惠という人物3(脚本)
〇古いアパートの部屋
惠「なにせ 3年間丸々引きこもってたからね・・・ 大変だった」
惠「親とさえろくに会話しなかったからさー 人とコミュニケーション取れなく なっちゃって」
慎太郎「あっ・・・!!」
〇二階建てアパート
惠「あの、俺と・・・俺・・・」
〇古いアパートの部屋
慎太郎「・・・あれはもしかして、 うまく人と関われなかっただけで」
慎太郎「マジで仲良くなりたかったのか・・・?」
惠「うん」
慎太郎「マジか・・・なんかごめん・・・」
吉田「俺も・・・そんな事情があると知らず ・・・ごめん」
惠「お前は許さない」
慎太郎「惠!!よっしーに冷たく当たんな!!」
惠「・・・ セミナーに通ったりSNSで友達作ったり 徐々に戻ってはきてたんだけど」
惠「しんちゃんと話せると思うと緊張しちゃった」
惠「嫌われないように・・・ これから仲良くなっていけるように・・・」
惠「俺の第一歩だった」
惠「・・・ま、失敗したけどね」
〇大学
大学入ってすぐしんちゃんを探したよ
でも怖かった・・・
また拒絶されるんじゃないかって
〇大衆居酒屋
そこにしんちゃんとのルームシェア話。
〇古いアパートの部屋
惠「幸せで幸せで仕方なかった」
惠「しんちゃんと暮らせる、 しんちゃんと2人でご飯を食べられる」
惠「しんちゃんに好かれるよう全力で頑張った」
惠「・・・後はしんちゃんも知る経緯だよ」
惠「最初は、思い出してくれたら もう1年も前の話だし」
惠「あー懐かしいー、なんて話が盛り上がる かなと思ったけど」
惠「・・・だんだん・・・むしろ思い出して 嫌われるんじゃないかと怖くなって・・・」
慎太郎「惠・・・」
吉田「そういや惠くん高校行ってないでしょ? よく大学入れたね」
惠「・・・お前居たの・・・?」
吉田「ずっと居るわい!!」
惠「高卒認定取れば高卒と同じになるから」
惠「大学受験は独学でしたけど、中学まで 俺頭良かったし」
惠「あれ位のFランならちょっと頑張れば余裕」
慎太郎「・・・Fランで悪かったな・・・」