恐怖が湧いてきた(脚本)
〇説明会場
吉田「ん〜・・・ 俺、人の顔覚えるの得意なんだけどな」
慎太郎「また惠の話? だから柿崎と一緒にいる時に チラっと会ったんじゃねーの?」
慎太郎「まー、それがいつの話なのか俺も 聞きたいとは思ってるけど」
吉田「・・・しんちゃん、聞いてみて」
慎太郎「それもそうだな!」
〇古いアパート
〇古いアパートの部屋
惠「・・・」
惠「俺は、できればしんちゃんに 思い出して欲しい」
慎太郎「え〜!! 俺あんま人の顔とか見ないタイプだもん」
惠「あははしんちゃんらしい! 可愛い〜!!」
〇古いアパートの部屋
惠「・・・しんちゃん・・・ 俺のこと好き?」
慎太郎「う、うん・・・♡」
惠「・・・」
〇古い本
〇古い本
惠「・・・俺ね、 君のこと知ってるんだよね」
〇モヤモヤ
惠(・・・ 何であんなこと言っちゃったんだろ・・・)
(いや・・・あの時は早く俺を 思い出して欲しかった)
(俺を知って欲しかった)
〇古いアパートの部屋
なのにしんちゃんを手に入れて、
しんちゃんに愛されて、
しんちゃんと2人でご飯を幸せに食べて、
〇モヤモヤ
・・・恐怖が湧いてきた・・・・・
(・・・ しんちゃんに嫌われるかも知れない・・・)