惠という人物1(脚本)
〇一人部屋(車いす無し)
高校受験のさ中・・・
それは突然に起こり始めた
惠(・・・しんどい・・・立ち上がれない・・・)
惠母「惠・・・今日も学校休むの?」
惠「気持ち悪い・・・立てない・・・」
〇古いアパートの部屋
惠「結論から言うと起立性調節障害って病気でね」
惠「自律神経の乱れやストレスから来る・・・ うつ病に似た様な感じ」
〇古いアパートの一室
惠母「アパートに居たほうが 楽なら仕方ないけど・・・」
惠母「お父さんもちゃんと病気と理解して もう怒ってないから」
惠母「いつでもお家帰ってきてね・・・?」
惠(今まで出来てたことが出来ないのが つらい・・・)
惠(家族に迷惑かけてるのがしんどい・・・)
〇古いアパートの部屋
惠「この病気、夜になると体調が回復し始め るんだけどさ」
慎太郎「あ、だからいつも会う時は 学校帰りだったんだ」
惠「そう。しんちゃんいっつも なんか買い食いしてて」
〇雑居ビルの一室(看板あり)
惠(・・・ あいつまたなんか食ってたな・・・)
〇古いアパートの一室
その頃は食事をするのが辛くて
考えるだけで吐き気を催してたけど
惠「ご飯・・・食べようかな・・・」
惠母「惠・・・っ!」
〇古いアパートの部屋
惠「しんちゃんが美味しそうに食べる姿 見てたら食欲が沸いてきた」
惠「やっぱご飯て偉大だね! きちんと食べると体調も回復してきた」
慎太郎「そういやお前何であんな怪しい 格好してたの?」
惠「しんちゃん高2の頃引っ越してきたでしょ」
惠「もう俺その時点で1年間引きこもってたから」
惠「世間体を気にして」
慎太郎「余計世間体悪くなってた気が するけど・・・」