惠という人物2(脚本)
〇古いアパートの一室
今まで無気力に布団に転がっていたが
惠「動ける時に筋トレ、勉強」
惠「少しずつ心が軽くなってきた・・・」
「しんちゃんー!早くお風呂 入りなさいってば!」
惠(しんちゃん・・・)
〇古いアパートの部屋
慎太郎「おい急にストーカーっぽくなって きたけど大丈夫か・・・?」
惠「そんなんじゃないよ〜!」
惠「壁薄いから大声出すと聞こえちゃうん だもん!」
〇古いアパートの一室
惠「しんちゃん今日はアイス食べてたな〜」
惠「この前もバニラ・・・ バニラ好きなんだな・・・」
惠「でももう10月になるしやっぱアイス食べる 頻度は減るよな・・・」
惠「その前に食べてたのは9月半ばだったし・・・」
カリカリカリカリ・・・
〇古いアパートの部屋
慎太郎「・・・ストー・・・」
惠「ストーカーじゃないってば! 可愛い恋心じゃない!」
慎太郎「つか、そんな毎日会ってなくない?」
慎太郎「俺の記憶じゃ、2年間のうち数回程だった はずだけど・・・」
惠「実は・・・帰ってくるしんちゃんを」
惠「窓からそっと覗いてました・・・」
慎太郎「・・・ス・・・」
惠「違うってば〜・・・」
〇古いアパートの一室
惠母「隣の息子さんA大学目指してるんだって」
惠母「受験勉強に勤しんでるって 奥さんが話してらしたわ」
〇古いアパートの部屋
慎太郎「ん?お袋、大家さんとそんな話する程 仲良かった・・・?」
惠「たまたま立ち話にでもなったんじゃない? よく知らないけど」
惠「・・・で、思った。 俺もしんちゃんと大学に通いたい」
惠「しんちゃんと仲良くなりたい。 美味しそうに食べるしんちゃんの隣にいたい」
〇古いアパートの部屋
2人でご飯を
笑いあって食べたい