エピソード38(脚本)
〇奇妙な屋台
店主「わー!いいお天気! 雨も上がって、良かったわね〜」
謎マッチョさん「本当によかったです!」
謎占い師さん「今日はワタシも参加しますからね!」
店主「アラ、今日は何があったかしら?」
謎マッチョさん「店主、忘れちゃったんですか? 今日は大運動会の日ですよ!」
謎マッチョさん「会場は学校のグラウンドです!」
店主「そうだったかしら〜? じゃあ急いで 支度して行くわ〜」
謎占い師さん「私達は先に学校に行ってますね!」
店主「はーい!♡」
店主「占い師さん、やる気あるわね〜 ウフフ」
〇大きな木のある校舎
ワイワイ
謎占い師さん「もう皆さん かなり集まってますね!」
マチ「こんにちは〜 こちらは今日のプログラムです〜」
謎占い師さん「ありがとうございます!」
マチ「今回も、私達 アノマロカリスがMCさせて いただきます!よろしくです!」
マチ「あれ!? そういえば店主さんは?」
謎マッチョさん「たぶん後から来ると思いますよ。 先に始めていただいて いいそうです」
マチ「わっかりました〜 最初にチームを決めるので ボックスから玉をひいてもらいます〜!」
マチ「引いた玉の色でチーム分けします! どうぞ~!」
ゴソゴソゴソ
謎占い師さん「よし!」
謎占い師さん「えーと・・・」
マチ「虹色チームでーす! アチラの旗のあるところの席に座ってお待ち下さい〜」
マチ「次、マッチョさんどうぞ~!」
謎マッチョさん「よし!」
謎マッチョさん「これは?」
マチ「シルバーチームでーす! アチラにどうぞ~」
マチ「さて行きますね」
〇白い校舎
ユウヤ「たくさんのご参加、誠にありがとうございます! MCはワタクシ、アノマロカリスがお送りします!」
マチ「では! マッチョだらけの大運動会! スタートです!」
ナナミ「大会宣誓! マッチョさんお願いいたします!」
謎マッチョさん「えー大会宣誓!」
謎マッチョさん「我々選手一同は! スポーツマンシップにのっとり! 正々堂々、 キンニク映えする競技を行います!」
謎マッチョさん「筋肉に感謝し!励まし合い! 終わったあとのプロテインを美味しく飲めるように、仲間と協力しあうことを誓います!」
パチパチパチ
マチ「素晴らしい宣誓ありがとうございました!」
ナナミ「では競技スタートでーす!」
〇白い校舎
ナナミ「最初の種目はー 「マッチョ大玉転がし」です!」
マチ「みんなー位置について!」
ピピー!
色ごとに一列に並んで!
位置についてくださーい!
松山先生「我ら虹色チーム! あちらのシルバーチームには負けませんよ!」
細川先生「頑張りましょう!」
謎占い師さん「負けませんよ!マッチョさん!」
松永先生「私達はシルバーチームね。 負けないわよ!」
ミーナちゃん「ウフフ楽しみ〜」
若旦那「怪我しないでくださいよ、 ミーナさん」
ミーナちゃん「平気へいき〜!」
若旦那「大丈夫かなぁ・・・」
ユウヤ「よーい!」
パーン
わーわー
謎占い師さん「よし」
パーンパーン
マチ「巨大ボールを制したのは! 結果は・・・虹色チーム!」
わー
マチ「早かったですね!」
ナナミ「シルバーチームは途中で アクシデントがあったようですね!」
大怪我ミーナちゃん「いててて えーん」
若旦那「いわないこっちゃない・・・ 保健室行きますね」
大怪我ミーナちゃん「えーん! みんな頑張ってー!」
〇保健室
モデル「キャハハ」
ガラッ
モデル「あらっ?」
大怪我ミーナちゃん「すみませーん シクシク」
モデル「あら大変! 手当しなくちゃ!」
大怪我ミーナちゃん「ありがとうございます〜」
モデル「今日はね、 養護の先生の代理でお手伝いに来たの〜」
大怪我ミーナちゃん「大玉と一緒に転がって 怪我しちゃって〜」
モデル「任せて! おじちゃんね、ジャーナリストだけど、 お医者さんの資格も持ってるのよ! すごいんだから!」
ナヤミ「やめろよ、恥ずかしいな。 俺、産科だぜ・・・」
モデル「ほらね!凄いじゃん! さ!こっちで手当しよ!」
〇グラウンドのトラック
マチ「次の種目は〜 「マッチョと仲良く風船運び!」 でーす!」
ユウヤ「マッチョ部のみなさん! ご協力お願いしまーす!」
ザッ
ナナミ「この競技は〜 マッチョな方々と一緒にゴールまで風船を運んで頂きます!」
ナナミ「マッチョすぎると厚い胸板で 風船が割れちゃうかもしれません! ご注意を!」
ユウヤ「ではご準備ください! まもなくスタートです!」
謎マッチョさん「ん、マズいな」
謎マッチョさん(そろそろ薬が切れる時間だ。 今朝は飲み忘れてしまったからな)
説明しよう!
マッチョさんは薬で正体を隠している。薬が切れると細い青年になってしまうのだ!
謎マッチョさん(バレる前に こっそり抜け出そう)
松永先生「マッチョさん! お相手お願いします!」
謎マッチョさん(マズい・・・ 非常に不味いな)
松永先生(マッチョさんと話すチャンスだわ。 いつも学校にいるけれど、 普段は接点がないものね)
ガシッ
松永先生「風船を身体の間に挟んで運ぶのよ! 私にしっかり捕まって!」
謎マッチョさん(しっかり捕まえられてて 逃げられない・・・ どうしたものか)
よーい!
パーン
謎マッチョさん「仕方ない。 担ぎますよ!」
ヒョイ
マッチョさんは風船ごと抱え上げた!
松永先生「ちょ、ちょっと!」
タッタッタッタッ
パーン
ゴーーール
早い!マッチョさんチーム早い!
わぁぁぁ──
松永先生「あっ危ない・・・ 落ちる!」
パーン
チュッ
松永先生(ん・・・ チュッ!?)
風船は割れ
松永先生はマッチョさんの胸で
抱きしめられている・・・
松永先生「キャッ」
松永先生「ご・・・ゴメンなさい・・・」
謎マッチョさん「すまん」
タッタッタッタッ
松永先生「ヤバい・・・本気で惚れたかも・・・」
ナナミ「普段はクールで厳しい先生が、 赤くなってる・・・!?」
マチ「ハプニングもあったようですが、 すごかったですね〜 シルバーチームポイント獲得です!」
〇白い校舎
ユウヤ「次の種目は、 「着ぐるみ徒競走!」です! 好きなコスプレでゴールまで 走って頂きます!」
マチ「あっ峰山先生カッコいい〜」
コスプレ峰山先生「恥ずかしいな〜」
ヤンキーコスプレ細川先生(かわいいなぁ 峰山先生・・・)
コスプレ峰山先生「あら、細川先生は ヤンキー先生のコスプレですか? 私あの漫画好きです!」
ヤンキーコスプレ細川先生「僕もあれ好きでして・・・ マッチョ役やりたかったですが スーツしかなかったもので」
松山先生「僕もあの漫画好きなんですよ! マッチョ先生の役は任せてください!」
コスプレ峰山先生「松山先生は普段と全然変わってませんね!」
アハハハハ
かいじゅうこちゃん「素で出られる〜」
カケル「良かったな」
かいじゅうこちゃん「カケルちゃんもコスプレして〜!」
コスプレカケル「しょうがねぇな、ホラ これでいいか?」
かいじゅうこちゃん「わーい!」
謎占い師さん「ワタシには普段着なので 楽ですね!」
店主「アラ間に合った?」
謎占い師さん「店主!待ってましたよ!」
謎占い師さん「負けませんからね!」
よーい!
パーン
フッ
謎占い師さん「店主?」
ゴーーール!
謎占い師さん「は、早い・・・」
謎占い師さん(さては 術を使ったな・・・?)
〇白い校舎
ユウヤ「ここで途中スコアを見てみましょう〜」
ナナミ「虹色チーム 350点〜」
マチ「シルバーチーム 351点〜」
ユウヤ「接戦ですね〜 マッチョさんのいるシルバーチームが若干有利でしょうか〜」
マチ「まだまだ勝負はわかりませんよ!」
ナナミ「つぎは、有志による ちびっこ参加競技、 「マッチョ玉入れ」です!」
ザッ
マチ「それぞれのマッチョさんたちが 背負っているカゴに 地面にまかれている玉を入れるゲームです!」
マチ「逃げるマッチョさん達を 追いかけて玉を入れてくださーい!」
ナナミ「さあ!時間内に どれだけ玉を入れられるか!」
ユウヤ「スタートです!」
アカリ「よーし! たくさんいれちゃうぞ!」
くいしんぼ「モグモグ」
アカリ「こらー! 食べながらは ダメだぞー!」
くいしんぼ「ゴメン」
アカリ「がんばろー!」
パーン!
わーわー
アカリ「えーい!」
「みごと命中です!」
「いま、一度に二個入れましたよ!」
アカリ「どんなもんだい!」
〇グラウンドのトラック
ユウヤ「ついに〜 最後の種目になりました〜!」
ナナミ「チーム対抗! マッチョ綱引き大会!」
マチ「これで勝敗が決まります!」
ユウヤ「公平になるように、 ウエイト別に足りない分は マッチョを追加して 人数調整しています!」
ユウヤ「さて!筋肉の栄冠を掴むのは! どちらのチームでしょうか!」
ナナミ「優勝チームには豪華賞品! スポンサーから 「南の島旅行券」と! 「プロテイン一年分!」」
ユウヤ「「アノマロカリス、ステージ招待券!」などが送られます!」
マチ「皆さん頑張ってください〜」
〇グラウンドのトラック
謎占い師さん「よーし! 負けませんからね!」
松永先生「・・・五十嵐先生?」
五十嵐先生「なんでしょう?」
松永先生「マッチョさんを見かけませんでしたか? 見当たらなくて」
五十嵐先生「いや、知らないですね」
松永先生「どこ行っちゃったのよ・・・」
五十嵐先生(すまない・・・先生)
コスプレカケル「よーし、いっちょやるか!」
ユウヤ「いいですかー! よーい!」
パーン!
さて
結果はー!
〇中庭のステージ
ユウヤ「表彰式を行いまーす! 優勝はー?」
ユウヤ「虹色チーム!」
松永先生「あーあ、負けちゃった。 マッチョさんいなかったものね。 仕方ないわよね」
五十嵐先生「すまん」
松永先生「アナタが、謝ることじゃないわ。 全力を尽くしたんだもの」
松永先生(それに・・・ マッチョさんとあんなことに)
松永先生「れ、冷静に冷静に・・・」
ミーナちゃん「ミーナちゃん復活〜! 一曲歌いまーす!」
♫〜♪♫〜
モデル「いい歌だね!」
ナヤミ「そうだな。 今度、オマエと一緒に特集組むわ!」
モデル「さっすがおじちゃん!」
かいじゅうこちゃん「カケル!帰ろ!」
コスプレカケル「うん」
〇奇妙な屋台
店主「おつかれさま! カンパーイ!」
謎占い師さん「店主・・・ズルはいけませんよ!」
店主「ズルなんかしてないわよ〜 ちょっと負けたからって」
謎占い師さん「認めませんからね! 店主!」
店主「案外、負けず嫌いよね♡ また勝負しましょう!」
謎占い師さん「望むところです!」
店主「ところで、マッチョさんは?」
謎占い師さん「そういえば見ないですね、 どこへいったのか」
〇公園のベンチ
五十嵐先生「なんだろう・・・ おかしいな俺は」
五十嵐先生「動悸がおさまらない・・・」
五十嵐先生「落ち着いてから戻ろうと思うけど、 おさまらない・・・」
松永先生「五十嵐先生! おつかれさま!」
五十嵐先生「わっ びっくりした!」
松永先生「ハイ、これ。 先生は非力なのに、 今日は頑張ったわね!」
松永先生「これマッチョ珈琲だから。 飲むといいわよ」
五十嵐先生「あ、ありがとうございます」
松永先生「じゃ、また学校でね。 お疲れ様!」
タッタッタッ
五十嵐先生「・・・」
最新話を読んで、マッチョさんと松永先生にそんなことあったっけ、と思って読み直しました。マッチョづくしの競技名や賞品に気を取られてすっかり忘れていましたが、二人はキスした後けっこうすぐにいい感じでした。筋肉は重いのにマッチョさんもふわふわと舞い上がってましたね。
マッチョだらけ……最っ高の運動会ですね!
選手宣誓から心ときめいていました!
マッチョさんにも恋の兆し、ドキドキですね!
マッチョ映えする大運動会ぜひ見てみたいですねっ!!!!!!!!✨😂すごい盛り上がりそうです✨
そして、謎マッチョさん実は細身だったんですね!?
マッチョコーヒー飲んだらどうなるのか・・・気になりますね!!😂