クリスマスは大忙し~洋菓子店のお手伝い

高橋

1話完結(脚本)

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〇店の入口
  12月25日、クリスマスの日
  ある洋菓子店のお店では、クリスマスの日、高校生の女の子たちが働いていた
  彼女たちは、幼馴染で、幼稚園の時からの付き合いである
  高校2年生になった、現在は、春加と秋穂が一緒の高校に通っていて、
  夏美と冬子もそれぞれ、一緒の高校に通っている
  彼女たちが、働いているお店は、秋穂のお父さんが営んでいるお店で、洋菓子を販売しているだけではなく、カフェも営んでいる
  秋穂以外の3人は、秋穂と秋穂のお父さんに頼まれて、このお店の手伝いをしていた
  話は、12月に入った頃に、遡る

〇おしゃれなリビングダイニング
  秋穂の家は、1階がお店で、2階からが住居になっている
秋穂「今日は、みんな、家まで来て、もらちゃってごめんね」
夏美「全然~大丈夫だよ! すぐ、近くだから来るってほどでもないしね」
春加「私も、秋ちゃんのお家。 好きだから、平気だよ~」
冬子「私も、何の問題もないよ」
秋穂「みんな、ありがとう」
冬子「今日、秋穂の家に来たのは、秋穂と秋穂のお父さんが、私たちに、お願いしたいことがあるってことだけど何かな?」
夏美「そうそう、おじさんが、私達に、お願いしたいことって何だろうね?」
春加「私も、何だろうねと思ってるよ?」
秋穂「それが・・・」
  秋穂が、話そうとした時に、秋穂のお父さんが、お店を片付けて、2階の住居に上がってきた
秋穂「お父さん、お疲れ様」
「おじさん、お疲れ様です。お邪魔しています」
秋穂のお父さん「みんな、ありがとう。 よく、来てくれたね」
秋穂「お父さん。 今、丁度みんなに話をしようとしていたところなの」
秋穂のお父さん「そうか。そうか。 では、私から話をしよう」
秋穂のお父さん「3人に、今日来てもらったのは、クリスマスの日に、お店を手伝ってもらえないかな?と思ったからなんだ」
秋穂のお父さん「みんなに、クリスマスの予定が入っているなら、大丈夫だからね」
「私たちが、お店に?」
秋穂のお父さん「実は、クリスマスは洋菓子店にとって一番、忙しくなる時期なんだ」
秋穂のお父さん「でも、うちのお店の今の従業員だけでは、混雑に対応できるか心配なんだ」
秋穂のお父さん「そこで、秋穂に話をしたら、春加ちゃんたちが、どうだろうかと言われてね」
秋穂のお父さん「みんなも、高校生なんだから、他の予定が入ってるんじゃないかって言ったんだけどね」
秋穂のお父さん「ダメもとでも、聞いて見ようということになって。今日、みんなに来てもらったんだ」
秋穂「春ちゃん、なっちゃん、冬ちゃん。 どうかな?」
夏美「そんなの、手伝うに決まってるよ。 丁度、クリスマスは、秋穂の部屋でクリスマスパーティーしようって話してたところだしね」
春加「私も、お手伝いするよ~」
冬子「困ってる時は、お互い様って言うしね。 私も、もちろん手伝うよ」
「みんな、ありがとう」

〇ケーキ屋
  そして、冒頭に戻って、クリスマスの日
  彼女たちは混雑する店内で働いている
春加「お客さん、いっぱい来るね」
夏美「混雑するって、言ってたけど、ここまでとは」
冬子「私たちは、普段、お客様側だから、気づかなかったけど、お店ってこんな感じなんだね」
  お客様が注文する
  すみません、この「ショートケーキ」と「ガドーショコラ」ください
冬子「はい。 「ショートケーキ」と「ガドーショコラ」ですね。 お待たせ致しました」
  すみません。
  クリスマスケーキ予約していた者なんですか?
夏美「はーい。〇〇様ですね お待ちしておりました」
  この、「ケーキ」と「クッキー」ください
春加「はい、「ショートケーキ」と「アイシングクッキー」ですね。 お待たせ致しました」
秋穂「みんな、大丈夫~」
「大丈夫だよ。 でも、こんなに混むんだね~」
秋穂「今年は、土曜日だから、特に混んでいるって感じかな。 平日だったら変わってたかも」
「そうなんだ。 秋穂と秋穂のお父さんは、毎年こんな感じだもんね。 毎年、大変だね」
秋穂「大変だけど。 でも、お客様が来てくれるってことは、それだけ、家のお店が愛されてるってことだし」
秋穂「お客様が、来てくれないと、お店が成り立たないから、お客様には、感謝しかないよ」
「秋穂~」
春加「秋ちゃん」
夏美「よし、私たちも、閉店まで頑張ろう」
冬子「そうだね、頑張ろう」
春加「だね」
  その後、3人の頑張りもあり、お店は特に問題なく、閉店になったのであった

〇女の子の一人部屋
  お店の手伝いが終わった後、4人は、クリスマスパーティー&お泊まり会を秋穂の部屋で開くことになっていた
秋穂「今日は、みんなありがとう」
秋穂「お父さんは、まだ閉店作業があるから上がって来れないけど、みんなに、ありがとうって伝えておいてって」
秋穂「あと、これ渡しておいてって、言われたよ」
「アイシングクッキー!」
秋穂「お父さんが、謝礼とクッキーだって」
春加「わあ!このアイシングクッキー可愛い!」
夏美「確かに、可愛いね」
冬子「おじさん、忙しいのに、こんな可愛いクッキーまで作ってくれて。 今度、会えた時に、お礼を言っておかないとだね」
「だね」
秋穂「お礼だなんて。 こっちのほうが、ありがとうだよ」
  その後、彼女たちの話は、夜遅くまで続いた

〇クリスマスツリーのある広場
  日付が変わり、みんなが寝静まったころ
  どこかから声が聞こえてくる
サンタクロース「今年も、良いクリスマスを迎えられてよかった」
サンタクロース「サンタクロースとトナカイは、人々が良いクリスマスを迎えられたことに、ほっとしていた」
サンタクロース「サンタクロースは、トナカイに話かけた クリスマスは、終わったばかりだけど、もう来年のクリスマスの準備を始めようとするかね」

コメント

  • みんないい子だなぁって思いました!
    いい友達って財産ですよね。
    その後のお泊まり会も楽しそうですね!
    お父さんもいい人で、心温まる作品でした。

  • 4人春夏秋冬にちなんだ名前がまず可愛い!です。友達想い、家族想いの輪がこんな優しく素敵なストーリーを通じて全国の若者たちに広がればいいですね!

  • みんなかわいくて、そしていい子ですね。クリスマスの忙しさとうきうきする気持ちが伝わってきます。

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