断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

34話 直接愛を囁いて!(脚本)

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〇黒
  数日後

〇謁見の間
△△△「なんだ? 騒がしいな」
◇◇◇「陛下、大変です!!」
△△△「何事だ?」
◇◇◇「れ、レバノスタンが裏切りました!!」
△△△「・・・・・・」
◇◇◇「たった今テルヌンドへ移住した報告書類が届いて──」
△△△「な、何を言っておるのだ! そんなバカなことが──」
△△△「だ、誰がそのようなことを──!? 書類を見せよ!!」
△△△「こ、これは・・・」
◇◇◇「この報告書にはレバノスタン領の人々の名前と、レバノスタン家の者の名前が載っています」
◇◇◇「許可を出した役所もレバノスタン領にあります。レバノスタン侯爵のサインも書かれています」
△△△「こ、これは魔法契約書用の用紙ではないか!! ・・・ヘヌシアン公爵を呼べ!!」
△△△「移住手続きについて任せているのはヘヌシアン公爵だ!!」
◇◇◇「い、今すぐヘヌシアン公爵を連れてこい!!」
△△△「う、うう・・・こ、この用紙で契約されたことを覆すことはできない──・・・お、終わりだ・・・」
△△△「い、今すぐレバノスタンの後継者を殺してやる──!!」
△△△「・・・・・・」
△△△「・・・」
△△△「・・・な、なぜ神の心錠が反応しない?」
◇◇◇「・・・?」
△△△「お、終わりだ・・・」
◇◇◇「陛下、レバノスタン領ごとテルヌンドへ渡ったと言うことは──・・・その、新兵器が──」
△△△「開発中の新兵器はどこへ行ったのだ・・・!? 今まで開発してきた兵器の保管庫は!? 設計図は──!?」
◇◇◇「捜索させていますが、レバノスタン領はおそらく、テルヌンドの広大な砂漠地帯と入れ替わっていると──」
△△△「何を言っているのだ!? そんなことが可能なわけが──!?」
◇◇◇「しかし魔法学院はテルヌンドの魔法は帝国よりも優れていると評価しています・・・」
◇◇◇「実際に、捜索隊がテルヌンドの砂漠に生息している魔物に襲われたと言う報告も受けました・・・」
△△△「何と言うことだ・・・」
△△△「────・・・はやく、ヘヌシアン公爵を・・・」
△△△「ああ、ああ・・・あの男にどう出来るというのだ、誰であれ、もう手遅れだ・・・」

〇黒

〇城の会議室
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ん〜・・・? 本当に引越しが終わったのかしら?」
ハグスタリ・ベラ「レバノスタン領ごと引っ越したので、外を見てもわかりませんね」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「いつもより日差しが強い気はするわ。お兄さまがテルヌンドはぽかぽかしていたと言っていたけど・・・?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「アゥルペロ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、おはようございます」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「朝食が終わったら、王さまに挨拶しに行くつもりなんだ。アゥルペロも一緒に行こう。町を見てみたいだろ?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「はい、行きましょう!!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「楽しみね、ベラ。準備をお願い!」
ハグスタリ・ベラ「はい、お嬢さま」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「ルゥラッハ、俺も連れてけよ? 人の家で留守番するのはごめんだ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ここに住めばいいだろ? 部屋はいっぱい余ってるんだから」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「そ、それは・・・落ち着かないから」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「住めば慣れるよ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、もしかして今のはプロポ──」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「お前は黙ってろ、あの鈍ちんがそんなこと言うわけねえだろ!?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さまが誰にでもあんなことを言うと思っているの!? 大事に思っている人にしか”一緒に住もう”なんて言いません!」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「セリフ変わってねぇ?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「同じことです!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(仲良しだな ちょっとヤキモチやきそう)
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「と、とにかく俺も行くから」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「まあいいでしょう 私も一緒ではありますが? デートの誘いだと思って──」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「やめろってば──!!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「一緒にいたい、とはっきり伝えられない人には任せられません!!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(本当に仲良しだな)
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・ルゥラッハと一緒にいたい」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「うん、だからワヌゥレンも行こう」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ほら見なさい、この鈍感っぷり。はっきり”好きだ”と伝えないとお兄さまは気づかないわ」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「好きじゃ──・・・ねえってば」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「まだそんなことを言うんですか!!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「もう候補から外します!! 候補に入りたければ行動と発言を改めなさい!!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(急に喧嘩しだしたぞ!? 何か言ってあげるべきなのか?)
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「お、お前なあ──」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「とにかく貴方は候補から外れましたから、道中は私の隣を歩きなさい!! お兄さまの隣は渡しません!!」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「う・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「返事は!?」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「はい・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「アゥルペロ、俺が隣で守ってあげるからな! お兄ちゃんの隣は安心だからな!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「いつも安心しています!」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「やっぱりこう、直接愛を囁いてくれる人の方がお兄さまも安心するはずよ」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・」

次のエピソード:35話 スカウトじゃねえか

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