〇教室
先生「皆さん今日は演劇の役決めをします！やりたい役があれば言ってください！」
出部美「はーい！私お姫様役やりたいでーす！あ、王子様役は佐藤くんで♡」
亜美「えーでも・・・」
出部美「どうせあんたも佐藤くんと組みたいだけでしょ!?」
亜美「いや・・・」
佐藤「先生・・・私モブ役か木の役やりたいです」
出部美「佐藤くんそんな影の薄い役じゃなくて私とお姫様と王子様役やろ♡」
佐藤「ごめんねそういう役はあんま好きじゃないんだ・・・」
愛梨「貴方より絶対私の方がお姫様向いてる・・・」
出部美「はぁ!?何か言った!?ブスの癖に威張ってんじゃないわよ！」
美咲「アンタさっきからうるさいわよ！いい加減諦めなさいよ！」
出部美「はぁ!?私よりデブな癖に威張らないでよ！」
美咲「鏡みたことないの!?」
出部美「見た事あるわよ！私は世界一可愛いわ！」
愛梨「うるさ・・・豚みたい・・・」
出部美「はぁ!?誰が豚よ！ブスが私に口出ししないで！」
優美「ま、まあまあ落ち着いて・・・」
出部美「何よあんた！」
出部美「あんた達みたいな陰キャが私に話しかけないで！菌が移るわ！」
出部美「あんたメガネ外してもどうせブスなんでしょ！」
出部美「あんたもどうせフード被ってるのブスだからでしょ！外してみなさいよ！」
愛梨「やめてよ・・・！」
愛梨「本当なんなの!?さっきから！」
愛梨「せっかく隠してたのに！」
出部美「そんな酷く言わないでよお・・・」
優美「そろそろ辞めたら？」
出部美「何よ・・・皆して私の事いじめて！」
出部美「琴葉ちゃぁん！琴葉ちゃんなら私の事助けてくれるわよね？」
愛梨「琴葉ちゃん今日休みだよ・・・貴方のせいで──」
出部美「何で私のせいにするのぉ？」
美咲「アンタが琴葉のお気に入りの筆箱ごみ箱に捨てたからでしょ!?」
出部美「うぇぇわたしやってないよぉ」
美咲「はぁ!?私ごみ箱に捨ててるとこ見てたからね？琴葉がどんだけ悲しかったか知ってるの!?」
出部美「わ、私はやってないってばぁ・・・」
亜美「あんただったんだ・・・最低」
出部美「皆して私を犯人にしたいの!?美咲がやったのよ！」
美咲「貴方琴葉が話しかけても無視したりわざと自分の消しゴム琴葉の筆箱に入れて琴葉を犯人扱いしたでしょ!?」
出部美「や、やってないようえぇ」
亜美「・・・・・・・・・もういいよ、美咲ちゃん行こ」
美咲「先生今日役決め無しにしましょ」
先生「そうね、今日はもう下校にしましょうか 出部美さん、後で職員室に来なさい」

〇部屋の扉
亜美「よし、これをポストに入れて・・・」
亜美「終わった〜！」
美咲「明日から出部美達皆に無視されるねw」

〇マンションの共用階段
愛梨「あ、あのマリア・・・さん」
マリア「何？」
愛梨「マリアさんと実は友達になりたくて・・・実は私がマリアさんにいじめられるように琴葉ちゃんが友達になるように脅してきて・・・」
マリア「・・・そうなのね」
愛梨「実は琴葉ちゃんマリアさんとかの事暴言吐いてて・・・それで私・・・怒って殴ろうとしたら逆に叩かれちゃって・・・ごめんなさい」
マリア「・・・大丈夫よ友達になりましょ」
愛梨「ありがとうございます」
マリア「あ、２人にも言っとかな・・・・・・」
マリア「え？」

〇教室
先生「・・・昨日マリアさんが階段から転落し、死亡したそうです」
出部美「え・・・？」
玲奈「やばくね？」
愛梨「あの・・・出部美さん一昨日は暴言吐いてごめんなさい琴葉ちゃんに言わされてて・・・あの詳しく話したいので屋上来てください」
出部美「わ、わかったわ」