聖夜のスペシャルディナー

セレナード

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〇一軒家
ミツル(今日はSNSで仲良くなった台湾人のサツキを僕の家のクリスマスパーティに誘ってみたけど、ちゃんと来れるかな?)

〇一軒家
サツキ「お待たせしてごめんね!! 地図を見ながら来たんだけど少し遅くなっちゃった・・・」
ミツル「初めての土地だからね、仕方がないよ! パーティに来てくれてありがとう!サツキ」
ミツル「さぁ、家にあがって。 まずは部屋案内と家族を紹介するね」
サツキ「あ、うん!!」

〇シックな玄関
サツキ「お邪魔しまーす!」
サツキ「すごく綺麗な家だね! 私の家とは違って新鮮でいいかも!」
ミツル(え? そんなに違うものなの? でも、楽しそうでよかった!)
サツキ「あ!! ねぇねぇ!家の中だし上着脱いでもいいかな?」
ミツル「あぁ!!そうだね!! 上着はそこの扉の中にあるハンガーにでもかけておいて」
サツキ「ありがとう♪」
ミツル「じゃあ、まずはリビングに行くよ」
サツキ「はーい!!」

〇シックなリビング
ミツル「ここが家のリビングだよ」
サツキ「すごく広い部屋だね♪」
サツキ「あ!あそこにキッチンもある! キッチンも見ていいかな?」
ミツル「あぁ!いいよ! 料理とかよくするのかい?」
サツキ「うん!料理は得意だよ! 今日のクリスマスパーティで私の手料理を振舞ってみせるね♪」
ミツル「それは楽しみだ!」

〇おしゃれなキッチン(物無し)
サツキ「これは良い包丁ね♪ まだ材料は見れてないけど楽しみにしててね♪ミツル♪」
ミツル「楽しみだよ♪サツキ♪」
「ワンワンワンワン」
サツキ「え!?なに!? びっくりした!!」
ミツル「ごめんね。 ウチの犬だよ 名前は太郎だよ」
サツキ「この子ステキ♡ 今夜の可愛いお客様ね♡」
ミツル「あはは 変な言い回しをするな~サツキは」
サツキ「そうかな? 私の国では普通なんだけどな・・・ 文化の違いかな?」
サツキ「他の部屋も見てもいいかな?」
ミツル「いいよ。 ついてきて」
サツキ「うん!!」

〇部屋の前
ミツル「この奥が親がよくいる仕事部屋で、手前が僕の部屋だよ」
サツキ「そうなんだ! お母さんは今日は居ないの?」
ミツル「お母さんも今日のパーティやサツキと会うのを楽しみにしていたけど、急に仕事が入っていないんだ・・・」
サツキ「そうだったんだね・・・ でも、、」
サツキ「私がミツルを元気にさせてあげるからね!」
ミツル「ありがとう!!」
サツキ「じゃあ、そろそろ私は料理の下準備してくるから、ミツルは部屋でゲームでもして待ってて♪」
ミツル「僕は料理ができないからね・・・ そうさせてもらうよ」

  ~3時間経過~

〇部屋の前
サツキ「ミツルーーー!! 料理できたよ!!」
サツキ「ちょっと材料を捌くのに時間が掛かっちゃって。。 遅くなってごめんね」
ミツル「大丈夫だよ♪ 料理楽しみだな~ 今から二人で食べよう♪」
サツキ「うん!!」

〇豪華なリビングダイニング
サツキ「パクパク」
ミツル「パクパク 美味しい!特にこのお肉! 今まで食べたことないよ」
サツキ「これは私の国で昔から食べてる冬の料理だよ! 美味しいならよかった!」
ミツル「うん!」
ミツル(あれ?そういえば、いつもこの時間に太郎が来るのに今日は来ないな)
ミツル「サツキ?ウチの犬って料理中に来なかった?」
サツキ「えぇ!来たわよ!」
ミツル「え?じゃあ、ウチの太郎は今どこに?」
サツキ「そんなのミツルが今食べてるんだから、もういないわよ(笑)」
ミツル「え・・・・・・ 今食べてるこのお肉は太郎の・・・・・・」
  そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

コメント

  • 彼女がにこにこ可愛らしくて優しくてできた女の子〜♪って感じだったので、結末によりびっくりしました。あぁ愛犬食べちゃって立ち直れるかな、、。

  • テンポ良く進むお話だな、と思っていたらまさかのオチ。
    すごいホラーでした。
    読む人を選ぶとは思いますが、合う人にはたまらないんじゃないかと。

  • 2人の可愛らしいキャラクターと軽妙なストーリーのためトントン拍子に読み進めていたのですが、ラストの展開はそれまでとのギャップが大きすぎて衝撃でした。

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