粗チンのくせに生意気なっっ

はぐ兄

粗チン!粗チン!!粗チン!!!(脚本)

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〇洋館の玄関ホール
  俺の名はアレクサンダー。
  魔王を倒す為、旅に出た俺は、幾多の困難を乗り越え、ようやく魔王がいる玉座へと辿り着いた。
カミラ「あぁっ魔王さま、大変です! 人間です、人間が城の魔物達を倒して、ここまでやって来ましたよ!」
アレクサンダー「我が名はアレクサンダー! 魔王・・・ようやく見つけたぞ! 平和を乱す悪党め・・・天道の裁きを受けるがいい!」
カミラ「たった独りで乗り込んでくるなんて、なんてヤツなの・・・!」
魔王スティーヴン(以下略)「ふっ、遂にここまで来れる人間が現れたか。 アレクサンダーとやら」
魔王スティーヴン(以下略)「この私、スティーヴン=オズウェル=チャールズ=ハリー=イグネイシャス=ニコラスが直々に貴様の相手をしてやろう」
アレクサンダー「・・・は? ごめん、名前が聞き取れなかった。 もっかい言って」
魔王スティーヴン(以下略)「なんだと!? ・・・まぁいい。 もう一度言うから、覚えるが良い」
魔王スティーヴン(以下略)「我が名はスティーヴン=オズウェル=チャールズ=ハリー=イグネイシャス=ニコラス」
魔王スティーヴン(以下略)「・・・って、おいこら!人が説明してんのに、何してんだ!‪💢‪」
  アレクサンダーは、魔王が説明を始めてすぐ、スマホを取り出し、ゲームを始めていた。
アレクサンダー「え、あぁすまん。 スマホのゲームのガチャやってた」
アレクサンダー「推しキャラの新しいSSRが演出もエロ可愛いくて胸熱なんだけど、いくら課金して回しても全然当たんなくってさぁ」
アレクサンダー「今も、10連引いたのにSRすら出ないから参ったよ😅」
魔王スティーヴン(以下略)「知るか‪💢‪ こんなとこまで来てゲームすなっ!」
アレクサンダー「えー、いいじゃん、ゲームくらい! 今月最後と決めた課金で、推しキャラ当てる最後のチャンスだったんだよ!」
カミラ「くぅぅ!なんて緊張感の無さ! バカにされてますよ魔王さま!」
魔王スティーヴン(以下略)「人が話をしている時は黙って最後まで聞けと習わなかったのか貴様‪💢‪」
アレクサンダー「あー、はいはい悪かったよ。 今度はちゃんと聞くから、名前教えてくれ。 えーっと、スティーヴンなんだっけ?」
魔王スティーヴン(以下略)「ふっ、人間よ、刮目して聞くがいい! 我が名は、スティーヴン=オズウェル=チャールズ=ハリー=イグネイシャス=ニコラスだ!」
アレクサンダー「あはは、この漫才おもしれぇww」
  アレクサンダーは、スマホで漫才を鑑賞していて、魔王の話を聞いていなかった!
カミラ「んもうっ! 今度はスマホで漫才観てますよ、あいつ・・・! 魔王様に対して、なんて無礼なの!」
魔王スティーヴン(以下略)「アレクサンダーぁぁぁぁ!!💢」
アレクサンダー「え?あぁ、もう済んだ?」
魔王スティーヴン(以下略)「ぐぬぬ・・・! 人間ごときにここまでバカにされるとは何たる屈辱・・・!」
アレクサンダー「あん?動画観ながらだけど、ちゃんと聴いてたぞ。 長ったらしい名前だよなぁ。 あんなの1度で覚えれるかよ」
魔王スティーヴン(以下略)「やかましい💢 聴いたらすぐに覚えぬか、この鳥頭が💢」
アレクサンダー「悪かったな、暗記苦手なんだよ。 お前の名前長すぎるからさぁ。 頭文字取って、略称で呼ぶ事にするわ」
魔王スティーヴン(以下略)「・・・まぁ、良かろう。 お前の好きにしろ」
アレクサンダー「えーっと、頭文字はっと」
アレクサンダー「「S」teven 「O」swell 「C」harles 「H」arry 「I」gnatius 「N」icholas」
アレクサンダー「SOCHIN・・・「そちん」か。 なるほどよーし、粗チン魔王!覚悟!」
カミラ「そちん・・・?」
魔王スティーヴン(以下略)「おいこら!誰が粗チン魔王だ💢」
アレクサンダー「え?あぁ。 粗チン魔王より、魔王粗チンの方が良かった?」
魔王スティーヴン(以下略)「そういう問題じゃない! てか、粗チンじゃねーわ! 馬並みマグナムだっっ!」
カミラ「言葉の意味は良く分からないけど、馬並みマグナムって、響きがなんだか凄く強そうだから、魔王さまにピッタリね❤」
アレクサンダー「おいおい、ポークビッツのくせに、見栄張るなよ粗チン、みっともないぞ粗チン、ほら涙を拭けよ粗チン野郎」
魔王スティーヴン(以下略)「ありがとう(´;ω;`)・・・じゃねーわ💢」
  魔王は、アレクサンダーが手渡してきたハンカチを床に投げつけた。
魔王スティーヴン(以下略)「さりげなく、最後に野郎を付けおって💢 誰がポークビッツサイズだ! あと泣いとらんわ💢」
アレクサンダー「(・ωく)てへぺろ」
魔王スティーヴン(以下略)「おのれ、粗チン粗チンとバカにしおって・・・! 死ねぇアレクサンダー!」

コメント

  • カーチス(以下略)様と同様の設定ながら、まさかの頭文字!笑ってしまいました!
    自称マグナム、他称ポークビッツ、お約束ですが楽しいですねー

  • まさかテヘペロとカーチス(以下略)シリーズの第二弾が読めるとは。そして今回はDAIGOの「DAI語」方式で攻めてくるとは。不意を突かれました。作者さんの徹底して下ネタを貫き通す姿勢には頭が下がります(あ、下ネタじゃないですよ)。

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