休日も妖怪とバトル(脚本)
〇おしゃれなリビングダイニング
雨竜「嵐子はまだ 寝てるのか~ママ」
美千留「本当に だらしない子です 起こしてくるわ 朝ごはん食べてくれないと 片付けられないからね」
八神嵐子「おはよ~ママ おはよ~パパ」
雨竜「今は春休みか~ どこかに出掛けるのか?」
八神嵐子「うん 友達と映画見る ジプリンの最新映画 暁月の豚」
美千留「遅くまで 遊ばないのよ 門限はちゃんと守りなさい」
八神嵐子「はい・・・ママ」
雨竜「あんまり 嵐子を叱るなよ」
美千留「本当・・・あなたって 嵐子に優しすぎです」
八神嵐子「パパ大好き お小遣いちょうだい」
雨竜「この前あげた ばかりじゃないか~」
美千留「お小遣いは 二人からあげてるでしょ 無駄遣いのしすぎじゃないの?」
雨竜「映画代金とお昼ご飯代金くらい あげるかな~」
美千留「あなたったら また~甘やかして」
八神嵐子「パパ ありがと 大好き❤️」
雨竜「華織は寝てるのかな?」
八神嵐子「起こしてくるわパパ」
美千留「私は仕事に出かけるわね 今日は石田俊明の熱愛発覚の 直撃取材なのよ」
雨竜「大変だねママは 四六時中忙しくお仕事して ご苦労様」
美千留「あなたも占い師とか 祈祷とかいろいろ大変じゃない」
雨竜「まあ~ぼちぼちな」
八神嵐子「パパの占い当たるもんね」
美千留「行ってくるわね」
八神嵐子「行ってらっしゃいママ サインよろしく」
〇可愛い部屋
華織「お姉ちゃん おはよー」
八神嵐子「おはよー華織」
ロミオ「にゃあ~」
八神嵐子「ロミオ おはよー」
華織「お姉ちゃん お腹ペコペコだよ」
八神嵐子「ママ特製 オムライスだよ」
華織「ママって お料理も得意で 人気アナウンサーって スゴすぎ」
八神嵐子「私はママを越えるアイドルになるからね」
華織「お姉ちゃん スカウトされたことないくせに」
八神嵐子「それ 言う 華織ちゃん 凹むんですけど・・・」
華織「私が先輩だよ」
八神嵐子「そ~ね 雑誌モデルだもんね なんで・・・私にはスカウトが来ないの」
華織「お姉ちゃん 問題児だもん この前なんて ヤクザぶん殴って ママのおかげで 良かっただけじゃん」
八神嵐子「私はおじいちゃんを 助けただけ~なの」
華織「でも~おじいちゃん ヤクザに借金してて 逃げ回ってるから 自業自得なのに」
八神嵐子「ハッハハ 知らなかったんだもん まあ・・・ヤクザさんも許してくれたし」
華織「そのヤクザ ママのファンだったみたいで サイン色紙で済んだみたい 良かったね お姉ちゃん」
八神嵐子「以後 気をつけまーす」
華織「お姉ちゃんがアイドルデビューとか 無理と思うよ~赤点多すぎるし 留年ギリギリじゃん 二年生になれたのが~奇跡だよ」
八神嵐子「めちゃくちゃ言うね」
華織「お姉ちゃんは 将来は空手選手とか ボクサーとかになってそう」
八神嵐子「ははっ あり得そうでヤダ」
華織「食べてくるね お姉ちゃん」
八神嵐子「部屋にもどろ まだ~時間あるし」
〇女の子の部屋
八神嵐子「嵐童 出てきてよ」
嵐童「気持ちよく眠っていたのに 起こしてよって~」
八神嵐子「嵐童 あんたの妖気のせいで どれくらいの妖怪や妖魔が よみがえったか? わかるの?」
嵐童「さあな~ 言うのを忘れてた小娘 お前が妖怪を退治しないと 俺がどんどん妖気と生気を 吸いとっているからな~」
八神嵐子「なによそれ そんなこと 早く言いなさいよ 道理で疲れると思ってたら~」
嵐童「3日だな~ 4日過ぎると お前の身体は 生気をなくし 死ぬ」
八神嵐子「なんで そんなこと 教えてくれるのよ 教えてなかったら 私が死んで あんたも居場所がなくなるんだ」
嵐童「バカか~小娘 お前が死ぬと 俺も死ぬんだよ」
八神嵐子「なんか・・・運命共同体ね てか・・・嵐童 私には嵐子って 名前があるの あんたとかぶってる 名前がね」
嵐童「小娘で十分だ お前に宿る法力もなかなかで お前の身体を 乗っ取る力もなくて 泣けるわ」
八神嵐子「てか~あんた 私に妖怪退治させて 力を取り戻す気でしょ でも~退治しないと 二人ともお陀仏なのよね」
嵐童「そういうことだ この間の刀はどうした?」
八神嵐子「タンスに入れてるけど」
嵐童「うつけものが 妖怪とどうやって 戦う気だ~お前は」
八神嵐子「法律があるのよ この国には そうだ ギターケースに 入れて持ち歩くしかないかな・・・」
嵐童「妖怪に殺されるなよ 俺まで死ぬからな~ ヤバい時は助けてやるが~ 普段よりお前には人間以上の力があることを 忘れるな」
八神嵐子「ありがとさん 死にませーんよ 簡単には 17歳で死にたくないわよ」
嵐童「この間の蜘蛛なんて 雑魚だから~ もっと~強敵な妖怪が 居るからな~ぬらりひょんとか」
八神嵐子「ぬらりひょんとか~ やっぱり居るのね 妖怪って カッパとか 雪女とか メジャーな妖怪ばっかりと思った」
嵐童「カマイタチとか 居るだろうな~ 九尾の狐とか~ 強敵だぞ」
八神嵐子「でも~全ての妖怪 妖魔が悪じゃないと思うけどな~ 人間に悪さしたら 退治するけど~」
嵐童「ど阿呆か~ どんな妖怪でも 殺さないと 死ぬのはお前だぞ」
八神嵐子「でもな~ いい妖怪とか居たら 斬れないよ」
嵐童「お前に宿ったことを 後悔するわ たまたまなんだが~なぁ」
八神嵐子「寝てていいわよ 出掛けるから~ あんたの力って 私に宿ってるんだよね」
嵐童「あ~あ~ そうだな・・・ なんで、ヤクザとか 今度殴ったら そのヤクザ死ぬかもな~」
八神嵐子「そういうことは 早めに言いなさいよ 人殺しになるわよ」
嵐童「でもな~ 俺と同じで取り憑かれてたら 厄介だぜ~人を殺せるか? お前には無理だろうな・・・・・・」
八神嵐子「なんか・・・いい方法はないの?」
嵐童「お前のオヤジ 法力使えるだろ お札とか持ってるだろ それをくすねておけよ」
八神嵐子「頭いいわね あんた~ そうするわ」
〇渋谷のスクランブル交差点
七菜子「また・・・・・・待ち合わせから 30分遅刻してるし」
八神嵐子「お待たせ ナナちゃん 待った?」
七菜子「また~遅刻 一回も約束の時間に 来たことないし~」
八神嵐子「は~い 海より深く反省してます」
七菜子「絶対 反省してないし 宿題とかも 全然しないで 私のノート移すし」
八神嵐子「七菜子が居なかったら 留年してます 感謝してます」
七菜子「幼子として らんこちゃんが 留年なんてしたら 恥ずかしいもん」
八神嵐子「うぅぅ 妹からもダメ出しされて 七菜子からもお説教って 悲しくなる」
七菜子「心配してるの ダメな女の子になるよ 男勝りなんだし 男子から怖がられてるの 知ってるの~」
八神嵐子「薄々感じてます 彼氏なんて 出来ませんよ どうせ・・・・・・私には」
七菜子「普通な女の子してたら 可愛いよ でも~正義感はあるから そういうとこが 好きだな~私は」
八神嵐子「ありがと 映画館に出発」
学「お姉ちゃん 助けて~」
八神嵐子「子供の幽霊? (参ったな・・・七菜子には見えないし・・・) (絶対に妖怪が絡んでるな~こりゃ)」
八神嵐子「あの七菜子 あそこのマグドンナルドンで 待っててくれないかな?」
七菜子「え~朝ごはん食べたのに」
八神嵐子「ちょっと 人助けしてくるかなって・・・」
七菜子「また~この間の おじいちゃんみたいに ヤクザ絡みとかにならないでよ」
八神嵐子「大丈夫大丈夫 あれは反省してるから」
そこの君
名前は・・・・・・
路地裏に行こう
七菜子「すぐに~戻ってきてよ」
八神嵐子「なるべく 早く戻ります 七菜子隊長」
〇港の倉庫
八神嵐子「ここでいいかな~ 私は嵐子 君の名前は?」
学「学です」
八神嵐子「ところで 学君は何から 逃げてるのかな?」
学「僕のお姉ちゃん 化け物みたいな奴に 食べられたんだ 次は僕の番だよ」
八神嵐子「わかった お姉ちゃんが助けてあげるから 安心してて」
学「ありがと って・・・ 来たよ お姉ちゃん」
化けサメ「ケケケケケケ そのガキをよこしな ってか~お前も食ってやる」
八神嵐子「学君 どっかに隠れてなさい」
学「お姉ちゃん 気をつけてね」
八神嵐子「さてと~ あんたをお刺身にしてやるからね 覚悟しなさい!!」
化けサメ「うおぇ~っ」
八神嵐子「なんか・・・吐き出した キモッ~あんた ちよっと そんなことレディの前で よくできるわね!!」
化けサメ「貴様からただならぬ 殺気や寒気を感じる こいつで様子を探らせてもらうわ」
八神嵐子「よくわかってるじゃん あんたに恨みはないけど 子供の幽霊を食べた罪は お前の命で償ってもらうわよ」
八神嵐子「なに これ (吸い込んだら・・多分・・ヤバいやつ)」
嵐子は屋根まで飛んだ
八神嵐子「ここから攻撃できないかな・・・」
八神嵐子「(嵐童っなんか~遠距離攻撃ない?)」
嵐童「雷神の加護もあるんだ~ 雷でも落としてやれば~いい」
八神嵐子「静電気みたいに貯めればいいのかな? 指に電気が蓄積されてる くらえ~雷ゴロゴロ~!! 落雷注意だよ~ん」
化けサメ「雷鳴で一撃で倒すとは・・・」
八神嵐子「今度はあんたの番ねぇ 覚悟はいいかしら?」
化けサメ「小娘め 調子に乗るなよ 死ねぃ~~」
化けサメ「どうだ 早くて 避けれまい~」
八神嵐子「避ける必要ないわね その武器ごと お前を斬るだけよ」
化けサメ「そ ん な バカな~オレが殺られるなんて・・・」
嵐子は手をかざし
妖気を集め始める
八神嵐子「これで また~3日間を寿命が伸びた いいよ~学君 出てきても~」
学「お姉ちゃん 強いんだね」
八神嵐子「楽勝楽勝」
嵐童「やれやれ 雷の力を貸してやったのに 楽勝かよ」
学「突然 なんか~出てきた」
八神嵐子「鬼よ 学君 チンピラみたいなね」
嵐童「小娘 チンピラって なんだ~その物言いは」
八神嵐子「ありがと あんたの雷の力 すごいわよ」
嵐童「雷と炎も使えるはずだ~」
八神嵐子「ハハハ 私・・・人間じゃないな 半分くらい こんなの誰かに見られたら ニュースになるわよね」
学「お姉ちゃん ありがと 僕行くね バイバイ」
八神嵐子「学君 元気でね あ~死んでたね バイバイ」
八神嵐子「七菜子 カンカンだろうな 連絡するかな・・・・・・」
八神嵐子「あ・・・スマホ 机の上に忘れてきた 急いで戻らないと~」
〇カウンター席
七菜子「ここだよ 嵐子ちゃん」
八神嵐子「お待たせ ごめん 待ったよね ここ 私が出すから~お金」
七菜子「いいよ シェイクだけだから~」
八神嵐子「私はハンバーガーとポテト 頼んでくる」
七菜子「朝ごはん食べてないの?」
八神嵐子「運動したら お腹すいたの~」
七菜子「食いしん坊だよね 嵐子ちゃんは本当に~」
七菜子「えぇえっ! 5個も食べるの!(@ ̄□ ̄@;)!!」
八神嵐子「一つ食べる?」
七菜子「うんうん 遠慮しとく」
八神嵐子「映画の始まる時間まで 何分くらい? 私・・・スマホ忘れちゃってて」
七菜子「道理で電話に出ないと思ったよ」
八神嵐子「ごめんごめん うっかりしてました」
七菜子「うーんとね 30分くらいで始まるよ」
八神嵐子「ここから 映画館まで 15分くらいだし 余裕だね」
七菜子「嵐子ちゃん 私・・・何気にここで 40分待ってたのに・・・」
八神嵐子「(そんなに戦ってたんだ・・・私) ゴメン 歩道橋でおばあちゃんを 助けてきたり~迷子の子供のお母さん 探したりしてました」
七菜子「本当に!? 嵐子ちゃんの身の回り 困った人だらけだよね」
八神嵐子「あははは・・・そーだね (ゴメン・・・今回は嘘です) 正義の味方も大変なのよ」
七菜子「いつから 正義の味方になったのよ」
八神嵐子「食べた食べた ご馳走さまでした ささぁ行こう 映画が始まっちゃう」
七菜子「私・・・待たされて ばっかりなんだけど・・・」
八神嵐子「気にしない 気にしない 気にしてたら しわが増えるよ」
七菜子「もう~嵐子ちゃんたら」
〇劇場の座席
八神嵐子「さすが~満席だよ 暁月の豚」
七菜子「座れるか~ビミョーだったから 良かったわ 嵐子ちゃん 途中で寝ないでよ 前に寝たからね」
八神嵐子「あれは退屈すぎて 13日の日曜日 あれは~ホラーなのに 全然つまなくて 寝ちゃった・・・ゴメン」
七菜子「寝たら・・・ ほっぺた ひっばって起こすからね」
八神嵐子「ハハハ (テスト勉強の時にて寝たしまって まぶたに洗濯バサミの刑にされたな~) 頑張って~最後まで今回は見ます」
一時間経過
〇劇場の座席
七菜子「なに・・・あれ~パンダ?」
八神嵐子「安息な休日をクマの化け物の登場とは 妖怪って~どこでも居るのね~まったく」
荒くれたぬいぐるみ「ヒヒヒヒヒヒ」
七菜子「嵐子ちゃん 変なパンダのぬいぐるみが居るよ 演出かしら?」
八神嵐子「アトラクションじゃないかな・・・ (こんな大勢の前でこいつを倒せない どうする・・・ そうだ!炎が出せるなら~)」
荒くれたぬいぐるみ「ヒヒヒヒヒヒ きさまら~全員 皆殺し」
八神嵐子「七菜子ちゃん 目を閉じて~」
七菜子「えっえっなに~なに いきなり 椅子が燃えてるんだけど~」
八神嵐子「皆さん 火災です 早く~避難してください」
八神嵐子「七菜子ちゃんは先に逃げて 私は逃げ遅れた人たちを助けてから 逃げるから~」
七菜子「嵐子ちゃんも一緒に逃げよう 自分の命が優先だよ」
八神嵐子「あのぬいぐるみ 火災に気がついてないから 助けてくるから 先に逃げてて」
七菜子「嵐子ちゃんもすぐに逃げてね」
荒くれたぬいぐるみ「ケケケケケケ ナンダヨ お前だけかよ つまんねぇ」
八神嵐子「あんたに恨みはないけど 映画を最後まで見れなかった 恨みと人々を脅かした罪は きっちりとつけてあげる!」
〇電脳空間
荒くれたぬいぐるみ「さあ~遊ぼうよ」
荒くれたぬいぐるみ「どれが本物の僕でしょう?」
荒くれたぬいぐるみ「ケケケケケケ」
荒くれたぬいぐるみ「いたぶり殺してやるからな」
(右じゃ!嵐子)
「右ね」
荒くれたぬいぐるみ「なぜ・・・・・・見えるんだ」
八神嵐子「あんたら 沢山いるみたいに 見えるけど 本物は一体のみ くらいなさい 地獄の火炎放射!!!」
_「ぐぎぁ~ぎゃぎゃが~」
八神嵐子「そのまま 燃えちゃいな ぬいぐるみやろぅ」
〇劇場の座席
八神嵐子「嵐童 あんた 竜巻とか 水は出せるの~」
嵐童「水は出せねぇな 突風でいいなら 出せるかもな~」
八神嵐子「駄目よ 益々燃え広がるだけよ」
雪女「そこの人間 お困りのようねぇ」
嵐童「雪女か~」
八神嵐子「雪女さん助かる~」
雪女「あんたたち 私は助けるとか 一言も言ってないけど・・・」
八神嵐子「あんたは 私に斬られたいの?」
雪女「その刀で 私を脅す気なの~」
八神嵐子「交換条件で ここの火を消してくれたら 退治しないであげるわ」
雪女「人間の指図など 聞きたくないが・・・ その条件 今回だけ のんでやろぅ」
八神嵐子「一瞬で炎が消えたし やった~!!」
雪女「お茶の子さいさいよ」
嵐童「ヒューッやるな雪女」
雪女「私は帰るから 次は敵かもね あんたとあった時は」
八神嵐子「雪山で達者に暮らせよ」
嵐童「これで3日は問題ないな 満たされた感じだ」
八神嵐子「今日は疲れた 二匹も出てくるし これって 百鬼夜行あるじゃない 100匹の妖怪を相手にしないと いけないとか~ないよね」
嵐童「100だろうが 500だろうが 倒してしまえば よかろう 嵐子」
八神嵐子「あんた 私の名前を 言ってるじゃない やっと~少しは 私のことを認めたのかしら?」
嵐童「お前には傷の再生が 出来ないだから ダメージはなるべく 食らわない方がいいからな~」
八神嵐子「あら~優しいじゃない 鬼のくせに 私に惚れるんじゃないわよ 火傷じゃすまないからね」
嵐童「お前みたいな じゃじゃ馬~だれが好きになるかよ 妹の方がまだ~ましだ」
八神嵐子「あんた シスコンなの~ なかなか・・・痛いわね そこは嘘でも私って 言うのが~正解なのに」
〇渋谷のスクランブル交差点
服部刑事「そこの君 今~映画館から 出て来なかった? なんか~火災に ぬいぐるみの通り魔が 出たって通報があったんだが~」
八神嵐子「私は気絶してて 優しいハンサムな王子に 助けられただけです なので~なにも見てません」
七菜子「嵐子ちゃん あのあとに気絶してたの? 珍しいことがあるね」
八神嵐子「煙を吸い込んでしまったのかもね 危なく~三途の川を渡る寸前でした」
服部刑事「無事なら なによりだ 早く~帰りなさい」
八神嵐子「はーい」
七菜子「帰ろう 暁月の豚 後半40分 見れなかったよ」
八神嵐子「(全然・・・見てないとか言えない) そうだね~また、見に行けば~ いいことだよ☺️七菜子ちゃん」
八神嵐子「ここで解散しょ またね 春休みは 始まったばかり 高校生ライフを満喫しょう おう~」
七菜子「勉強もするんだよ 一緒に三年になり 卒業するんだからね」
八神嵐子「七菜子ちゃんのお力を 今後も借りると思うんで よろしくお願いいたします そんじゃ~またね」
七菜子「またね 嵐子ちゃん 門限ギリギリだよ」
八神嵐子「げっ マジで・・・ヤバい5秒前じゃん 走って帰らないと~間に合わない」
〇女の子の部屋
八神嵐子「ギリギリセーフ ママはどうせ・・・残金よね」
「嵐子 今日はお寿司の出前でいいかい?」
八神嵐子「いいよ 全然 問題ありませーん」
八神嵐子「雪女 あんた いつからそこに~」
雪女「あの映画館さ 私の宿だったのよ あんたがあそこで暴れるから 宿なしになったのよ 責任取りなさいよね」
八神嵐子「使ってない部屋あるし そこ~使っていいわよ」
雪女「えっ~本当 助かるのじゃ~」
八神嵐子「なに~なに」
ユキナ「人間って 奴になってやったぞ こっちの方がなにかと 都合がよいからな~」
八神嵐子「てか~まずいよ 子供がいるって なると~マジでヤバいんだけど 隠し子とか~誰の子供よ トラブル発生の危機よ」
ユキナ「ようするに お主のおじさんの記憶を 操作して~遠い親戚の子供を 預かったって ことにしたら~問題ないわ 行ってくる!」
八神嵐子「雪女がまさか~まさか 私の家に住み着く展開になるとは」
嵐童「利用できる奴は 手駒にでもなんなりとするんだな」
八神嵐子「手駒って あ~そういえば 退治するって 脅してしまった はしたないことしたな」
ユキナ「終わったぞ 上手く記憶を操作して 親戚の子供を預かったって ことになったわい」
八神嵐子「雪女じや 言いにくいし 名前とかあるの?」
ユキナ「ユキナと呼べばいい ありきたりの名前すぎるが~」
八神嵐子「ユキナも人間の食べ物 食べるの?」
ユキナ「別に 食べなくても大丈夫 人間の妖気を少し いただくけど~かまわぬか?」
八神嵐子「二人分 吸われてるのね こりゃ・・・3日じゃ なく・・・2日になりそうね」
ユキナ「お主の 妖怪退治を手伝って あげるのじゃ」
八神嵐子「妖怪同士~戦っても 大丈夫なの?」
ユキナ「妖怪は 聞き分けが悪い奴ばかり そんで~襲ってくる奴もいる なんで~わしに噛み付くなら 殺すのも仕方ないことじゃ」
八神嵐子「あんた・・・妙におばちゃん口調よね」
ユキナ「そじゃな 500年くらい生きてるからな~」
八神嵐子「見た目は子供 中身は雪女って あんたに仲間とか居ないの?」
ユキナ「妖怪に仲間などおらん 従わせるのが~早いんじゃない お主とやりあっても勝てる保証もないし 和解できる相手なら従ってやるわ」
八神嵐子「従わせるって・・・ 言葉悪いわね 友達でいいじゃん ねぇユキナ」
ユキナ「友達ごっこでも 好きにするがいい お前を敵にすると 退治されて 消滅させられるからな~」
八神嵐子「私ってそんなに悪女に見えるのかな?」
ユキナ「第一印象は最悪じゃ わしを退治するって はっきり言ったから~な お~怖い怖い」
嵐童「お前らの漫談には飽きた 疲れたから~ 寝るぞ 嵐子」
八神嵐子「今日はありがとう~嵐童」
ユキナ「スシーってやつ 食べよう 美味しいのかな?」
八神嵐子「妹とママは パパが説明するだろうね よろしくね ユキナ」
ユキナ「よろしくなのじゃ 嵐子」
あと~どれくらいの妖怪が
居るのか嵐子は不安だった
雪女みたいにそこまで悪い妖怪
ばかりじゃないことが
わかって良かった
果たして~嵐子と嵐童の運命は
エピソードに2
END
エピソード3に続く
ピクシー「次回は私が主役よん👋またね」