ダンジョン

RARUΩ

カサリス(脚本)

ダンジョン

RARUΩ

今すぐ読む

ダンジョン
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇研究施設の廊下(シャッターあり)
  それはダンジョンにしては異質だった。あらゆる景色は人工的で明らかに人の手が加えられた物だ
  そこに一人の美しい剣士が一人入っていった。
  彼女の名はカサリス、美しい金をサラサラと靡かせる、そこそこの剣の腕を持つ女だ。
  彼女はギルドからの依頼でここに来ていた。このダンジョンには謎が多く実力者は呼べずに手頃なカサリスか呼ばれたのだ。
カサリス「敵いるのかしら」
  依頼内容はダンジョンの適正レベルはいくつか調べてこいというものでカサリスはある程度調べたら帰るつもりだった。
カサリス「結構歩いているけどずっと同じ景色ね」
  そう呟きさらに歩いていると
カサリス「何!?」
  一瞬カサリスの意識が飛んだ。カサリスは今のは何だと目の前を見た
カサリス「今のは・・・?」
カサリス「何なの・・・?」
  カサリスの目の前にはカサリスが・・・同じ姿・・・同じ顔の女がいた。
カサリス「な、何なのよ!?貴女、何者!」
カサリス「!?貴女こそ何者よ!」
カサリス「私はカサリス、冒険者よ!」
カサリス「な!?カサリスは私よ!同じ名を名乗らないで!」
カサリス「な、何を言っているのよ!カサリスは私よ!」
  言い合う二人
カサリス「私の姿をコピーしたのね!偽者め!」
カサリス「コピーしたのは貴女よ!偽者!」
  二人は剣を取り
カサリス「くっ!?」
カサリス「ん!?く!?」
カサリス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ(こんなの決着つかない)」
カサリス「はぁ・・・はぁ・・・はぁ(このままじゃどっちも・・・)」
  二人は互角で数回剣を魔法を撃ち合っただけなのにかなりのダメージを負ってしまった。
カサリス「くっ!?強さまで同じなの!?」
カサリス「ここまで同じなんてっ!?」
  二人の防具はもうなくなりほぼ二人は下着同然の姿になってしまった。白い肌には血に濡れている。
カサリス「偽者如きに負けられないのよ!」
カサリス「くっ!?偽者は貴女よ!」
  二人の手から剣が離れ、二人はそれを取ろうとしたが、相手の剣をも取ろうとし二人は
カサリス「な!?」
カサリス「え!?」
  二人は抱き締め合う格好となり血に濡れた肌を重ねる。
カサリス「今度は何するつもり?」
カサリス「そっちこそ」
カサリス「んっ!?」
カサリス「ん!?」
  二人のカサリスは互いの頬についた血を舐め舐めかえされる。
カサリス「一体何のつもり?」
カサリス「貴女も何のつもり?」
カサリス「もしかして私の美貌に惚れでもした?」
カサリス「は?貴女こそ私の美貌に惚れそうになったの?」
  二人のカサリスは同じ顔を近づけて相手に見せつけるように額を重ねて顔を魅せる。
カサリス「随分熱い吐息吐くじゃない」
カサリス「貴女こそ吐息熱いわよ」
  無性に同じ顔の女の唇に自らの唇を押し付けたい欲が溢れる・・・
  目の前にいる女の唇はぷるぷるしてて艶やかで・・・
カサリス「ん!?」
カサリス「ん!?」
  気づけば同じ顔が密着し、唇に柔らかく瑞々しい感触がある、二人はキスをしていた。
カサリス「ん・・・」
カサリス「ん・・・」
  始めは離れようとしたが考えていたより気持ちよくて目を開き唇を堪能する二人。
  目の前の相手は自分をコピーしてきたわけのわからない存在・・・
  そんな存在とのキスなのにカサリスはキスに興じていく
カサリス「んっ・・・んん・・・ん」
カサリス「んん・・・・・・ん・・・・・・んっ」
「そして唇を離し」
カサリス「・・・」
「カサリスに微笑むとまた唇を重ねてくる」
カサリス「んっ!?・・・(自分の唇なのに・・・気持ち良いって思ってる私・・・私の唇なのに・・・)」
  次第にカサリスは身体を相手に預けるようになっていくそんなカサリスを見たカサリスは・・・
カサリス「・・・可愛いわね貴女・・・ねぇ続きは家でやらないかしら?」
  思わぬ事を言われて
カサリス「でもまだどっちが本物か偽者んん!?」
  舌を捩じ込まれ同じ舌に舌を絡められる。
カサリス「んんん!ん」
  甘い唾液に塗られた舌が絡む・・・カサリスの思考は蕩け頭が真っ白になる。
カサリス「・・・んっ・・・はぁ・・・随分と私好みの舌ね。カサリスも私の舌舐めなさいよ」
  カサリスに舌を差し出す唾液垂れる舌に誘われ
カサリス「んん!ん」
  カサリスの口内に自らの舌を入れるカサリス・・・どこまでも絡み付く舌に
カサリス「んんんんん!?」
  カサリスはもう・・・抵抗する力はなく
カサリス「もうどっちが偽者かなんてどうでも良いじゃない」
  力が吸いとられるような感覚・・・そしてひどく急に眠気が・・・
カサリス「・・・・・・・・・」
カサリス「ふふ」
  眠るカサリスを姫様抱っこするように持ち上げカサリスは
カサリス「この子は私のよ」
…「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

〇寮の部屋(ポスター無し)
  カサリスの鼻に良い匂いがシナモンやバター等の香りがする。
カサリス「♪♪♪」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

コメント

  • 感想: ファンタジーの世界観がとても魅力的で、ダンジョンに入るカサリスの冒険にはドキドキしました。そして、同じ顔の女性との意外な展開には驚きましたが、二人のキスシーンはとても美しく、エキサイティングでした。また、朝のキスや食べ物の口移しも、彼女たちの愛情深い関係が感じられて、心温まるものでした。全体的に、この作品はとても楽しい時間を過ごせるファンタジー作品で、もっと読んでみたいと思いました。

  • まさか「ドッペルキス 」のダンジョンバージョンとは。内容がパワーアップしてますね。ドッペルゲンガーは最低でも7人いるらしいし、互いに抱き合うと潜在能力が呼び覚まされるというから、カサリスをどんどん増やしてチームになったら最強ですね。

成分キーワード

ページTOPへ