います」
雨竜「ただいま~戻りました~お父さん」
八雲「ご飯にしようかの~」
八神嵐子「お腹ペコペコ」
〇シックなリビング
八雲「これはこれは いつもより 豪華なお昼ご飯だな~」
美苗「沢山 作ったんで どんどん 皆~食べてね」
雨竜「作りすぎな~気もするが・・・」
八雲「着席しなさい~みんな でわ いただきます」
雨竜「いただきます 嵐子のとなりが空いてる」
八雲「雨竜は 溺愛しておるの~」
八神嵐子「パパったら 結婚したら ボロ泣きするわね」
美苗「嵐子ちゃんは 彼氏はいるの?」
八神嵐子「美苗おばさま こう見えて 一回も恋愛したこと ないんです 彼氏なんて 居ません」
八雲「そのうちに 好きな男性が見つかる 心配せんでも 嵐子は可愛いから 周りがわかってないだけじゃ」
美苗「嵐子ちゃん ご飯 おかわりよね なくなってるわよ」
八神嵐子「大盛で よろしくお願いします」
弥生「嵐子ちゃん 凄い食欲ね 私は少食だから そんなに食べれない」
八神嵐子「うちのママの料理 食べたら 少食から 脱出できるよ 弥生ちゃん」
八雲「わしは一服してくるかな~」
八神嵐子「2人ともじゃんじゃん 食べる ユキナもさとみも ペースアップよ」
さとみ「私も弥生ちゃんと同じで お腹いっぱいになってきたわ」
弥生「さとみちゃんは 高校生?」
さとみ「4月から 嵐子と同じ 高校に通う 高校一年生だよ」
弥生「(この子は妖怪ではない気がする) 私たち~同級生だね よろしくね さとみちゃん」
八神嵐子「弥生ちゃんは 高校では 何の部活してるの?」
弥生「私は剣道と弓道の掛け持ちかな ナギナタもしてるし 刀とか使うより ナギナタか 弓が得意よ」
八神嵐子「そうなんだ (もう~ライバル宣言かな~) 私は実は帰宅部です (今仮に部活したら~ 世界記録を樹立してしまう)」
弥生「ご飯 食べ終わったら 私の部屋に来てくれる?」
八神嵐子「わかった」
〇女性の部屋
弥生「来てくれる カマイタチ」
カマイタチ「弥生 どうした? 突然~呼び出して」
「弥生ちゃん 入っていいかな?」
弥生「どうぞ 入って~ 先客がいるけど」
八神嵐子「イケメンさんだ てか~妖怪だよね」
弥生「自己紹介して」
カマイタチ「カマイタチだ よろしくな」
八神嵐子「よろしくね カマイタチ あたしは嵐子 よろしくね」
弥生「カマイタチ 私~この村から 引っ越すことになったの それを伝えなきゃって 思って 呼んだのよ」
カマイタチ「いきなり~決まった話しなのか~ まあ~会えなくなるわけでもないし いつでも呼べば~駆けつけるさ」
弥生「ありがとう カラス天狗にも伝えておいて くれないかしら~カマイタチ」
カマイタチ「牛鬼のやろ~ 4人でも勝てなかったし あいつを野放しにしていいのか?」
弥生「嵐子ちゃん 私と牛鬼を倒すのを 手伝ってくれないかな?」
八神嵐子「もちろんだよ でも タイムリミットは 2時間くらいで退治しないとね」
弥生「帰らないといけないもんね カマイタチは 先に牛鬼の所へ 向かってて 時間を稼いで 戦っててくれる?」
カマイタチ「足止めくらいはしておくさ じゃあ~先に行くぜ」
弥生「早速だけど 出発しましょう」
「ちよっと~待ちな!!嵐子」
嵐童「よう~話がある 薄々 気がついていたが・・・ お前が俺の力の大半を 奪ったみたいだな~」
弥生「えっ なに~なに 鬼が見える」
嵐童「見えて 当然だろうな 魂だけの鬼なんて 情けなくて へどがでら~」
八神嵐子「今回は登場も 出番もないと 思ったら さすがに出てくるわね」
嵐童「今回って お前の居候に向かって その態度はなんだ~」
弥生「あの お父さんから聞いてないけど 鬼が嵐子ちゃんに憑依してるのかな これって~もしかして」
八神嵐子「うん この辺りの何処かにね この嵐童の封印の壺があって 割っちゃった~それで こいつ~私の身体を奪おうと 企んだんだけど」
八神嵐子「私が勝ってしまって 自由に鬼の力を使えてしまう スーパーウーマンになってしまった わけなの~弥生ちゃん」
弥生「鬼の力は強大じゃないの?」
八神嵐子「うん 人間にでこぴんしただけでも ヤバいみたい~戦ってる所も 見られるわけにはいかないのよね」
弥生「勝てるかもしれない」
嵐童「とりあえず お腹がへってたまらん 妖怪の妖気をたらふく食わせろ」
八神嵐子「あんたも大飯ぐらいよね」
嵐童「じゃあ 寝るぞ 死ぬなよ」
八神嵐子「そんじゃ 行きましょうか~弥生ちゃん」
弥生「与一の弓矢よ これで援護するわね」
八神嵐子「私の刀は車のトランクにあるから」
弥生「行きましょう」
車のトランクを
開けてもらい
ギターケースごと
持っていく
嵐子に雨竜は
山でギターの練習かい
質問して見送った
〇けもの道
弥生「そろそろ・・・牛鬼のテリトリーに 着くわよ 油断しないでね みんな」
ランラン「緊張するのにゃ 家でゴロゴロしてた方が 良かった気がするにや」
八神嵐子「ランランは 後方から支援 危ないと思ったら 逃げるのよ」
ランラン「任せてにゃ 必殺 砂かけで支援するにゃ」
弥生「砂かけ婆みたいな技ね」
八神嵐子「猫娘とは 今日 初めて 一緒に戦うんで どんな役に立ってくれるかは 未知数なの~弥生ちゃん」
弥生「いた!!あそこ カマイタチが戦ってる」
嵐子たちは
目の前にいる
妖怪に唖然(;゚Д゚)とした
カラス天狗「遅かったな 弥生 我らの攻撃では 傷一つもつかんわ!!」
カマイタチ「こいつの鋼のような肉体に 斬撃攻撃が~全然 効かないぜ」
牛鬼「ウォオォオゥオン」
牛鬼は
斧を軽々と振り回して
今にも攻撃して来そうだ
カラス天狗「俺はとりあえず奴の頭上をとり 隙あれば~空から攻撃する」
カマイタチ「少し休ませてもらうぜ!弥生」
弥生「牛鬼 今度こそ 退治してあげるわ」
八神嵐子「あれって ゲームによく出番が多めの ミノタウロスじゃないの?」
弥生「かも~だけど 牛鬼って妖怪なのよ あいつの身体は鋼鉄で 三人でも全然ダメージがなくて」
八神嵐子「そんじゃ 私からプレゼント 雷鳴ドッカーン 雷六甲おろし~ 阪神~がんばっ」
牛鬼「グギャアァガァッ」
弥生「えっ~なんて・・・凄い 攻撃力なのよ~嵐子ちゃん」
八神嵐子「ユキナ あいつの足を凍らせて」
嵐子はカラス天狗の所まで
ジャンプした
牛鬼「ウォォオオォッ」
牛鬼は弥生に突進攻撃を仕掛けよう
と向かっていく
雪女「任せるのじゃ 食らえ~氷結呪縛吹雪!!」
牛鬼の両足は
凍りついた
その頃
上空では・・・
八神嵐子「カラス天狗ちゃん はじめまして~だね 私~嵐子 足に捕まっちゃって ごめんね」
カラス天狗「弥生の仲間か 恩にきるぞ で~これから どうするのだ?」
八神嵐子「私をあいつに向かって 加速をつけて 放り投げてくれる」
カラス天狗「わかった」
カマイタチも攻撃をくり出した
牛鬼「ウグォン・・・」
八神嵐子「マジで生きてる5秒前ね まだ~生きてるし タフね この牛ちゃんは ん!?」
牛鬼の肉体は・・・新たな姿に変貌した
ピクシー「本気の怒りモードね」
ピクシー「弥生ちゃん あんなの聞いてないわよ 変貌するとか~反則よ」
牛鬼「もっと~俺を楽しませろ・・・人間」
嵐子
変われ
俺にもたまには暴れさせろ!!
八神嵐子「フゥ~久しぶり運動するぜ さてと~牛鬼 鬼どおしでタイマン勝負だ」
ピクシー「金髪の嵐子だ!! 暴走モード対怒りモード マンガでよくある 金髪に変わる現象が嵐子に~ スーパー嵐子~いけ!やっけちゃえ」
八神嵐子「こうなったからには てめぇの敗けは確実だぜ~牛鬼」
ピクシー「言葉遣い悪い嵐子だわ そうよね~嵐童に変わってるから~よね」
牛鬼「フッ 面白いことをほざきおる 鬼ごときが俺を倒せるものか~」
八神嵐子「鬼炎刀だ 俺が使えば 地獄の炎を宿し 骨まで燃やし尽くす 一瞬であの世に送ってやるぜ」
ピクシー「巻き添えになっちゃうわ」
牛鬼「真っ二つにしてくれるわ 牛鬼トマホークで キサマの命は一瞬だ そのままそっくり言葉をかえしてやる」
八神嵐子「いくぜ~牛鬼!!!」
牛鬼「ぐぐぐっふぁっ まさか・・・腕が・・・へし折られるとは」
八神嵐子「あら 私 なにしてたのかな?」
牛鬼は折れてない腕で
斧を嵐子に投げつけてきた
ランラン「危ないにゃん」
牛鬼「余計な邪魔を」
弥生「牛鬼~~ 一撃必中疾風の矢 くらいなさい」
矢は牛鬼の右目に刺さった
牛鬼「おのれ 人間 よくも ここまで傷つけてくれたな」
八神嵐子「ランラン 助かったわ 意識が一時的に飛んでたし そろそろ クライマックス突入ね 牛ちゃん」
弥生「嵐子ちゃん さっき 鬼と入れ替わってたわよ」
八神嵐子「嵐童のやつ ウルティマンみたいに 3分しか戦えないのかしら~」
弥生「あいつ 片目は潰れて 利き腕は折れてるし 武器はないから チャンスだよ」
八神嵐子「だよね なんか~手ぶらで 瀕死な牛が哀れだけど あんたに恨みはないけど この付近の平和の為に 退治してあげるわ」
牛鬼「ハハハハハ きさまら 人間にトドメを刺されるくらいなら きさまらも道連れにしてやるわ」
牛鬼の身体が赤くなり始めた
弥生「あいつ 自爆するつもりよ 私たち~こんな所で死ぬの・・・」
牛鬼「あと・・・3分後には この周辺はチリと化すぞ ハハハハハハハハハハ」
八神嵐子「どうしょう?」
ピクシー「嵐子 お別れね こいつを前の工場に 転移させるわ あそこなら 周りは何もないしね」
八神嵐子「ピクシー待ちなさいよ ユキナが凍らせてくれるわよ」
ピクシー「凍らせても 爆発で全員 助からないわ」
八神嵐子「ちよっと待ちなさいよ カラス天狗ちゃん こっちに来て」
八神嵐子「ピクシーそいつを 工場に捨てたら カラス天狗に 空高く爆発に巻き込まれない 所まで運んでもらう作戦よ」
ピクシー「その作戦に乗ったわ」
カラス天狗「任せろ」
ピクシー「行くわよ」
〇基地の倉庫
ピクシー「カラス天狗さん 上空高く 私を運んでくれる」
カラス天狗「おう~いくぞ 妖精どの」
〇空
カラス天狗「この高さまで 上昇すれば 問題ない」
ピクシー「死ぬかと思った」
〇基地の広場(瓦礫あり)
カラス天狗「恐ろしい妖怪だったな・・・」
ピクシー「寿命が100年は縮んだわ」
カラス天狗「こんな 猛者がゴロゴロと居るなら この世は地獄と化すぞ」
ピクシー「戻りましょ カラス天狗さん」
〇おしゃれなリビングダイニング
カラス天狗「まずい 人間体に戻らねば~」
カラス天狗「妖精さんは ここで待ってて ください~お疲れでしょうから」
さとみ「うん くたくたへとへと」
カラス天狗「私が皆に無事を知らせてくるので」
さとみ「行ってらっしゃい」
〇けもの道
弥生「カラス天狗と妖精さんは 無事かしら」
八神嵐子「きっと 大丈夫だよ (あれって~予知かな~ 未来の数分先をを見れたのかな?)」
弥生「空を見て 嵐子ちゃん カラス天狗がこっちに来るわ」
カラス天狗「弥生 嵐子さん ただいま 戻りました」
弥生「無事で良かったわ」
八神嵐子「お疲れさま カラス天狗ちゃん あ~嵐子でいいわよ さんとか堅苦しいよ」
カラス天狗「あやつは大爆発して 工場は跡形もなく 消し飛んだ」
弥生「みんな 無事で本当に良かった」
八神嵐子「弥生ちゃん これが友情だよ 仲間なんだよ」
カラス天狗「仲間とか 考えたこともなかったな 弥生のことは大事だが・・・」
弥生「私を助けてくれたのは カラス天狗だもんね」
カラス天狗「弥生の両親を事故にあわせた 奴の姿はなかったが~ 強大な妖気をまとった奴が 南西に飛び去るのは かすかに見えたんだが・・」
八神嵐子「嵐童の妖気が呼び覚ました より前の出来事だよね それって~嵐童より前に 邪悪な封印を解いた黒幕が居るって ことだよね」
弥生「嵐子ちゃんたちは 鬼の封印を解いて 一週間も経ってないから」
カラス天狗「邪悪な人間と何者かが 繋がっているに違いないな」
八神嵐子「魔王でも居るのかな?」
弥生「妖怪だけの範囲じゃ 収まらないのかもしれないわね」
カラス天狗「私は長に この事を知らせてくる あとで合流する」
八神嵐子「あちゃ~ 今回は妖気が 牛鬼から取れなかった」
弥生「あんな~自爆とか する妖怪が居るなんて 信じられないわ」
カマイタチ「ありがと~な 弥生 それと嵐子」
八神嵐子「質問で~す カマイタチって 三匹居るんじゃないの?」
カマイタチ「俺は次男だ 妹は牛鬼からちよっと やられて~静養中だ 兄貴は行方不明だ」
八神嵐子「カマイタチって 弥生ちゃんに着いてこれるの?」
カマイタチ「別に構わないが~ 妹の傷が治り次第だな」
八神嵐子「パパに頼んで マンション借りてもらうかな~」
弥生「嵐子ちゃん 私が転校してくるのは 春休みが終わってからになるわ」
カマイタチ「話の途中だか 俺も妹の所に戻るわ じゃあ~またな 弥生 嵐子」
八神嵐子「こんな時にピクシーか カッパが居たら 傷を治せるのにな~」
弥生「嵐子ちゃん 私~少しだけど 妖怪を信じられるかも」
八神嵐子「弥生ちゃん 妖怪じゃないかも 知れないよ 魔族みたいな 悪魔かもしれないし 西洋の化け物も居るから 翼がある奴を探そう」
弥生「うん 嵐子ちゃん ありがとう 私~頑張る」
ランラン「今回はお役にたてず 面目ないにゃ ご主人さま」
八神嵐子「私のピンチを救ってくれたじゃん」
ランラン「てへ 必死でしたにゃん」
弥生「可愛いわね」
ランラン「テレる(*/∀\*)にゃ 猫に戻って 先に戻ってるにゃ」
八神嵐子「お次はユキナですかね」
ユキナ「なんじゃ その言いぐさは」
弥生「ユキナちゃん さっきはありがとう 助けてもらって」
ユキナ「これからもよろしくなのじゃ~弥生」
八神嵐子「パパたちが心配してると いけないから 家に帰ろっか~そろそろ」
ユキナ「帰ろ帰ろ」
弥生「泊まって行ったら~嵐子ちゃん」
八神嵐子「パパに頼んでみる」
〇シックなリビング
八雲「おかえり 弥生 嵐子」
弥生「ただいま お父さん」
八神嵐子「ただいま おじいちゃん」
八雲「なんか~化け物と戦ってきた みたいだの~怪我とかしてないか? 無事でなによりじゃ お疲れ様」
弥生「何も言わずに討伐に言って ごめんなさい お父さんには かくしごとはしません 牛鬼と戦って来ました 嵐子ちゃんと一緒に」
八神嵐子「あんな~牛ちゃん 超~余裕でした おじいちゃん 私~凄いでしょう?」
八雲「ばかもーん 嵐子 そういう 余裕とか言うではない!! 命を落とすぞ」
八神嵐子「ヒエッ~ ごめんなさい おじいちゃん 軽はずみな言葉を言うの 嫌いだったよね」
弥生「二人~話してて 私~着替えてくるね」
八雲「嵐子は強くなったのは 鬼の力を吸収したからにすぎん 急に超人みたいになって 強くたなったからって 天狗になっておるな」
さとみ「嵐子 おかえりなさい お説教中だった ごめんなさい」
八神嵐子「さとみ 無事で良かったよ ただいま~ただいま ちよっと お灸中なんで あとでね」
さとみ「あんなこと 二度としないからーね あっかんべー」
八神嵐子「さっきは 犠牲になろうと さようならって 言ってたくせに・・・」
八雲「おほん!!」
さとみ「私 ランランと遊んでくるわ」
八神嵐子「(ピンチ~おじいちゃんの説教) (クソ長いって~ママが言ってた) おじいちゃん 嵐子 トイレ行きたいかな?」
八雲「説教から逃げる為のウソじゃろ そんなウソでわしから 逃げられるとでも 思っているのか?」
八神嵐子「わかった そんじゃ 剣道で勝負しましょうよ おじいちゃん」
八雲「あのな~ 嵐子の竹刀を受けたら 骨折してしまうわい」
八神嵐子「うーん 今度 おじいちゃんの好きな KAB48の桜坂真理子のサイン もらって来てあげる」
八雲「説教は終わりじゃ 今月までじゃからな~ 送らなかったら 説教5時間だからの~」
八神嵐子「はーい (どうせ・・・すぐ~忘れるんだから)」
雨竜「そろそろ 帰る支度しなさい 嵐子」
八神嵐子「あのね 今日 お泊まりしていこうよ パパ」
雨竜「しかし ママがご馳走 作って~待ってるしな パパも大事な仕事が入ってるんだよ」
八雲「じゃあ 弥生を春休み 終わるギリギリまで そっちで預かってくれないか?」
雨竜「いいですよ」
八神嵐子「おじいちゃん さすが~そっちが 私としても助かるし」
雨竜「嵐子の部屋で寝てもらうしかないな」
八神嵐子「パパ この際 家を増設して 部屋を増やそうよ」
雨竜「ママに相談しないと パパだけでは決められないよ」
八雲「わしも資金援助してしんぜよう」
雨竜「車のエンジンかけてくるから 弥生ちゃんに伝えて来なさい」
八神嵐子「ハ~イ~パパ」
〇女性の部屋
八神嵐子「ノックしないで 入って来て~ごめんね」
弥生「説教は終わったの~」
八神嵐子「朝飯前よん おじいちゃんなんて それよりそれより 荷物まとめて 早く早く」
弥生「急にどうしたの?嵐子ちゃん」
八神嵐子「お泊まりは無理だったけど 弥生ちゃんをうちで一週間くらい 預かることになったって そんで~大急ぎで知らせに来たのよ」
弥生「そうなんだ 20分くらいで 荷物まとめるね」
八神嵐子「車の中で待ってるから」
弥生「うん わかった」
〇走行する車内
八雲「雨竜 嵐子 また~遊びにおいで」
雨竜「また~一週間後に来ますよ 弥生ちゃんを送らないと~」
八雲「いやいや 電車とバスを使わせて 帰らせてくれ あの子はそういう旅も 経験も必要じゃからな~」
八神嵐子「弥生ちゃんのことは 任せて~おじいちゃん 絶対に守るから~」
八雲「嵐子 油断大敵 お前は一人じゃないんじゃ 仲間と友情を育み 仲間を大事にするんじゃぞ」
雨竜「お父さん 何の話しをしてるんですか?」
八神嵐子「二人だけの秘密よ ねぇ~おじいちゃん」
八雲「そうじゃな 二人だけの秘密じゃ 弥生が来たから 弥生のことを よろしく頼む 雨竜に嵐子よ」
そう言い残すと
家に戻って行った
弥生「お待たせしました お世話になります」
雨竜「さあ~乗って 狭いけど なんとか~全員 乗れるはず」
八神嵐子「よっしぃ 家まで爆睡(@ ̄□ ̄@;)zzZ」
弥生「私も寝ます おじ様」
雨竜「ゆっくり~おやすみ」
弥生の両親を殺した
謎の怪物
その手がかりを
掴む為に
弥生は嵐子の家に
春休み中 過ごすことになった
一時的
嵐童は嵐子の身体を
操り戦ったが
嵐子は覚えていなかった
牛鬼の強さは今まで以上の
強さだったと嵐子たちは思った
「エピソード4END エピソード5 黒幕たち・・・現れる ご期待ください」